ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

朗読は、やっぱり、勘弁だ!

2007-10-19 22:47:17 | アート・文化

 フレンドリープラザの催しをくさすのは、とってもつらいけど、やっぱり、言ってしまおう。阿刀田高、阿刀田慶子、中村敦夫、講演会と朗読の夕べ、正直、辛かった。

 まっ、前から朗読ってのが、あんまり好きでないってこともあるんだろうけど、えっ!どうして?何故そう読むの?ちょっと、雰囲気違うんだけど!って心の中で突っ込み入れながらの2時間半だった。

 阿刀田慶子さん、中村敦夫さん、下手だ、なんて言いませんよ、滅相もない。それはそれでいい雰囲気作ってたと思う。でもね、読んだ作品が、藤沢周平と山本周五郎でしょ、僕にはお馴染みの世界なんだよね。て、ことは、僕なりの読み方があるってことなんだ。いや、僕がお二人以上に上手く読めるなんて、毛頭思ってない。でも、、頭の中でなら、僕は僕なりに響くものがあるんだ。

 特に、セリフの場面は、辛い。阿刀田慶子さんがいかに熱演しても、聞く側が目つぶって、声にだけ没頭しようとしても、やっぱり、お歳は隠しようがない。24歳の女には聞こえないんだ。

 それと、僕も演出してる身だから、本を読めば、間の取り方とか、読み方のニュアンスとか、セリフの言い回しとか、浮かんでくる。で、それはやっぱり、自分の心に浮かび上がった作品世界の方が心地よいんだ。だから、実際に耳に届く朗読の声には、違和感があるってことなんだ。

 朗読ってものが、僕の心を打つとしたら、それは、知らない世界の話しか、よっぽど素晴らしい声の持ち主か、たぐいまれな語り手か、いずれかなんだろうと思う。う~ん!やっぱり朗読って奴は、勘弁願おうか。

 あっ、でも、一緒に連れてった置農演劇部の生徒たちは、結構感激してたから、この公演はそれはそれ、意味のある試みだったんだって思う。もっとも、高校生が、山本周五郎の郭話しをどれだけ理解したかは疑問だけど。

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3 コメント

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 間違えて古いページにコメントしちゃいました。... (ご家老様)
2007-10-21 10:29:19
 間違えて古いページにコメントしちゃいました。ごめんなさい。

 では、改めて。

 今回は県大会を1週間後に控えて、ご多忙との事でお見えになれないとの事で残念です。
 置賜農業高校のブロック大会進出を祈っております。地区大会を拝見した限りでは、決して不可能ではないと僕は思います。

 チラシですが、よろしければ折り込ませていただきますので、早目に郵送、もしくはどなたかに届けて頂きたく、お願い申し上げます。
ご家老様 (taowatarukaze)
2007-10-21 20:14:54
ご家老様

本当に申し訳なく思っています。
最後の大会なので勘弁してください。
成功、祈ってます。

チラシの件ですが、折り込みぜひ御願いします。
今週の火曜日に裏面の印刷も完了します。
だれかに持って行ってもらいます。
よろしく御願いします。

本谷有希子の作品、面白いですよ。
ただ、菜の花座の中心的顧客からは、ダメを食らうかもしれませんがね。
今回は、あえて、それぞれの持ち味を外してキャスティングしました。実力アップのためです。
連日、徹底したダメだしの連続です。
さて、どこまで新しい表現法を身に着けてくれるでしょうかね。
楽しみです。

 判りました。 (ご家老様)
2007-10-23 18:28:52
 判りました。
 もちろん、先生の最後の高校演劇大会だという事は十分承知しています。どうぞ、心置きなくやってください。そして、来年のNHK『青春、夢舞台』に御出演されるよう、お祈りしております。

 チラシの件ですが、木曜までは文セで練習しています。金曜は文化会館に行きますので、出来ればそれまでにお願いします。
 明日だとエミちゃんがゴスペルの練習に来るのかな?

 では、またよろしくお願いします。
 

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