ステージおきたま

無農薬百姓33年
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がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ミスマッチ!山形公演!!

2007-07-27 21:15:39 | 暮らし

 わかってたんだよ、この結果。観客38人中、笑顔が浮かんだ人わずかに3人。同、笑いがこぼれたシーンなんと3カ所。終演後話しかけて来た人、あーあ、3人。今日の山形市霞城セントラル公演の無惨な結果だ。

 公演引きうけた時から、あらかたこんな事態は予想していた。だってね、米粉利用推進協議会の総会での公演だもの。観客の大方は、米粉を製品に利用している企業の人たちだ。置農食育子どもミュージカル『”いただきます”見つけた!』は、農業守れって内容だからね。今日の観客には今一ぴんと来なかったと思う。米粉を使った製品開発には興味あっても日本人の食のあり方には、関心そこそこってとこだったんだろう。いやいや、セリフには食の外部化を憂う部分なんかもあるわけだから、耳がいたいっていうか、そんなの聞きたかねえよ、って人たちもいたことだろう。

 そんな中で、唯一感動してくれたのは、山形市消費者連合会の会長さんだった。この元気なおばさまは、いたく芝居を気に入ってくれて、山形発の食育ミュージカルとしてどんどん県外に進出しましょう、って主宰者の山形食糧事務所の部長さんに迫ってくれた。ありがたい!ぜひぜひ仙台公演をって話しも出た。実現すれば素晴らしいことだと思う。食糧事務所の部長さん、よろしく御願いします。

 まっ、こんな熱い声援をいただけただけで、わざわざ山形市までやってきた甲斐があったというもんだ。後一つ嬉しかったことは、ベーカリー中村屋の常務さんに僕の焼いた米粉パンを褒めていただいたこと。しかもその方が置農出身だったこと。失敗した部員全員に挨拶させるだった、先輩に敬意を表して。

 それにしても、観客の無反応はどうだ。まるでマネキン相手に芝居見せてるようなもんだ。小学生なら大爆笑の場面でも、しらー、感動的な歌の時も、シーン、あーあ、この人達の感性っていったいどうなってるんだろ。中高年男性よ、もっと芸術的感受性を磨け!いや、芸術性なんて言わない。せめて楽しい、つまらないの意思表示をしてくれよ。終演後のアンケート、小学生にはちょっと難しいかもしれない、違うんだよ、あなた達に難しかっただけなんだ。子ども達はもっとストレートに感覚で受け入れてくれたんだ。日本の文化的状況の困難をずばり感じた一日だった。

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