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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

韓ドラも女と政治だぜ!

2025-06-26 14:38:53 | 女性
『クイーンメーカー』、見なくっちゃ!れいわ新選組の大石あきこがツイートで見るって言ってたドラマだもの。



何よそれ!?
いくられいわ新選組のオーナーだからって、そこまでご一緒するこたぁないでしょ。
いや、それがあるんだなぁ、合理的理由ってやつが。

以前、辻元清美が、飛行機での帰阪途中『コペンハーゲン』見るの、楽しみ!



って言ってたの聞いて、釣られて見てみたら、これが素晴らしいドラマだったんだ。
テーマは女と政治。
うーん、やっぱり彼女たちは並外れた受信力?感受性を持ってるんだ、って、この経験から、大石の推奨だったら、見るさそりゃぁ。

台湾ドラマ『Wave makers 選挙の人々』見終わって、



続きが『クイーンメーカー』。

おっとぉ!なんとなんと、同じテーマ、同じような設定!
今どきの社会の思潮を見事に切り取ってるってことだぜ。
一方は台湾総統選挙、韓ドラはソウル市長選挙と国政と地方首長の違いはあるが、そんなもん大した相違じゃないね。
どっちも政治のトップを女たちが目指す構図だ。

次なる一致点は、選対事務所が主たる舞台になってることと、流行のバックステージものってこと。そこをリードする女性が主人公(の一人)が担ってることも共通する。
候補としてかつがれる顔の方も大事だが、裏で戦略練る参謀が女だってことも興味深いよな。これまで圧倒的に男の役割とされてきた分野だもの。男の仕事?知るかそんなこと!重要な任務だから女が仕切るのよ!って主張が明確だ。

選挙に燃える女たちのやる気に火を着けるのが、男の身勝手な行動、セクハラやあけすけな隠ぺい工作だってことも一致してて面白い。まぁ、女なら誰だって、
あったま来るよ!ってところだしな。

男社会の余りの理不尽に怒り心頭!やったろやないの、ひっくり返してやろうじゃないの。復讐するは女にあり!

物語を膨らませるエピソードが家族との軋轢って点も同じだな。男なら、俺決めたから、で行動できるだろうが、女の場合、踏み出すにゃ家族って大きな壁を越えなくちゃならんってことなんだよな。うん、大変なんだ、って他人事みたいだけど。

選挙がテーマに選ばれる理由の一つは、戦いだからってこと、どちらの作品でも、対抗勢力との壮絶な戦いが物語をグイグイ引っ張って行く。ここらが見せ場、当ったり前!まっ、作る側としちゃ常道だけどな。

そうそう、社会的な課題を対決の柱に据えているってところも共通だ。『Wave makers 選挙の人々』だと同性愛とかリベンジポルノ、『クイーンメーカー』では非正規雇用者の首切りだ。

要するに、女たちの方が、社会や男たちの圧迫をめちゃめちゃ受けているから、なにクソで立ち上がる動機に満ち溢れてるってことなんだぜ。

やっぱり、この閉塞社会をぶっ壊す、おっと、N国はオワコンだった、のは女たちだ!ってメッセージがひしひしと伝わって来るドラマ2本ってことだ。

大石あきこが『クイーンメーカー』に惹かれるのは当然だな。労働者の自覚、権利の復権、が突っ走る女性弁護士サイ(動物のサイ、一歩も引かないって意味だろう)のオ・ギュンソクの馬力になってるわけだからな。

ただ、残念なのは、相手方があまりの怪物そろいで、リアル社会派ドラマからはみ出して、犯罪サスペンスものになっちまってることだろうな。その点、現実の政治課題を葛藤のテーマに取り上げている『コペンハーゲン』には敵わないかな。

あっ、でも、これはこれで面白いんだけどね。

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〇〇ファーストって、嫌だなぁ!

2025-06-26 09:35:27 | 社会
都議会議員選挙、都民ファーストが勝ったってねぇ。
裏金自民と尻馬公明が惨敗したのはいいとして、都民ファーストねぇ。



なんかさぁ、このファーストって言葉嫌いなんだよね、日本人ファースト、アメリカファースト。

なんか被害者意識丸出しじゃない。後回しにされてるけど、うちら主役でしょ、まずこっちのために政治しろよ、って。でも、それはいのさ。

たしかに、政治家は大企業・財界とか富裕層に目を向けてる政治やってるから、違う、そっちじゃない!って叫びは真っ当だって思うのよ。

でも、都民ファーストって小池百合子絶賛党だろ、百合子都政の主眼って開発路線だろ、それって企業・財界のお喜び政策じゃないのか?期限限定で水道料金無料にしたけど、あれって百合子お得意の選挙前ばら撒き作戦、買収すれすれの選挙対策みえみえだし、どうひいき目に見たって、都政を金持ち優遇から引き戻そうって姿勢は感じられない。



なのに、都民ファースト!?

言葉が実態を裏切ってる?いや、心地よい言葉で現実をカモフラージュしてる?!
この言葉・ネーミングで惹きつけるってやり方にまず違和感ありなのよ。

でも、もっとモヤモヤしてるのは、ファーストにゃ排除の匂いがまとわりついてるんじゃないかってことさ。
アメリカファーストでトランプがやってるのは移民排斥だろ。
日本人ファーストも外国人に税金使うな、とか、医療保険や生活保護を与えるな、とか、公務員から締め出せ、って主張だ。

これって、自分たちの集団以外が悪さしたり、不当な恩恵に与ったり、要するにのさばっのが我慢ならんって信条だ。

じゃ、都民ファーストは?何を排除しようとしてるんだ?
都民以外の者たちをってことだろうな。
選挙権のない外国人か?他の自治体住民か?

どっちだとしても、なんかさもしい感覚に想えるのさ。
好い思いしてる外国人なんてごく少数だろうし、一極集中の東京が吸い上げる人間、経済資源、富の偏在が、地方の限りない衰退を招いているわけだ。
どう見ても、東京人より弱い立場だよな、都民ファーストで排斥される者たちって。

もっとおおらかに、包容力をもって、接する気持ちを持てないもんだろうかってね。
うちら、うちらの方、こっち向いてよ!って叫ぶだけじゃなくて、その思いも大切にしつつ、あっちの人たちにも目を向けるゆとりってものを失いたくないって思うのさ。だって、外国人だって税金払いつつ安い賃金で働いてるわけだし、地方じゃ財政難でどんどん住民サービス削られるわ、最低賃金は抑えられたままだし。

他人を責めるってのは、自分の暮らしが思うに任せないからなんだろうから、まっ、それだけ都民の暮らしも切羽詰まってるってことじゃあるんだろうけどね。

としたら、その原因生み出して知らんぷりしてる奴らに怒りと要求ぶつけないとね。弱い者いじめじゃら埒あかないよ。


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