マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

クヤ165-1:教習車

2012-06-20 00:30:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
クヤ165-1:教習車


クヤ165、その名前は中学生の頃から知っていましたが、実物を見ることはありませんでした。
昭和49年に名古屋鉄道管理局の165系電車教習用車両として、当時余剰となっていたサハシ153-15から改造された事業用車です。施工は浜松工場です。同類には、クハ103に似たクヤ153-1も存在しました。



平成21年8月22日 佐久間レールパークにて

サハシ153の多くはサハシ169に改造されましたが、さらに余剰となった車両を活用して誕生した教習車。まるで165系の顔をペシャンコにしたような顔立ちが特徴です。もちろん、側面もサハシ時代の面影を多く残しています。
兄弟車でクヤ153-1という車両もありましたが、前面は103系低運転台のような顔つき、側面のドア数も違うなど、多くの相違が見られました。

佐久間レールパークが閉園になると聞きつけ、慌てて出掛けていくことになり、なんとか記録することが出来ましたが、同車はリニア・鉄道館に保存されることも無く、平成22年7月に現地で解体されてしまったとのことです。貴重なサハシの面影を残す車両であっただけに、非常に残念です。

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キハ20・40・45・58系:水郡線

2012-06-18 00:30:00 | 国鉄・JR普通列車
キハ20・40・45・58系:水郡線


水郡線は、水戸~郡山を結ぶローカル線で、かつては急行「奥久慈」が走っていました。
水戸の「水」と郡山の「郡」をとって「水郡線」となりましたが、規則上は水戸~安積永盛となります。同じような名前を持つ線で首都圏だと「八高線」がありますね。

私はこの水郡線を完乗したことはなく、ローカル線として撮影に行ったことは無かったですが、水郡線にSLが走ったとき、列車又はクルマで数回行ったことがあります。
今日ご覧いただくのは、SL撮影の合間に撮った普通列車の写真です。

※写真は大きくなるようにしてあります。



昭和60年4月30日 水郡線 撮影場所不詳

築堤を行くDC普通列車。キハ40×2+キハ45×2の4連です。
キハ45は、キハ20系以降、通勤・通学にもローカル運用にも使える車両として、キハ20系生産終了以後製造された車両です。
しかし、間もなく新鋭キハ40系各種が誕生したことにより比較的少数の生産に終わってしまいました。



昭和60年5月8日 水郡線 撮影場所不詳

こちらは別の日に撮影したキハ45ほか3連。キハ45が先頭なので、顔が良く判ると思います。
高運転台でユニットサッシを伴い、当時新鋭のキハ40と似た印象の顔となっていますが、車体幅がキハ20系時代と同じく狭いため、ちょうど合いの子のような感じです。いわゆる過渡期のスタイルであることが想像できます。



昭和60年5月8日 水郡線 撮影場所不詳

上の写真と同日に撮影したものですが、こちらはちょっとバラエティーで、右先頭からキハ28+キハ25+キハ40×2の4連です。
キハ40系の投入により活躍の場が完全になくなりつつあったキハ20系ですが、、まだ少々運用が残っていたようです。
凸凹な車両がランダムにつながれた、ローカルの雰囲気の水郡線でした。

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小田急電鉄 3100形NSE:特急「はこね」

2012-06-16 00:30:00 | 私鉄(大手)
小田急電鉄 3100形NSE:特急「はこね」


小田急ロマンスカーの代名詞と言えば、今はVSEを指すのでしょうかね。
特急列車の魅力が高い小田急電鉄は、その時代ごとに顔となるロマンスカーを導入してきましたが、その中でも長らく顔を務めてきたのは3100形NSEでしょうか?



昭和57年5月 登戸駅付近にて NSE車使用の「はこね」

マミヤM645の試運転の際に撮影していたものです。
当時はそれほど好きな形式ではなく、国鉄だけでもネタは尽きない時代でしたから、特に縁の無い小田急線の撮影って言うのは基本的になかったですね。

この頃のNSE車は、ヘッドマークが大型の差込式で、国鉄ボンネット車の様なホームベース型をしています。
このあと引退するまで写真を撮らなかったのは、ロール式になって余りにも印象が変わってしまったからだと思います。
でも、今思えば沢山撮っておけば良かったと・・・。



平成18年10月14日 海老名車庫にて

オマケ画像で、フェスタでの1コマです。名車は今でも大切に保存されています。

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373系:特急「東海」

2012-06-14 00:30:00 | 国鉄・JR特急列車
373系:特急「東海」


「東海」と言えば、東海道の優等列車の中でも由緒ある名称であり、東海道新幹線の開業後も地域の補完優等列車として長らく活躍しました。
153系急行車両によるグレードアップ、老朽化に伴う165系の導入もありましたが、急行形車両の引退を機に、平成3年3月、JR東海の373系を使用した特急列車に格上げとなっています。





平成19年1月7日 品川駅にて 373系 特急「東海」

当時は新型車両にも全く興味が無く、写真を撮ることが全然ありませんでした。
しかし、利用客の低迷からとうとう廃止のアナウンスがあり、ついでではありますが撮影したものです。
デジカメにまだ慣れず、どうにも構図の良くない写真となってしまいましたが、同列車を撮影したのは最初で最後となってしまいました。

そして平成19年3月、50年にも及ぶ運転の歴史に幕を下ろすことになりました。

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直流型電気機関車:EF651069~1079(6次車その2)

2012-06-12 00:30:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
直流型電気機関車:EF651069~1079(6次車その2)


EF651000番代は、先に誕生した0番代一般型や500番代の改良版として誕生したマイナーチェンジ車です。
主な改良点は、寒冷地での使用に応えるために耐雪耐寒を装備しており、また、同じく寒冷地での重連運用を考慮して貫通扉が設けられすべての車両が重連仕様となっている点において、0番代一般型や500番代と大きく異なります。
貨客両用の装備もあることから、PF型とも称されています。

5次車の製造で一旦終わったかのように思われたPFですが、昭和50年に製造が再開されました。それまでの菱形パンタ(PS17)からクロスパンタ(PS22B)が搭載され、かなり印象が変わっています。
6次車は昭和50年度~51年度にわたって製造された1056号機以降が該当し、1069~1091号機までが51年度債務車となり、主に首都圏の貨物列車用の旧型電機の置き換え用として誕生しています。
本日はこの昭和51年度債務車のうち1069号機~1079号機までをご紹介いたします。



1069号機 平成22年5月02日 黒磯駅にて


1069号機 平成23年2月25日 大宮~土呂間にて

何故か片エンドの貫通扉だけが3色塗装でした。



1070号機 平成21年8月9日 2082レ



1072号機 平成23年4月24日 4094レ



1074号機 平成22年11月13日 4094レ



1075号機 平成20年5月24日 大宮車両所にて


1075号機 平成22年5月9日 2071レ



1076号機 平成23年6月11日 3050レ



1077号機 平成22年2月18日 5789レ

懐かしの紙輸送もこの時代はPFが牽引していました。



1077号機 平成23年6月18日 4094レ



1078号機 平成22年3月20日 3074レ



1079号機 平成23年6月11日 3071レ

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