ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

負けるかよ!ぶっとい薪原木

2020-06-22 13:45:02 | 暮らし

 除草機押し終えたら、待ちに待った?薪作りだぜ。

 今年の原木は、ぶっといなぁ!薪屋さん、嫌がれせか?原木なんか買わんで刻んだ薪の方が手間かからずいいですよ、って。そうは行くかい!いっくらぶっとくたって、伐採したんだろ、1間超に切ってあるんだ、薪に刻めないわけないだろうが。

 薪屋のあんちゃん、ええっ!これ全部自分で切って斧で割るんですか!!!って。びっくりするんじゃないよ。薪割り機?そんなもんの世話になるかい。

 と、大見え切ったものの、あらためて、ぶっといなぁ!

 これまで数十年の薪作りの中で、間違いなく最高の太さだぜ。チェーンソーの刃35センチだけど、端まで届かない。ってことは直径40センチ強!うん、こりゃやり甲斐ある。まずは、チェーンソーの刃を研いで、刃と刃の間のデプスゲージも削って、準備万端、ささ、切り方開始だ。

 ううっ!重すぎてまったく動かせない。ええい、いいさ、積んである場所で切っちまえ。下にある木に傷がつくが、構わん構わん。片側から切れるだけ切ったら反対に回って、残りを切る。足場悪いから注意が必要。今日の目標は大木2本。これを30センチ弱に玉切して、半割りまで済ませることだ。

 さすがに大物、途中刃を研ぎ直すなどしながら、やっと切り終えた。

 このままじゃ大きすぎて薪にならない、当たり前。これを割って行くわけけだが、最初から斧で取っかかっても相手は手強い。せめて半分に割ってから斧の出番だぜ。

 まずはチェーンソーで割った表面に切れ目を入れる。楔を打ち込み易くするためだ。

 楔には2種あって、先端が尖ってストレートに食い込み易くしてあるものと、先は鈍く作ってねじれ構造にしてあるものとだ。ねじれは、力を分散させて木の節目を引き裂く働きがあるので、打ち込み始めれば効率が良い。ただ、最初の一打ち、これにチェーンソーの助けがいる。

 彫った溝に楔を2本打ち込む。まずは手持ちハンマーで、次にハスクバーナの斧兼用のハンマーでぶっ叩く。3キロとやたら重いがこの重量で楔を打ち込めるってわけだ。斧として刃も付いているが、こっちは、グレンフォッシュブルークスに絶対敵わない。同じスェーデン製でも、値段の違いだけのことは確実にある。

 楔は一気に打ち込もうなんて野望を抱かず、コッツン、コッツン木と楔わ馴染ませるように打って行く。まっ、女を口説く手口だな。1ミリ、また1ミリと相手の弱みにつけ行って行くわけだ。そのうちに、ビシッ、ミシッと裂け目が入る。

 こうなったらしめたもの、後はガンガン押しの一手、すぐにパカーンと割れる。

 なっ、いっくらぶっとくたって、節目の素直な木は割れるのさ。こうやって半割りしてやれば、あとは、斧でパッカーン、パッカーン割れる。が、今日の作業はここまで。キャリー積み込んで薪割り場に運んで、そのまま明日まで待っててもらおうか。

 昨日もぶっとい奴2本片付けた。今日は最強の2本を征服。残るは6本くらい。樹種は2種類で同じみたいだし、直径30センチ以下のものなどたわいないから、この調子で行けば6月中に終わりそうだ。なんとなぁ、夏前に切り終わるなんて、初めてのことじゃあるまいか、なんて、油断してるると、何かしら突発事態発生で歯噛みすることになるぜ。おっと、ケガなんか心配だなぁ。

 楔割りの三点セット、今日もよく働いてくれた。ご苦労!

コメント
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