町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

忠生図師緑地保全の森を視察

2007年09月15日 | 活動日誌
忠生図師緑地保全の森を視察しました。現在、ここは従来町田市が所有していた場所が民間に売却されたことから、大規模な宅地開発の計画が進められています。この土地売却をめぐり町田市はこの近隣住民より訴訟を起こされている。この森には貴重な生態系が残っており、この森の自然を大切に思い、保全に協力的であった住民感情からすれば町田市の行為は、市民協働の意識とはかけはなれたものと映り結果的に住民の怒りを買ったわけである。
実際に、中を奥地まで入ると小川が流れ、都心の雑踏から遮断された雰囲気は、避暑地を思わせるほどであり、自然を満喫するには掛け替えのない場所だ。
案内をしていただいた方から、以前は水がもっと豊富で山葵なんかも作っていたんですよと窺い、こうした自然が失われることに、なんとも言えないさみしいものを感じる。これも極端かもしれないが、全国一律の都市行政を行ってきた結末なのだろうか。
来週は、この森をめぐっての請願案件について委員会審議を行うため、視察を行いましたが、抜本的な改革が行われなければ、宅地開発の流れが止まらないという問題が根底にはあると思う。