ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ごはんDE笑顔:全国に向かってダッシュ

2011-08-17 22:00:06 | 地域文化

 3年連続の北海道・東北大会出場いよいよ3日後に迫った。お盆も明けて、いよいよ3年連続の全国出場に向けてラストスパートだ。

 台本も3回も書き直して、制限時間ぎりぎり9分45秒まで持ってきた。見直した分だけ活動内容はわかりやすくなった。ギャグも???まぁなんとかなるでしょ。

 今年のごはんDE笑顔プロジェクト選手権は、これまでと方針を大きく転換した。まず、NHKの全国放映がなくなった。がくり!パワーポイントの使用が認められた。がくがく!!審査員へのデモンストレーションが制限された。がくがくがく!!!発表時間が10分になった。あ~ぁ!

 これじゃまるで農業クラブのプロジェクト発表大会じゃないの。って事務局にごねてみた。曰く、活動の内容より発表力で差が付くことに意義を唱える先生方が多くて、・・・・・わかるよ、わかる。農業高校の先生達、パワーポイント得意だもの。そして、肉体表現苦手だもの。まっ、多数意見に従えば、今年の基準になってくるんだろうね。でも、本当にそれでいいのか?!

 精緻な、ある意味重箱の隅をつつくような農業クラブプロジェクト大会とは別な、なんでもありのおおらかな、突拍子のない活動発表大会として残した方がいいんじゃないのかな。これでパワーポイント全盛の大会になっちまったら、僕としちゃあまり魅力は感じないね。生徒も顧問も精一杯工夫して、機器に頼らず身体と頭脳をフル回転させて活動の成果を競い合う、いいんじゃないかなぁ。いや、もちろん、これまでだって中身が薄いのに表現で上位に入った、なんてなかったし。やはり、内容と表現、両輪だよ。

 だから当然、置農『紅大豆本舗』は今年もコントと手書きパネルで勝負だ。今年はとうとう演劇部員がメンバーにいなくなってしまった。演技経験のない子たちがどれだけコントを作れるか、そこが勝負になってくるね。てことは、僕がどこまで指導できるかってことだけど。

 最初は恥ずかしがっていた選手3人も、何度も稽古を繰り返すうちにコントらしいやりとりになってきた。そうだよ、やる以上は笑い取ろうじゃないか、最優秀いただいちゃおうじゃないか。活動内容は素晴らしいんだから。

 おばあちゃんの笑顔:紅大豆お弁当プロジェクト、これが今回の生徒達の活動だ。川西町内の一人暮らしのおばあちゃん9人に毎週手作りの紅大豆弁当を届けている。届けるだけじゃなく、持参した本人も一緒に食べて楽しくおしゃべりをしてくるという活動だ。なんかほのぼのとしてとてもいい活動だと思う。

 問題は活動に広がりがないことかな。スケール小さいもの。開発したお菓子がコンビニで販売されるようになった!とか、県から表彰された!とか、何万個売れた!とか、ないもの。たった9人だもの。でも、こんな身近で親密なボランティアっていいんじゃないかなぁぁって思う。大きな成果を生み出すことも素晴らしいことだけど、規模小さくとも、人数少なくとも、しっかりと結び合った絆、こういうこともしっかり評価しなくちゃなんないんじゃなかな。

 さて、今日の収穫はもう一つ。畳一畳分のパネルに手書きで絵を描き写真を貼って活動を紹介するんだけど、もったいないから両面使いだ。ってことはそれを直立させなきゃならないってこと。で、できれば、そのパネルをステージ上であっちこっち動かしたい。またまた変な欲出してきて!そう、やっぱ、道具だって毎年こだわらなくちゃ。

 その移動型パネル架台5台の製作を演劇部の装置チーフ:トモヤに頼んだ。一昨年のタカヒロ、去年のトシノリと、このごはんDE笑顔の大道具は演劇部装置担当が作る伝統ができてしまっている。今年のトモヤも本心はともあれ気持ちよく引き受けてくれた。講習が終わって4時から作りますってことだったが、その講習が延びに延びて、終わったのは6時前、こりゃ、明日僕が作るしかないかと内心観念していたのだが、なんと、これから作りますって言うんだ。そして、実際、ものすごいスピードで仕事して、8時前までにほとんど仕上げてくれた。

 素晴らしい!やるべき因縁なんにもない仕事だよ。ただ、顧問の一言:頼むな!これだけだよ。普通、朝から6時まで講習受けたら、もう働きたくなんかないじゃないか。なのに、嫌な顔一つせず、黙々とやり遂げて行った。もう人間として天晴れ!!としか言いようがないな。お見事!こんな奴らと一緒に舞台作りできるってことに本当、感謝しなくちゃならない。

 もちろん、ごはんDE笑顔の立場からも!ありがとう!!おみやげ精一杯気張るからね!!!おっと、もちろん全国もね!!!

 

コメント
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