ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

畑が埋まった!

2020-05-26 12:59:50 | 農業

 加工トマトの苗、今年は堆肥もぼかしふんだんにあるから、植え溝にたっぷり播いて、植え付け。これまたゆとりの稲わらで分厚く覆ってすべて完了だぜ。畝半分ほどの空きが2か所が残るだけ。ここは予定なし。何か頂き物の苗がくれば、植えることにしよう。ってことで、畑すべて野菜たちで埋まった。

 気がかりだった玉ねぎの雑草、強靭なハコベも取り除いたし、大根、ニンジンの間引きも済んだ。

 ジャガイモ4種も出そろって、すでに土寄せもした。実取りも鞘もエンドウは蔓がぐいーんと伸びてきた。つたわせるネットの準備も万全だ。

 早くも収穫始めているが、小松菜3種とホウレンソウと春菊。朝昼晩、食卓をにぎわせてくれている。って、言うか、野菜はそれしかない。あとは、山菜のウルイとウドくらい。ばっかり食に違いないが、緑、生き生きの菜っ葉を存分に食べると、俄然、体、張り切ってきたのがわかる。冬から立て続けの体調不良も、これできっぱりおさらばだぜ。

 それでも、ハウスの中にゃ、野菜苗たちが、今や遅しと出番待ちだ。田植えが終われば、空いたハウスに植えるつもりの生食トマトと20本強、プリンスメロンとニューメロン。減反田んぼに植えるカボチャの追加苗と里芋。

 母親の介護しながら時折手伝ってくれる神さんの手が大きい。一人の時には、荒し放題だった玄関前も、ハーブ園になりつつある。やっぱり二人は強い。

 さっ、これで、田植えに専念できる。田んぼに水がたまれば、代掻きじゃい。しばらく、イネとのお付き合いで、野菜のお世話は休業だぜ。しっかり育ちなよ!

 

 

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ワーキングクラスヒーロー

2020-05-25 09:38:03 | 映画

 今頃、『私はダニエル・ブレイク』かよ、4年前の映画だろ。なぁに、俺にとっちゃ昨日の映画だ。いやこの先ずっと今の映画であり続けるさ。

 と、開き直って始めるが、いい映画だよなぁ。まさに、ケン・ローチ監督だ。社会に振り回される優しく正直者のジイサンの奮闘の悲話だが、真っ直ぐだねぇ、ほんと正攻法だぜ。医者から働くなと言われ、役所ではたらい回しされ、それでも必死に努力して、できないネットでの書類申請に挑み、求職の実績作りに歩き回る。同じように公的支援からはじき出され途方に暮れる母子を手助けしつつ、なんとか、生きるすべを探し求めるが、ついには・・・。

 報われず、落ちこぼれる社会的弱者、いや立場は弱いが人は逞しい、のもがき苦しむ姿、どうしたって是枝監督の『万引き家族』と比較したくなる。どっちにも万引き出てくるし、子供たちいるし、血縁なしのつながりってところも似通ってる。貧しい人たちのやさしさに心寄せてて、両監督の根っこは同じだよなぁ、って感じた。

 ただ、ケン・ローチは真っ向勝負だよな。是枝さんの屈曲とはずいぶん隔たってる。職安の無理難題の連続についに切れてダニエルが建物の壁に抗議の落書きをする、ここが一つの見せ場だが、万引き家族にゃあんな正々堂々の抗議なんて出てこないもの。

 ダニエルのブチ切れ行動、これが通りがかりの多くの人たちの共感を呼ぶ。期せずして突然の抗議集会になっちまう。突然の連帯!が出現する。『万引き家族』はあくまで個別事案にとどまるわけさ。

 二人の資質の違いてのも大きいんだろうが、イギリス、日本、社会構造の相違てのが大きいんじゃないかって思うんだ。

 階級社会のあるなし、ってことだ。日本で暮らしてると、労働者階級、なんて言葉だけで実態、ほぼゼロだが、どうもイギリスは大いに違うようなんだぜ。ジョン・レノンの『ワーキングクラスヒーロー』なんて名曲あるくらいだし、映画にもこの階級意識をもとに幾つも名作が作られてる。『長距離ランナーの孤独』、『ブラス』、『フルモンティ』、『リトルダンサー』。どれも心打つ映画だったよな。はっきりと階級が分かれていて、しかも、その階級意識を大切にしている。去年ベストセラーになった『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を書いたブレィディみかこなんて、その労働者階級に憧れてイギリス社会に飛び込んだって話しだしな。

 で、ケン・ローチは、言うまでもなく、この労働者階級に足をしっかと据えて作品作ってるわけだ。その確固たる基盤が、彼の直球勝負を支えてるんだよ。労働者階級に対する愛と信頼だろうな。そして、理不尽は別の階級からやってくる。ここらが、ややもすると、単純な区分けになっちまう理由でもある。そう、黒白はっきりし過ぎてる。『ダニエル・ブレイク』に関して言えば、彼の葬儀に参列する人たちはどこまでも優しく愛に満ちている。それに対して職安の管理者や売春組織にかかわる人間たちの素っ気ない描かれ方!正邪がはっきりしている。

 『万引き家族』じゃそうはいかない。疑似家族の絆はせつなく愛おしいんだが、ダニエルのように、胸を張って闊歩し、堂々と主張なんてできない。誰もが脛に傷持つ身だ。周囲の下積みの人たちも自分のことで精いっぱいだ。とてもじゃないが、腕を組んでシュプレヒコール(ダニエルに爵位を!)叫んだりしない。せいぜいが、駄菓子屋のジイサンのようにそっと菓子を渡してくれるくらいのことだ。

 ケン・ローチ的なすっきりとした社会観に強く引き付けられる。だから、涙が止まらない。でも、心の底じゃ、物足りないものを感じてる。そんなすきりしちゃいないだろ。ダニエルのようなとこんとん愛すべき人間なんていやしないさとも感じる。

 とは言っても、貧困と格差は日本でだって同じこと、せめてもっと格差を指摘する意識持てよ、とも感じる。曖昧に能力の差とか、自己責任で我慢したりせず、社会を構造的にとらえれば、そこから見えてくることは多いはずなんだぜ。

 「コロナ貧困で若い女性が風俗に入ってくる、楽しみだぁ!」なんてほざく芸人がテレビの人気番組のMCだなんて、とんでも社会のいい加減さを見過ごしたりはしないはずだぜ!

 

 

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田植え1週間前、苗立ち直った!

2020-05-24 09:39:40 | 農業

 かなりの冒険だよな、種播き直しなんてさ。それも、播いてから10日も経ってからだぜ。

 順調に育ったとしてもかなりの遅れ。もし、上手く行かなかったら、思いやるだけで、怖~~~い!どうしよう?って、そん時は潔く、ひぇぇぇぇ!

 種なんて播きゃ芽が出て、ほっときゃ育つでしょ、ってそんな簡単なもんじゃないから。そりゃ、床土も新たに用意し、播種機も借り直して、掛土も買ってきて、種も芽出しを済ませて、・・・ほらほら、容易ならざる技だろうが。

 それをことごとく、代替え策で済まそうってんだから。床土は余ったものを畑土と燻炭で割って窒素肥効を薄める。どんくらい?うーん、半々か?って適当に判断。播種機は借りればさらに数万円のリース料、嫌だ、バカ臭い、そんなの。

 土も足りない、種も残り物、とても全とっかえとはいかないぜ。一部でも発芽した箱は、ダメだった部分の土を上部2/3をほじくり出して、種数粒を入れ、覆土する。こんな妥協も必要だ。ただ、床土は種腐らせたもののまま、ちっとは掻き出したって言ったって、たっぷり残ってる。また悪さして、発芽しない!ってことだって考えられる。間に合わせで作った床土の肥効も不安だ。

 しかも、播き直し完了までなんと6日!ってことは初日に播いたものと、最終日じゃほぼ1週間の時間差があるってことだ。果たして、追いついて田植え可能にまで育つか?残した発芽苗のその後も心配だ。育ち過ぎないか?多過ぎのボカシのせいで、病気発生しないか?生育に最大2週間と4日の差があるわけだ。いつ、プールに水を張るか?これまた夜も寝られぬ心配ごとだぜ。

 で、田植えまで1週間。やっと、先が見えたぜ!発芽遅れのヒトメボレもどうやら出そろい、葉色も上がってきた。まだ丈が足りないが、これから田植えまで天候良好ってことだから、なんとか追いつけるだろう。コシヒカリは、残し苗も逞しく、播き直し苗も元気でぐんぐん伸びている。もう、今日明日植えたっていいくらいのもんだ。

 満月モチも、我が家分8枚、小学校に渡す分8枚、どうやら確保できそうだ。おっと、つい先週始まったばかりの小学校、田植え授業なんてするゆとりあるか?わからんが、準備だけはしとかんとな。

 危うかった黒米も発芽不順部分は枯れたが、残りは繁るほどの勢いだ。すでに5日ほど前からすべてのプールに水を入れたから、多少の寒暖の変化など、ものともしない。

 やっとやっと、不安から解放されたぜ。もう、隠すことない。誰に見られても、蔑みや哀れみの目でみられることもない。胸を張って、いや、それほどじゃないが、大失敗をひっくり返せたぜ、って言える。あの5月3日の決断!よくぞ、思い切った!様々な判断、ほぼ的確だった!あとは、田植えして、活着して、育って、どれだけ実るか?お天道様まかせ、ってことだぜ。

 

 

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矢継ぎ早に田の準備!

2020-05-23 13:58:25 | 農業

 いいなぁ、田植え終わって 。ふふ,、でも、寒いもんな、ストーブ焚くくらいだ。これじゃ、植えた苗だって、田んぼの中でじっと我慢だろうぜ。って、人の不幸を喜ぶんじゃない。

 こっちゃようやく田うないだぜ。まっ、種播き直して10日遅れ、まだ時間はたっぷりある。とは言ってもなぁ、周りがどんどん捗ってくと、落ち着いちゃいられないのさ。堆肥届いて早速、肥料撒き1日、堆肥散布に2日かかって、畔草刈り1日、ようやくトラクター仕事だ。

 今年の田んぼ、異変ありだな。畔に生える雑草が、田んぼの中にも侵入!境界線がまったく見えない。田んぼに踏み込んで草刈り、なんて初めての経験だ。一冬、雪に埋もれなかったからな、雑草たちも勢力争いね激しかったんだろう。そんなことで、田うないも周辺部分はみっちり、2度も3度も回って刈った草とその根っこを、徹底的に鋤きこんだ。

 トラクター、素直に動いてくれんだろうな?突如、エンスト!とか、ロータリーが回らない!とか、アタッチメントを落とした!とか、過去の苦い思い出がよみがえって来て、運転中、ずっと不安だった。なんたって、30年?いや、40年物のトラクターだからな。ボンネットの取り付け部分も片側腐食して、開けると、一気に傾いて辛うじてくっつている反対側もねじ切れそう!だから、ボンネット開けるときは、前につっかえの箱を置いて、その上にそっと横たえる。バッテリーだって、ガソリンスタンドで、買い替えにゃダメ!って三行半投げつけられた代物だし、もうそおっと、わがままで歳食ったお姫様相手にするような気の使いようなんだぜ。

 それでも、機嫌がよかったのか、エンジンも順調、耕耘の爪も無難に職務を果たし、午前、午後、ほぼすべて費やして、どうにか終わった。さっ、戻ろう、と思った途端、エンスト!うん、もう!

 仕方ねえ、歩いて家に取って返し、トラックにブースターケーブルとボンネット置きの箱を積み込んで、トンボ帰り。軽トラのバッテリーから輸血してやって、ようやく始動。もう、手間とらせやがって!トラクター動いてるうちに、車庫に収納、歩いて引き返し、トラックを運転して戻って、やれやれやれ、ようやっと田んぼ8枚、田うない、終わった。 

 これで水入れりゃ、代掻きできるんだが、その前に、田の四隅を均しておかにゃならん。ロータリーの爪てのは、端の端まで、耕してはくれないんでね、どうしても、その部分に土が高く残ってしまうんだ。スコップ使って、掘り返しちゃ中に放り込み、隅々まで平らにする。この作業がまた半日の仕事。よしっ!

 水をため始めるのは、今度の日曜でいい。幸い、このところ雨続きだから、水の奪い合いにもならんだろうし、さっさとたまるはずだ。

 さぁぁぁて、代掻き前、残る難題は、ロータリーを代掻き用のもの取り換える作業だ。これが、厄介なんだぜ。って、まっ、俺が下手くそなんだがな。いつだって上手く行かずに苛立つから、こいつは天気予報を見て、穏やかな晴れ間だな。って、ことで、田んぼの準備は着々だぜ。あとは、播き直しした苗の育ちいかんだな。

 

 

 

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ツイッターにハマった!

