ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

我が家は大丈夫、と思ってたら・・・

2021-07-26 14:54:22 | 畑仕事

 どこもかしこもイノシシ被害の話しばっかり。神出鬼没、傍若無人ぶりに手を焼いて、田んぼも畑も電柵だらけだ。危なくって下手に草刈りだってできやしねえぜ。家?我が家は大丈夫さ、何故かイノシシ避けて通るから。農薬も化学肥料も使わず、自然に優しい農業してるから、お目こぼしで守られてるんだぜ。

 なぁんて気抜いてたら、やられたぁぁぁぁ!

 うーん、カラスの奴め!鵜の目、鷹の目、カラスの目で、葉っぱに覆われたスイカ見つけやがった。どうしてだよ?毎日、朝と夕に見回りして、実がなるそばからコンテナ被せて回ってんだぜ。今年こそ、1個たりとも突かれるもんかい!って気合いれて、育ててたのに、3日前に1個、そして昨日もまた1個。まだ、熟してないってぇの!

 スイカって、一晩でぐいーんと大きくなるからね、着果後、4、5日もすればソフトホールくらいの大きさに育っちまうのさ。それとあの縞模様、人間の目を眩ますカモフラ柄だもの。それでも、カラスより早く発見したのが15個以上、畑にコンテナがあちこちに転がっている。まっ、欲はかかいないことだな。カラスだって生きなきゃならんのだし。

 ここ数年増えてきてるのがヤマドリだ。雉とよく似てるそうだが、山に住むからヤマドリ、本当かよ?以前は、人里近くには出没しなかったんだが、近頃じゃ畑やら藪やら、歩き回ったり、低空飛行したりしている。親子連れで散策する姿もたまに見る。

 こやつもついに害鳥の仲間入りを果たしやがった。ハウスのトマト突き回ったのだ。赤く色づいてそろそろ食べごろ、って楽しみにしてたやつを一つ残らず味見?してダメにしてくれた。

 夕方の水やりで気づいた神さん、パニック状態、今夜もまたきっと襲来する!って恐れ慌てて防御ネットを張り始めた。突いたトマトはみな取ったから、残るはまだ未熟な果実ばかり、対策は明日でも間に合うさ、なんてとても口を挟む余地はなし。日も落ちかかっていたが、言われるままにネットでぐるりと囲った。これで、ヤマドリ対策は完了。

 残る防御対象は、トウモロコシ。こっちはハクビシンだ。キュウリトンネルの中に作っているので、実は付いているが、まだ気づかれてはいない。と、言っても時間の問題、しまった!手遅れだったか!とならぬうちにこれまだネットで囲わないと。明日、明日するから、それまで気づかずいてくれよな、ハクビシン君!

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見るもんかい、オリンピック!

2021-07-25 15:20:37 | 世の中へ

 決めたぜ、東京五輪関連のテレビは見ない!新聞も読まない!

 大好きなサッカー、今夜はメキシコ戦だけど、うーん、見ない、見ない、見ない!頑なに目を背ける。次々とメダル獲得の報道飛び込んで来るけど、すぐにチャンネルを変える。スポーツ欄は開かない。

 迷ってたんだよ、正直。開催には最後まで反対してたし、今でもその気持ちは変わらない。この調子でコロナの蔓延が止まらなけりゃ、急遽中止!ってことだって有り得ると思ってる。でも、せっかくやってるなら、せめてサッカーだけでも、その活躍ぶり、見せてもらおうか?なっ、サッカーだけだから、・・・でも、それ、おかしいだろ、筋通ってねえだろ。止めろって言って、始まりゃ見るって、なんとも手前勝手だろ。でも、見たい!三苫のドリブルが見たい、久保の切れ込みが見たい、堂安のスーパーゴールが見たい。富安が、相馬が、田中碧が・・・

 が、開始とともに聞こえて来た一言。「始まったんだから、みんなで応援しよう」って声に引っ叩かれた!氷水浴びせられた!あっ、この暑さじゃ気持ちいいか。いやまず、ともかく、それって、決まったんだから、議論は中止、反論はなかったことにしろ、ってことだろ。

 おいおい、どっかで聞いたようなセリフだぜ。そうさ、満州事変から日中戦争、そして太平洋戦争へ!戦い始まったら、議論は中止、すべては祖国の勝利のために!って異論はすべて封殺、弾圧して一丸になって突き進んで行ったあの過去の悲惨な出来事だ。

 変わっちゃいないぜその心性。無意識の同化圧力。挙国一致、大政翼賛!

