ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

健康格差社会じわじわと

2015-03-07 10:00:44 | ランニング
 通っているスポーツジム「ゆるっと」の駐車場が気になってる。駐車スペースが狭い?とか除雪が行き届いてない?なんてことぜんぜんない。気かがりなのは車の種類だ。

 なんか、高そうな車、多いんでね?自動車の種類なんてとんと疎いほうだから、わかるのはプリウスくらいだけど、ベンツだとかアウディだとかローバーミニだとか、外車だってことくらいはわかる。他にも大型のSV車とか、一見高級車!てのもちらほら駐車している。怪しまれるから数えたわけじゃないけど、7割前後ってところかな。軽自動車もあるにはあるが、ここでは少数派だ。田舎の実態とは正反対!

 スポーツジムの会員って金持ち、とは言わないまでも、比較的暮らしにゆとりがある層なんだなぁって思う。そりゃ当たり前でしょ、食うにかすかすの最貧困層じゃ月々の会費負担も無理だし、通う時間だってあるわけない。じゃあ、その少し上の中流下層の人たちだとどうなんだ?ジム通いなんて贅沢なんか?

 「ゆるっと」の月会費はフルタイム利用で4930円、デイタイム(火~金の11時から17時)だと3,600円だ。ラーメンなら6杯、映画見るなら3本、パチンコだったらどのくらいで消える?安いか高いかはその人次第だけど、とてもとても払いきれない!って額じゃないよな。年金生活者には楽な金額じゃない、てのは身にしみてわかるけどさ。ぎりぎり困難生活続行中て人を除けば、トレーニングにそんだけの価値をみいだすか否かの違いってことになる。

 ばっかばかしい!走ったり、歩いたり、筋トレしたりすんのになして金払うなや?て思えばジムには通わない。金使って苦しい思いしてどうす?ジム行く奴ってマゾか?

 ジム利用者の意識はこうだ。健康は大切→健康維持には食と運動→定期的な運動を→ジムの利用で運動継続→相応の負担は仕方ないなぁ、ってこういうことになる。

 誰だって健康でいたい。いつまでも思いのままに動ける体でありたい。病院とはおつきあいしたくない。当然だ。でも、そこからどう行動するか、あるいはしないか、ここからがけっこう大きな分かれ道になる。

 健康には食と運動だ、ってことを知らない人たちもいる。言葉として聞いてはいても具体的に何が良くて何が悪いかよく判っていない人もある。理解はしても実行しない人、実行できない人、一方、何をすべきかを的確に把握して取り組める人もいる。いろいろだ。

 ジムに来ている人だけが健康課題に適切に対応してる、なんて言い切るつもりはない。自宅で日々トレーニングを欠かさない人もいるだろうし、ロードランやウォーキングに精を出している人もいるはずだ。チームに入ってプレーを楽しみつつ運動を重ねてる人だって多いだろう。でも、周囲を見回してみると、運動?面倒臭い!とか、わかっちゃいるけどできねえんだ!って人が圧倒的なんだよな。

 どうも健康に対する知識、意識、行動力てもんが、暮らしにゆとりのある層とそうでない人たちとで違ってきているんじゃないか?駐車場見回しながら感じるんだけど、どう思う?経済的にゆとりある人たちの方が、健康に金払えるし、時間使えるし、実際、行動もしている。勘違いしてもらいたくないのだけど、金があるからできるんだよってことではない!月々の負担は上に書いた通り、中流下層以上ならほぼ誰でもまかなえる、代わりになんか節約すれば。

 健康に対する姿勢が違うってことなんだ。アメリカではエリート層に喫煙者がきわめて少ないって話も思い出す。情報を的確に入手しそれを吟味しそこから自分に相応しい行動様式を選び出し実行する。これが本当の意味で裕福てことなんだろうが、残念ながらその豊かさは経済の豊かさと連動しつつあるってことなんた。

 経済的格差が急速に広がっている。教育や文化で階層分化がますます進んで行きそうだ。その勢いは健康にも及びつつある、これが気になってならないことの正体だ。長生きや健康まで金持ちのものになるってことか?
 
 

 
 
コメント
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