ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

買う?買わない?それが問題だ!で買っちゃうわけよ、デジカメ。

2015-03-13 09:20:45 | 暮らし
 2週間前、ものすごい快晴の日があって、輝く陽ざしに背中押されて、幸せいっぱい20km走った。その途中の景色の美しいこと!ここに暮らすことのありがたさを涙出るほど?感じたんだ。まずは西に向かって、遙かかなたに飯豊の銀嶺が浮かび上がり、盆地にくだってくれば右手に朝日山塊、長井白鷹の山々、振り返れば吾妻の頂き、ぐるっと北に進路をとれば眼前に蔵王連峰!澄み渡った早春の空をぐるりと囲む雄大な山々。壮麗な遠景を支える田畑は一面の銀世界。でも、里山の南面には春の息吹も馥郁と薫りたっていて、ああ、この美しさ、この感動、ぜひぜひ、ブログで伝えたい、紹介した、自慢したいと思ったんだ。

 拙い文章力で手渡せるものなんて、いかほどのものでもない。せめて写真でならその幾千分の一くらいは感じてもらえるのに!ってつくづく残念に思った。走りながら写せる小型で軽量のカメラが欲しい。スマホ持たない身としては、ランニングに携行できるデジカメだ。今手持ちの一眼レフ抱えて走るわけにゃいかんからね。

 スポーツカメラで調べてみると、ビデオ機が主体のようで、ヘルメットに装着したり、自転車に括り付けたりするものが多い。走っている人の視野と同じ光景をライブ感たっぷりに記録するって奴だ。さらに小さいサイコロ大のものやライターに内蔵のものとか、うむ?これ隠し撮り用じゃね?こんなの手のひらに包んで写しながら走ったら、盗撮と誤解されるって。

 やっぱり一般的なコンデジかな、ってことであれこれと機種を比較検討。選定の基準は、まず安いこと、次に軽いこと、小さいこと。画素数とかズーム倍率なんて気にしない。今時、低価格機でもそこそこの実力持ってるから。重量がはっきり記載されてるものって意外に少ない。そりゃそうだ、50gとか100gの違いなんて一般の使用条件じゃ気にならないもの。でも、体重だって削りたいくらいだもの、持って走るとなると10gでも軽くしたい。

 で最終的に候補に挙がったのが、これ。キャノンのIXY130。なんとバッテリー込みで130gという超ミニマム級だ。しかも8670円という超お買い得。大きさも当然コンパクト。よし、決まり、これ買っちゃおう。



 ってならないんだなぁ、今の僕では。まず考えるのは、どうせ先々長くないのに持ち物増やすってどうよ?ってこと。それでなくても、これまで揃えてきたがらくた、ゴメン、買った当時はお役立ちだった品々ね、がタンスと言わず机上と言わず部屋中に溢れている。これ以上モノはいらないだろ、エコで行けよ、スリムな老後で消え去れよ、って声が響く。さらに、貧乏暮らしの年金生活者め、己を知れ!って天の怒声もおっかない。

 迷いに迷うこと数日間。ええーいっ!ままよ。と楽天の最安ショップで、この商品を購入、クリックした。決め手は、恥ずかしながら、溜まってた楽天ポイント。半額以下で求めることができた。弱い!弱いなぁ、まったく、なにがエコだよ、なにがスリムな人生だよ。結局安けりゃ買っちゃうこの消費マインド、しかもポイントが決め手って、完全に乗せられてるよな、浪費社会の販売戦略に。

 と、自己嫌悪に苛まれつつも、届けば、やっぱ嬉しくて、よし、今度の日曜はこれポケットに入れて走るぞ、って夢は雪野をかけめぐる。やれやれ、悟れぬ不良老人よ。
 
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