 なんだって、議論が中断されるんだよ。反論が消し去られるんだよ。全然、解決されちゃいないんだぜ。開催の意義そのものだって、月替わりで張り替えられてきただろ。復興の五輪から、コロナに打ち勝った証しから、世界中に希望と勇気を、って、どれもこれもただのこじつけその場限りの言い逃れに過ぎないのさ。

 土台、嘘ついて引っ張って来たオリパラだからな。安部の「福島はアンダーコントロール」「8月の東京は温暖で快適」に始まり、金のかからない大会、多様性の発揮、すべて出まかせで、今じゃ、完全に菅の政治的ギャンブルのはり札になっちまった。「大穴来れば一発逆転、父ちゃん大儲けすっからな!」って、なんだって、菅の政権延命の一勝負に付き合わされるんだよ。国民の命と健康、質入れして挑戦するんじゃねえよ。

 なぁに、金メダルが転がり込んで来りゃ、世論なんてイチコロだぜ。って、とことん舐められてるんだからな、皆の衆。

 始まったら、決まったら、議論は帳消し、あるは目的完遂のみ!このあまりに日本的な一体感覚、そんなもんに、取り込まれるもんかよ!決まろうと、始まろうと、ダメなものはダメ!納得いかんものは納得行かん!って言い続けることが大切なんだと思うぜ。ずるずるとなし崩しで同化しないで、異物としてとどまること、異論はとことん、主張し続けること反対意見が並立して当たり前、そんな常識をフツウのあり方にしていくこと。今できなくて、この先もっと切羽詰まってやせ我慢できるわけがない。

 そのためにも、オリンピックには背を向ける。異議や不満は発信し続ける。と、ちょっと頑なに決心しちまったってわけさ。

 だってさぁ、反対のデモ、500人くらい出ただけで、交通の妨げだ、なんてたわごと言う芸人がコメンテーター勤まる現状なんだぜ。ヤバイと思わないか?

 

コメント (4)
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意欲満々!認知症役者?

2021-07-24 14:46:41 | 菜の花座

 「認知症コント、そろそろ仕上げてもらわないと・・」、おっ、来たか、台本要求。そうだよなぁ、7月中に書き上げるって約束だものな。1カ月稽古して8月末から町内小学校を回る。

 今年で5年目か?続くもんだよなぁ、そんなに気に入ってくれてるのかい、小学生。贅沢なプログラムだもの、アマチュアとは言え、役者が何人か出向いて10数人の子供たちの前で演ずる。それも、新作コントだよ。駐在さんの特別出演あり、っていうのも興味津々の試みだと思うぜ。

 メンバーは、菜の花座のえり抜き、平日時間が取れるシニア役者が主体だ。中でも、常に主役を張るのは、菜の花座代表ユウタロウさん。今回だって、役場からの継続申し出を嬉々として受けてきたからね。呆け老人役がよほど気に入っているのだろう。あるいは、自分の持ち芸と大切に思っているのかもしれない。偉い!

