たしか、5月から始めたんだよ、旧鶏舎の改築作業、やっとこさ終わったぜ。ただし、俺の分担分までな。こっちの思いとしちゃ東側の壁も板打ち付けたかったんだけど、神さんの、要らない!の一言、はいぃぃぃ、それじゃ妻かべの三角の部分、破風って言うんだって、塞いでお終いだ。後は冬季防雪対策としてビニール張るからいいってこと。
ずいぶん長い間、仕事中断でほったらかして来た。田んぼ作業の間はとてもじゃないが、大工仕事なんてやってられない。米仕事終わって、畑も残すは収穫のみって今になって、やっと取り掛かれた。ふう、4カ月ぶりだぜ、忘れちゃいなかったからな。
雪の重みと基礎木材の痛みで、大きく傾きかけていた東側1間半を取り壊して、この先残して使用する小屋部分を、つっかえ棒ばんばん入れて徹底的に補強した。念のため、妻部分にさらに1尺分、柱と梁を張り出し、追加した。その部分の屋根と軒も足したりして、ほほう、いい感じだぜ、これならあと15年は持つぜ。
十分、十分。農作業現役もそのくらいの年数だろうしな。
今回の改築工事、釘なんかは別として、木材、トタン板は一切新規購入しなかった。偉い!立派だ!!解体部分の材木を丁寧にほぐして古釘を抜きとことん再利用した。中には腐って使用に耐えない部分なんかもあって、仕事の8割がたは、あれこれと考えをめぐらす時間だったな。
こんなゆっくりじっくりの仕事をやり通せたって、大したもんじゃないか。我ながら、忍耐強くなったもんだって感心するぜ。途中投げ出さなかったからな。って、誰も褒めてくれないから、自分で拍手だ。そこら中つっかえ棒や筋交いばかり、板もそじる手前の古材、見た目悪いもの。見場より強度さ。
これで、雪に押しつぶされる心配もなくなった。冬場のボカシ切り返しも安心して取り組めるってもんだぜ。
さぁて、次なる仕事はぁ、雪囲いか。
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