U-23アジア選手権準決勝、夜中の2時半キックオフだってぇ。
さすがにリアルタイムで付き合うのはムリ、日々休日の年金ジジイにゃ夜更かしは寿命を縮める。録画して朝になったら見るってことに。
これ、いろいろハードルが高いのよ。
俺専用のハードディスクに保存するんだが、そのためには、居間のメイン電源をオンにしておくことが必要なのさ。夜、寝る前に神さんに切られちまう危険をどう回避するか?夜更かし比べに勝たなくっちゃ。
寝起きも危険だ。寝ぼけ頭でスマホチェック、これがいつもの朝習慣、ついうっかり結果を知ってしまう恐れ大!怖いぃぃぃぃ!
対策は?寝ぼけない!目覚めるとともに、試合のことを思い浮かべる。
幾つかの難問をクリアし、おっ、なんと5時半に目覚めだぜ!
さっそく録画視聴を開始!
おぉ、カタール戦で目覚めた細谷真央、技ありゴール!エースが決めれば、この試合は大丈夫、
って、ほら、荒木も続いたろ、勝負ありだぜ。
パリ五輪出場を決めた!選手たち、おめでとう、そして、さらに楽しみを与えてくれてありがとう!
やたらデカい顔してる野球以外は何でも好きな俺だが、サッカーは格別だな。夜中だって見ちゃうし、録画も欠かさない。別腹って言っていいかな。理由は、
世界中に広くひろがってるってことだな。先進国も貧乏国もない。世界の若者たちがスタジアムでの活躍を夢見てボールを蹴っている。芝のグランドで、ビルの合い間で、がれきに囲まれて。
しかも、用具はボール1個!って、公平だしな。まっ、スパイクはあった方がいいが。
誰でも、努力と才能しだいで、世界のトップリーグに移籍が可能だし、有名選手になって稼ぐなんて夢を叶えることができる。開かれてるのさ、誰にでも。
各国のプロリーグでは、国籍も人種も宗教も、基本、問われることがない。外国籍の選手、肌の色、髪の色、髯の濃さ?による相違など問題にならない。
嫌韓ヘイトがおさまらない日本であっても、韓国の選手は大勢活躍しているし、日本育ち北朝鮮代表、その後日本で解説者、鄭大世 なんかも居る。
東南アジアの選手も増えてきているし、そのうち中近東やアラブ圏の選手もJリーグに登場するようになるだろう。低迷中の中国の選手もいつかね。
FIFA国際サッカー連盟も差別やヘイトに対してきつーく対応している。差別言動のあった選手の衆生停止はもちろん、ファンについても永久追放!なんて厳しい裁断が出されたりするしな。まっ、時に熱狂的なファンが大きく踏み外したりもするんだが。
今勝利の余韻浸ってる日本代表、これはナショナルチームなので国籍は問われるが、両親に日本以外のルーツを持つ選手が少なくないんだ。ゴールキーパーは3人のうち2人、小久保玲央ブライアン野澤大志ブランドンはダブルルーツだし、 主将の藤田譲瑠チマ も、左サイドの佐藤恵允 もそうだ。
これらダブルルーツの若者たちが、当たり前にチームの一員としてる。その活躍の様子がサッカーファンを通し、さらに多くの人々の意識に定着して行く。まさに多様性が力を発揮しているってことだ。
人種なんて関係ない。一人一人の人間が大切だ。多様性こそ力だ、これからの社会の在り方だ!そんな意識を広めるためにも、サッカーの果たしている役割は大きいんだよ。
さっ、次のウズベキスタン戦も勝って、気持ちよくパリに行ってくれ、若者たちよ。