ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

成功だけど失敗:シニア演劇全国大会IN南アルプス

2013-06-10 22:36:46 | シニア演劇
 大会参加期間中、毎日情報をアップしてお知らせするつもりだったのだが、連日連夜反省・交流会という名の酒飲みに明け暮れてしまって、とうとう帰ってきてしまった。

Img_3512


 これだけ飲めば、心地よさ全開は当然たが、舞台も大きな躓きなどさらさら無く、台詞のやりとりも地に足がついて、緊張感のある舞台を作ることができた。特にラストシーンなど涙を流す観客もいたようで、脚本の持ち味を存分に出し切ってくれた。ただ、笑いが思いの外少なかったの気がかりだった。観客の笑い感覚とすれ違ってしまったのかなぁ。観客が少なかったってことも大きいけど、まっ、力不足ってことも素直に認めよう。

 


Photo


 終演後のダンスは大評判!手拍子も起きてメンバー全員のりのりで踊り終えた。見終わった観客の評判も上々だった。






Photo_2


 と、一期生の舞台は大成功だったのだが、大会としては完全に失敗だった。

 いいの?そんなこと言って!?

 いいんです!主催者代表の鯨さんが声を大にして叫んでいたからね。何が失敗か?これですよ。








Photo_3


 客席がらがら!みじめぇぇぇぇ!多分80人くらいだったね。うちだけじゃない、すべての舞台で同じかそれ以下。観客のほとんどは他団体の出演者、ってこれどうなのよ?

 当初の打ち合わせでは、南アルプス市側の動員が1/3、出演者1/3、残り当日券等で、最低でも250席の2/3、150人程度は入ることになっていた。なのに、地元の観客はほぼ皆無!で、80人。これじゃ盛り上がるわけないよ。

 理由はいろいろあるんだろうけど、一番は、南アルプス市10周年記念行事を盛りだくさんに欲張り過ぎたことじゃないかな。なんせ、20近いイベントが組まれているんだから手が回るわけない。さらに、なんと!!!国民文化祭も同時開催なんだ!あり得ねぇぇぇぇぇ!

 それと、主催者側も田舎の事情をよくわかっていない部分があったようにも思う。行政がOKすれば動員できるって、地方の現実を知らなすぎるよ。全市的に実行委員会立ち上げるとかしないと、とてもとても・・・・市にすれば、金だしたんだから、いいべ!ってことになってしまったんだろう。

 てことで、失敗ってことで総括できる大会だったけど、演劇に取り組むシニア達が全国から集まったパワーは凄いものだった。交流会の盛り上がったこと!我が一期生もたくさんの知り合いや友達ができたようだった。『風渡る頃』とっても評判だったから、他団体からも引っ張りだこの人気者になったようだった。




Photo_4



 評判の舞台を作り、全国の仲間と楽しく交流し、お互いの友情をしっかりと結べた素晴らしい3泊4日だった。




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする