ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やっぱり米は苗半作

2011-08-14 14:13:50 | 農業

 出穂期だ。稲の穂が出る時期。我が家の稲は、今年ことのほかの順調。試しに茎の数を数えてみたら、なんと30本もあった。例年だと20本がいいところなので、驚きの出来だ。このままこの暑さが続けば、豊作まちがいなしだな。

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 除草も2~3回の除草機押しで済んでしまった。除草剤を撒いた田んぼのようにきれいさっぱりとはいかないが、いつもは図々しく広がるコナギも暗い株間から自信なげに顔を覗かせる程度で、収量にも収穫作業にもまったく支障なしだろう。

 上手く行った理由は、苗作り。難しい完全無農薬有機栽培での苗作りだが、様々な壁をどうにか乗り越えて、なんとか方法が確立できた。しっかりとした苗を適期に田植えできたこと、これが何よりだった。昔のことわざに「苗半作」というのかがあるが、まさしくそうだ。良い苗を作れば天候の不順にだって打ち勝って満足のいく収穫にたどり着ける。あと、元肥の量を増やしたことも良い結果に結びついた。

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 残る心配は放射能汚染か?こればっかりは調べてみないことにはわからない。ただ、入れた堆肥は近くの酪農家のもので、ここらの気候条件からすべて秋の内に取り入れた稲わらを使っているので、まず問題なし。出てくるとすれば、飛散とともに降った放射性物質だけだろうから、ここいらの線量が低いことから見て、多分大丈夫だと思う。

 ということで豊作間違いなし。となると最後の悩みは米余りかな?去年の米だってまだ結構残ってるのに、どうする?冷蔵庫入りきらないよ。せいぜいお世話になっている方々に御礼米として配りあるくことにしよう。

 最後の写真は今年から栽培を始めた黒米『朝紫』だ。コシヒカリはもちろん、ヒトメボレよりも早生でご覧の通り穂がたれ始めている。

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