ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

仕方ねぇ、里芋掘るか!

2019-10-14 13:50:18 | 農業

 なによ、なによ?ばっちり晴れ!って、言ってたじゃないの。

 そんなぁ、当日朝になって、雨降りの予報なんてさぁ。困るよ、困る。脱穀の予定、狂っちまうじゃないか。よしっ、今日で脱穀ほぼ終わりにするぜ!って気合い入れて早起き、っても7時だが、したんだ。明日から数日は晴れるから勘弁ね、なんて言われたって、って、言うわけないけど、仕事の段取り、スケジュールってもんがあるだろが。明日は、発送する里芋の掘り方せにゃならんのよ。明後日は神さん忙しいし。新聞で見ても雨、スマホでチェックしても雨、テレビのdボタンも雨、どころか、高畠町に大雨警報だと。なんなんだ、その豹変ぶりは。許せん、許せん!

 って、毒づいてたって、予報変わるわけないか。それじゃ、ここは頭、柔軟に。よしっ、里芋掘って送る準備しよう。

 東京の劇団アドックを主宰する伊藤豪さんから注文受けてたんだ。区民祭りだかで、劇団行事として芋煮の振舞いしたいから、30キロって。山形の出身の伊藤さん、芋煮にゃ強い思い入れがあるんだな。できれば、山形の芋で作りたい、山形のソウルフードを味わわせたい、ってね。

 雨のぱらつく中、キャリーを動かし里芋畑に。ほれな、この畑は水はけいいんだよ。台風で溜まった水溜まりもすっかり消えてる。って言っても、土中にゃたっぷり水気。いやぁ、掘り起こす土の重いこと!スコップにべったらこと張り付くし。なっ、だから、明日の予定だったんだぜ、もう、って、いつまでも未練たらしいぞ。茎を株元からきって、土がらみ掘り出し、キャリーに放り込む。ともかく、掘るだけ掘って、後の作業は家に帰ってからだ。

 べったり土に覆われ根株をほぐし、洗い桶に投げ入れ、ざっと水洗い。腕から先、膝から下はびしょ濡れ、かまっちゃいられねえよ。洗い終わった芋は、小屋の中に敷いたシートに広げる。あるなぁ、大量だ!でも、親芋ばっかじゃないか?。子芋、少な!夏終わりに、芽掻きをしなかったから、子芋も2代目親芋になりつつあるんだ。

 シートの縁に跪き、選別作業。うへぇぇぇ、かなり厄介!どの大きさまでを合格とするか、悩むなぁ。それと、芋から出た根っこを切る作業が馬鹿にできない。1個ずつ、1本ずつ鋏で切って行く。市販のものみたいに、大きい芋で揃える、なんてとても無理だ。小振りのものもこの際、OK!勘弁してもらおうか。まっ、味の方は、小さいほうが柔らかくって美味しいからね。芋の皮むきする人たちには面倒な作業になるだろうけど、許してね。

 30キロなんて、とても足りないじゃないの?って、悲観症の神さんの予想は、よくて20キロ?不足分近くのAさんから貰う?とか早くも帳尻合わせの算段。楽観で乗り切る俺の方は、行ける行ける、30キロ超えるさ。芋のひげ根を取り除きながらの選別作業、昼過ぎにようやく終了。どれどれ、目方はどうだ?

 おおっ!33キロ!やったぜぇぇぇ!これで劇団芋煮振舞いに迷惑掛けずにすんだ。選び出した芋は再度水洗いして、簀の子の上に広げた。一日乾かして、明日、荷造り発送しよう。素人作りのお詫びに、ネギもサービスしてね。

 まるまる午前中かかった里芋掘りと選別、いやぁ、今日やっておいてよかったぜ。明日、一人でやってたら、夕方までに発送できたかどうか。って、ことは、気まぐれ天気に感謝しなけりゃならんってことだな。

 予報、外れてくれて、あんがとさん!

 

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