 呆け役なんてぇ、なんて尻込みしないどころか、「11月公演のセリフ、全部入ったから、今なら認知症コントもすぐに覚えられる」って、すげえ意欲だぜ。さすが代表!性根の据わり具合が違うぜ。

 相手役のヒロコさん、こっちも演じることなら場所、相手を選ばない根性役者だ。コロナ禍じゃあるし町内のメンバーだけで、と二人芝居を考えていたが、ここに来て、シニアは全員がワクチン接種完了。だったら、こちらも常連のカズコさんにも出てもらおうか。三人ともども、快諾の潔さだ。

 と、なれば、さっさと書かかにゃならんぜ。

 前回は、専門知識、例えば英会話とか、を持つ認知症患者だってたくさんいるんだよ、ちょっと、歯車がかみ合わないのは、認識機能の一部分だけなんだ、って話しを書いた。さぁて、今回は何を主題に書くかねぇ。コントだから、笑いは必要だ。でも、それは嘲りや馬鹿にした笑いじゃない。どこがずれた行動が引き起こすほんのりとした笑い、みんなで、暖かく見守れるような優しさを湛えたなごみの笑い。子どもたちの心にいたわりの気持ちがしみとおるような話を書かなくっちゃね。

 そう、年取れば半数以上の人は呆けるんだから、人間のごくごく普通の成り行きとしての認知症、ここらあたりかな。さっ、残された時間は4日だからな。

画像はオクダ内科クリニックさんのHPからお借りしました。こんなおおらかなコントが出来るといいよな。

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日本人の歴史認識はガラパゴス!

2021-07-23 14:29:45 | 世の中へ

 あっちゃぁぁぁ、小林賢太郎、クビだって!

 大好きなコメディアン、コント、構成作家だったのにぃぃぃ。舞台は見たことないが、ビデオとかNHKの「小林賢太郎テレビ」なんかは必ず見てた。とてもシュールで、際立ったセンスの良さ、吉本的えげつなさと対極で、知的で品があり、とても貴重、って言うか、お手本のような笑いの教本だった。突き抜けていて、とても真似とかできない世界だったけど。

 ユダヤ人虐殺をネタにしてたんじゃ、仕方ないだろうな。日本の常識、世界の非常識だから。あの知的な小林にしてこの無理解、感受性欠落、これはもう、日本人問題って言っていいよな。

 あまりに知らな過ぎるんだぜ、歴史を。ナチスのホロコーストのことだって、どんだけ知ってることか?『アンネの日記』知ってる?『シンドラーのリスト』見た?アンケート調査してみたいよ。なんせ、けっこうな著名人が、「虐殺はなかった!」と言い放ったり、「ナチスの方法に学ぶべき」なんてことを副総理が広言する国だもの。そうそう、小林のホロコーストネタをご注進した中山副防衛大臣には、是が非でも麻生の発言をサイモン・ウィーゼンタール・センターに報告していただきたいものだ。

 新聞でも、日本の歴史教育の欠陥が指摘されていた。現代史がほとんど教えられていないからって。現代史のカット、入試に出ないからとか、時間が不足して、なんてことが理由として挙げられてきた。けど、そりゃ違うな。

 支配者層、つまり現在の自民党およびそれをバックアップする愛国保守層が現代史を教えることに反対だったからさ。戦前の国内外への残虐行為や抑圧的歴史があからさまになってしまうのが、何としても嫌だったんだ。安倍なんかにしてみりゃ、大好きなお祖父ちゃん、岸伸介のこと悪く言うな!ってことなのさ。ともかく、彼らは歴史学者、法律学者が大嫌いだ。ほら、昨年の日本学術会議委員の任命拒否、あの政府の横暴を思い出せばわかるだろ。自分たちに不都合な事実は、なかったことにしたい、事実は抹殺したい、それが、日本でずっと続いてきたことなんだ。

 この知らしむべからず、の夜郎自大が、今や、完全に世界標準からの大きな隔たりへと導いしてしまったってことだ。

 歴史事実だけじゃない。森は女性蔑視発言で退場し、佐々木とやらは容姿揶揄で転げ落ちた。ともかく、いろんな面で、日本は世界の常識から落ちこぼれてしまってるんだ。その事実を如実に表していたのが、小林解任の記事の隣に載っていた軍艦島の世界遺産登録に対するユネスコの強い懸念表明の記事だ。

 朝鮮人徴用工の悲惨な実態を記録表現するという登録申請の際の条件が守られていない。この点を早急に改善するようにとの勧告だ。これに対する加藤官房長官、つまり政府の返答は、十分対応していると、真っ向否定だ。この強気の姿勢は、ネトウヨ界隈の朝鮮人虐待などなかったとの発言に押されてのものだろう。もう、政治権力の中枢(とりわけ安倍!)が、ネトウヨ史観で雁字搦めなんだ、世界から置いてけぼり食らうのはと当然だよ。

