ステージおきたま

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『漂流』男の心意気で幕開けだ!

2011-08-28 21:01:30 | 演劇

 久しぶりの稽古だ。そして、しばらく留守する稽古だ。

 先週は「ごはんDE笑顔プロジェクト選手権」北海道・東北地区大会、そして、今週は農業クラブ東北大会に出場だ。演劇部と紅大豆本舗、二つの練習会場をいったり来たりしながらの日々が続いている。

 昨日で東北大会の準備をひとまず終えられたので、今日は半日演劇部にどっぷりはまった。走って、ストレッチして、筋トレして、ダンスの稽古をさせて、歌を歌わせて、そして、ついに!立ち稽古を始めた。明日は町役場で紅大豆の発表会、そして明後日からは2泊3日で青森五所川原農林高校で東北大会だ。県大会寸前のここでほぼ一週間の不在は、痛い!でも、仕方ない。紅大豆本舗の方も全国めざして頑張らせるしかない。

 たった1日、それも3時間でどこまで進めるかおおいに不安だった。特に幕あげ初っぱなが歌なんだ。それもむさ苦しい男達。体よく言えば漁師達の勇壮な歌と踊りってことになるんだが、・・・・・

 振り付けなんてまるで考えていない。2,3年生4人に思い思いに動いていいからとやってみたが、生徒達の動きには力強さと型が不足だ。それぞれがばらばらに動くというのも、どうも決まらない。やはり動きを統一した方がよいみたいと気づいて、部員達の動きを参考にしながらねワンフレーズずつ固めて行った。

 歌詞を参考にしながら振りを作って行く。途中間奏ではかけ声なんかも入れることになった。数十回踊り続け、歌い続けてどうにかそれらしいものに仕上がった。この4人は全員柄が大きいので、見栄えという点では申し分ない。逞しい海の男の勢いが再現できたのではないだろうか。

 幕開けはこの曲『海:豊穣』。緞帳が上がり始めたところで、男達のかけ声が入って歌と踊りが始まる。なかなか刺激的なオープニングになりそうだ。観客の関心をぐいっと引きつけられるんじゃないだろうか。まだ一部まとまっていない部分もある。これから何度も踊り続けていくことで自然とよりよい動きににまとまっていくことだろう。

 今回の『漂流』は、子どもミュージカルとは違って、全員が歌い踊るという曲は少ない。ソロを多くしたこともあるし、曲そのものがしっとりと聞かせるものが多いからだ。だから全体の立ち位置や姿勢を決めてやればそれでよい。しかも、動ける範囲が船上に限られているってことも大変とも言えるが、ある意味楽ではある。この調子なら意外と早く動きが付けられるかもしれない。

 いずれにしても9月12日の米沢市民文化会館を借りてのリハーサル、ここまでには装置も道具も衣装も完成させておかなくてはならない。もちろん演技の方もだ。これから2週間、勝負の日々が続く。 

 

コメント
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