ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

仰天!装置の量。『異聞・巷説「安寿と厨子王」』本番まであと3日!

2019-06-13 08:48:33 | 菜の花座

 トラック借りられるのか?の、すったもんだのトラブルをどうにか乗り切って、いざ、積み込み現場へ。積み込む装置がどんどんと引き出され並べられている。うーん、相変わらず多いなぁ。しかも、今回は紙で作った岩組がたくさん、積み方苦労するぜ。運び出しの手に加わってさらに続々。おいおい、まだあるのかよ!?立て込む装置は、屋根上に舞台がある特製の大きな門とその左右の板塀、それと座敷一部屋、ただし、これは天井も壁もなし。だったら、この程度だよな、って、こっちの予想はいとも簡単に覆されて、大量の資材が所狭しと置かれている。

 ど、どうするのよ?これ、一度で詰めきれんかもしれんぞ。一瞬不安がよぎるが、そこは積み込み請負人、顔色一つ変えることなく指示を出し、積み込み開始した。

 コツは、左右に壁パネルなどでしっかりと高い壁を作り、中を机とか階段で隙間なく埋めることだ。運搬中、壁が荷台の上を滑って上部が道路に倒れ込んだりしたら目も当てらんからな。ここは、細心の注意を払う。壁が固定されれば、後は、壁で挟まれた空間に無駄なく突っ込んで行けばよい。って簡単に言ったが、これだって、かなり高度な空間パズルだ。一人、身の軽いナオミが運転席の屋根に乗って、荷物を受け取りつつ、空いたスペースを知らせてくれる。その情報を元に、辺りに散らばる装置、道具類を瞬時、って程でもないが、思い悩むことなく、判断して運び手に伝え、積み込んで行く。

 芝居のものだから、形がやたら不揃いなんだよ。そこが頭の使いどころ。高校演劇も含め20年の経験とちょっぴり秀でた空間認知能力がものを言う。集まった手数は6名、こっちの指示に文句は差しはさまない。そこは信頼だ。その分、なんとしてもすべて積み込まにゃ、ってプレッシャーもかかる。1,2度順序を間違えて、小さなやり直しもあったが、最後に縦横1間の大岩を上部に乗せて、すべて積み込めた。良かった。

 ロープは南京結び、これは必須の業だ。しっかりと固定でき、荷物がずれぬ限り緩むことはない。ぎっぎっと絞って結べば安心なんだが、上に張りぼての岩が顔を覗かせている。華奢なこいつらを痛めつけるわけにゃいかん。手加減しつつ、なおかつ、積み荷が倒れぬよう、結わいつけた。積み込み、完成!ナオミのガッツポーズ!

 セオリー通り積み込んであるから、崩れる心配はないのだが、1間の高さだ、揺れる荷物に心臓が大きく打つ。もし、荷物が対向車線に倒れて、人や車に危害を加えたら、間違いなくお縄頂戴、刑務所暮らしだぜ。それも、またぞろ、高齢者の無謀運転とか書かれちまうんだ。それだけは。絶対避けたい!時速30キロ超安全運転で普段の1.5倍の時間をかけて、プラザ搬入口に到着した。1時間10分かけて積み込んだ荷物、たったの10分弱で下ろし方完了、こんなもんだよな。

 それにしても、事前に搬入を認めてくれて助かった。ここらがプラザのいい所だ。担当さん、ありがとう。それと、ちと暑くはあったが、晴天の中で作業ができたことにも、これはお天道様、ありがとう、だな。

 それにしても、これ、本番前日の午前中に組み立てるのか?うーん、そこは大いに不安だ。装置兼舞台監督さんの事前の段取りと的確な指示が決めてだぜ。頼むよぉぉぉ、時間厳守でね。

 

コメント
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