 こうやって、都合のいいように歴史を書き換え、史実を曲げ、旧弊な道徳、家族観を頑なに守ろうとする指導層がこの国を牛耳っている限り、井の中の蛙は壷中の天の夢想に腐って行くだけなんだぜ。膿なんて絞り出せるはずがない。自分たちの頭脳の中身そのものなんだから。

 どうするよ、彼らと心中するのかい?

 

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イモチ、今年は大丈夫?

2021-07-22 16:26:05 | 米つくり

 去年の今頃、田んぼイモチだらけだった!うーん、かなり酷そう。

 過去ブログ、記録として役に立つなぁ。いや、もちろん、忘れろったって忘れられないけど。記事じゃ、広がるイモチに、必死の草取りで対抗しようとする姿、いじましい。この先、天候回復して葉イモチが穂に進まないことを祈っている、その切なる気持ち、よぉーくわかる。が、無理だよねぇ、この時期に葉イモチが広がれば、いかに真夏の太陽で焼かれようと、押しとどめることなんてできない。

 精いっぱいの草刈りと衷心よりの祈りに関わらず、イモチは穂首に至り、実りを妨げ、収穫は半減した!

 手ひどい失敗に懲りて、今年は堆肥も減らし、時期も早めて耕耘をさっさと済ませて、土に馴染むようにした。その甲斐あってか、今のところイモチの病斑はほとんど見当たらない。

 去年みたいな長い梅雨も無かったからなぁ、それも大きいかも。曇天、やや高めの気温、ムシムシと湿度高め、これがイモチのお気に入りの気象条件なんだ。今年は幸いさっさと梅雨空通り越して真夏に一直線!だったから、イネは喜んでるよ、育つ姿ではっきりわかる。

 ただ、不安はあった。いや、まだ、ある。

 運ばれて来た堆肥、今年はやたら大量で、余分は畑に運んだものの、下ろしてくれた場所にはかなりの堆肥が残ってしまった。せっせとスコップで土がらみ掬い取ったんだが、とても除去できるもんじゃない。結局、力尽き、その一帯半径5メートルほどが濃厚堆肥散布個所になっちまった。水入れて代掻きした後でも、いや、それから2か月経った今でも、トロトロで土と堆肥の混在がはっきりわかる。ここまで堆肥多かったら当然その部分はイモチ大発生だろうな、これはとっくに諦めきっていた。

 ところが、だ。このまるで堆肥に植えたようなイネ株にイモチがまったく出ていない!いや、もちろん、今のところって話しだ。この先、出て来る恐れは大いにある。葉の緑は窒素過多で濃いし、丈も高く茎数も圧倒的だ。どうみたって、イモチ好みの肥満体だ。なのに、イモチが見当たらない!

 これ、これまでの常識を覆す事態なんだぜ。どう考えたらいいのさ?

 一つの理解は、先に書いた好天候。も一つ去年との違いは、徹底した除草機押し、ってことかな。何度もしつこく土を引っ掻き回したからなぁ。酸素をできるだけ送り込んで、堆肥の窒素分をできるだけ早く分解させようってね。その成果は、あったと思う。ってのは、土が臭くないことなんだ。こんだけ堆肥入ってたら土中でメタンが発生してどぶ臭くなるもんだが、それがない。トロトロ土を嗅いでみても他の個所と変わりがない。メタンは根っこを痛めるから、これが出るとイネも弱って病気も出やすくなる。それを何度もかき混ぜることで、分解が進んで難を逃れた、って仮説なんだが、どうだろう?

 なぁんてことを、すっくと育つイネの元気な姿に目を細めつつ思案したりして、ふふふ、こういう願い通りの米作りは最高だぜぇ。

 だから、6回も除草機押し、さらに2回も株間除草に入る気になるってことなのさ。

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