ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

治る虫歯に人体の偉業を見る!

2015-03-15 09:36:18 | 暮らし
 数年前から奥歯の表面、かみ合わせ部分のエナメル質?が無くなってきた感じがしていた。つるつるの舌触りから、砂を舐めるようなざらざらの触感に。やっぱなぁ、年取ったからなぁ、歯だって老化してくるんだ。骨がすかすかのぽろぽろになってくる骨粗鬆症ってやつと同じだ、って半ば諦め、結果ほったらかしで済ませてきた。

 去年の暮れ頃か?その奥歯に虫歯発生!来たか、そうか、そうだよな、当然そうなる。べろの先でまさぐれば、明らかに穴が開き、かなり深い部分まで到達しているのが感じられた。一週間も経つと神経につきんつきんと刺激が走るようになって、ああ、こりゃ近々歯医者行きだな、嫌だなぁ、医者はなんでも嫌いだが、歯医者は殊の外、好みでない。

 今しばらくは生きながらえて人並みに過ごすつもりだから、奥歯を失うのはなんとしても避けたい。痛みが継続するようになったら、仕方ない通院するとして、それまでの猶予をちょっとでも延ばそう、と歯の養生を心がけた。

 大したことやるわけじゃない。なにか食べた後には歯磨きするってだけの話だ。ただ、そうなると、ついつい間食ってのが少なくなってくる。だって、その都度歯磨きって面倒だから。かと言って、好物の甘いものは食べたい!おやつはダメ!この矛盾どうする?そっかぁ、食後すぐおやつ食べればいいんだ!すりゃ歯磨き一度で済む。ちょっと味気ないけど。

 たったこの程度の心がけだから、いつかは歯医者のお世話になるよなぁ、でも、せめて先延ばしできれば、・・・・ところが、それから3ヶ月、一向に虫歯は進行しない。虫歯菌どもの襲撃にぼろぼろ奥歯の砦は必至に持ちこたえているようなのだ。神経に達するツキーンとした痛みもほとんど感じない。しかも歯の表面を舌先でなで回してみると、ややっ!土壁がモルタル壁になり滑らかさを取り戻しているではないか。あえなく崩壊していくざらざら感は微塵も感じられない。ってことは、失われたエナメル質が再生してきているってことではないのか?

 表面が固まって行く!虫歯の穴もふさがっていく!虫歯が治る!凄い!!

 そんなことあるんか?虫歯は治る?ネットで検索。あったあった!歯医者さんとか歯科技工士さんのブログがどっさり。実は口の中では、日々刻々、虫歯菌と再石灰化との激しい戦闘が繰り返されているらしいのだ。虫歯菌は食べ物かすの援助を受けて勢力を張り、方や再石灰化勢力は唾液に潜んで反撃を試みているということなのだった。なるほど!虫歯自然治癒の秘密がわかった。

 間食を少なくし、食後歯を清潔に保てば、口内は唾液の天国、この唾液圧勝の時間をできるだけ長く持続させれば、虫歯菌の穴開けドリルの効力より、唾液陣の穴埋め再石灰化の力が上回る、とこういう戦術なんだ。さらに寝てる間は唾液が出にくい、そう言えばそうだ、から就寝前の間食は止めて、歯磨きは徹底的に行うことが望ましい、なるほど!

 人の体って凄いものだ。歯のエナメル質まで再生してしまうなんて!虫歯も治してしまうなんて!人間には自然治癒力が備わっている。この偉大で大切な宝を応援していく生き方、心がけなくちゃ。

 

 
コメント
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