2020-05-22 14:00:49 | 世の中へ

 1日の使い方、時間長いのは、PCだろうな。アマゾンプライム映画の独り見も含めると、かなりだぜ。中毒レベルか?ブログ書いて、フェースブックさらっと眺めて、ニュースチェックして、メール確認して。そうだなぁ、8時間は睨めっこしてるかな。

 中で、一番べったりなのが、ツイッターだ、最近は。

 以前は、文字数制限されてるし、つぶやいたって、フォロワーいなけりゃなしの礫だし、何が面白いんだか?ってアカウントの持ち腐れ状態だった。一応、書いたブログの紹介なんか上げて、ツイッター経由で一人でも覗いてもらえたら、なんて下心でアップしてきたが、音沙汰なし。

 それが、今じゃ、昼開き、夕方覗き、夜は熱中し、気づいてみりゃ、ツイッターチェックの合間に、ニュースチェックや音楽聞いたりするようになっちまった。昔の言葉で言やぁ、ツイッターながら族、ってとこだぜ。

 きっかけは、誰のツイートだっか忘れたが、ともかく気の利いたつぶやきに出会い、ほほー!と、感心し、フォローしたことだ。で、その人がフォローしてる人をさらにフォローし、さらにお気に入りのアカウントが見つかり、フォロー。今じゃフォロー数は99人、フォロワーも33人になった。もちろん、ツイッター、なかなかのもんだ、って感じるようになったのは、今時の世の中ヤバいぜ、って危機意識に突き動かされたからだな。同じような考えの人たちフォローして、言い分を聞くようになった。

 フォロー中のアカウントにゃいろんな人がいる。政治家、弁護士、記者、ライターとか多い。貧困問題やセクハラ、反ヘイトで活動しつつ積極発言中の人たち。貴重!居所のない女子の居場所つくりとか、入管で不法に抑留されてる外国人の支援活動なんかの実態もどんどん飛び込んでくる。ツイッターを通して、初めて知った事柄ってずいぶん多いぜ。ちょっとアンテナ広げれば、瞬く間に、社会の諸相が手元に集まってくる、こりゃ凄い!こりゃたまらん!今はまだそっち方面に手を伸ばしちゃいないが、音楽関係とかなんてきっと濃~~い人たちとも出会えるんだろうな。

 一つの政治的課題でも、それぞれ自分の持ち分を生かして、新情報や多角的な見方を披露してくれているので、読んでいて飽きない。専門家ではないが、熱心に勉強して鋭い視点で問題提起してくる人も少なくない。で、そういう人は万単位のフォロー抱えてるから、インスタで言うインフルエンサーみたいなもんだろう。検察庁法改正案に抗議しますのタグで数百万ツイートを集中し、強行採決断念の原動力になったのは、有名人以上にこの人たちなんだ。

 真っ向勝負で知識や情報を突き出してくるツイートも貴重だが、別の楽しみ方もある。それは表現の巧みさだ。文字数が制限されてるからこそ、少しでも気の利いたつぶやきでいいねを稼ごうと頑張ってる。毒舌あり、寸鉄人を刺す的な一文もあり、ウイットに富むものあり、おちまでついてたり、当ブログで何度か書いたコロナジョークを優に超すものも少なくない。

 ここらは小説家や落語家、俳優なんかの表現で飯食ってる人たちは、工夫凝らしてて読ませる。こっちも負けてなるかと、ツイート、黒川検事長が賭けマージャンであまりに軽い訓告処分が決まったのに対して、「「ダメねぇ!やんちゃやっちゃ、はい、デコピン!」なぁんて、これが処分かよ?!」なんてのを書いたりして頑張っている。あまりいいね!はもらえていないけど、気の利いたつぶやきの後には、ぽつりぽつりとフォロワーが増えたりして、嬉しい。

 そう、いち早く情報をキャッチする。物事の裏側を教えられる。角度の異なる見方を教わる。人を唸らせる表現を学ぶ。なっ、ツイッター、深いだろう。

 まして、検察庁法改正案の採決阻止、みたいな実行力も目の当たりにしちまったものね。こりゃ、もっともっと広がって欲しいって思うんだぜ。

 ただし、どういう人たちをフォローするかが大切だけどな。フェイクニュースやとんでも論法に引きずり込まれないためにもな。

 

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