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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

終わらねえ!田植え

2023-05-24 18:46:45 | 米つくり
いや、田植え機はお役目、きっかり果たしてくれたさ。
でも、終わらねぇのさ。
補植って難物が控えてるからな。
乗用田植え機と違って、四隅もくまなく植えるってわけにゃいかんのさ。ぬかる土に足を取られながらバックするなんて、恐っそろしい!両手ハンドルが跳ね上がってくるんだぜ。しかも、ストップ掛けるにゃ、ハンドルにくっついたクラッチ!を両手同時に握って切るしかないんだ。ようやっと機械にへばりついてる短身痩躯の俺が、うりゃぁ!ってクラッチ抑え込んで田植え機の気紛れの足蹴り?宥められるわきゃないだろ。
四隅は当然植え残しだ。
今回は少なかったものの、田植え機ヘソ曲げて苗植えせずに前進しちまった所もあるし、ポットに苗が入っていなけりゃそこは欠株になる。
そんなもんほっときゃいいだろ、ってわけにもいかんよ。人目を気にする質だから、欠株だらけの穴あき田植えにゃたえられんのよ。
って、ことで田植え機ご苦労さん、後、昨日から補植に入ってる。
田植え機順調にお役目果たしてくれたから、1日まるまる入れば終わるだろ、なぁんて、甘いぜ。
昨日は雨で途中中断。今朝は朝からひたすら田んぼを行ったり来たり。午前中、家の前1反部はなんとか終わったが、源さんの田んぼ1反3畝は・・・ええい、5時過ぎたぜ、続きは明日だ。

なんだって、こんな時間掛かるのか、って?そりゃ1本植えが多いからなのさ。1株に1本!寂しいじゃないか、収量だって落ちるわけだし。植え足してやって、せめて、1株2本、いや3本にはしておきたい。
なんて、欲かくな、ほっときゃいいんだ、無視、無視!欠株じゃあないんだし。さっさと切り上げようぜ。
が、うーん、やっぱり気になるんだよ。ここでの一苦労で取れ高上がるのは間違いないんだから。
と、辛い腰を何度も曲げて、1本植えに救いの手を差し伸べる、なぁんてことやってるから、2日掛かっても終わらんのさ。もう、ほんと、みみっちいんだから!
たしかにな、欲深って面もあるが、そればっかりじゃねえんだよな。半端仕事で終わらせるのが嫌だって意識も・・・、おいおい、いつからそんな潔癖症になったんだ。
どうせ最後はうんざりと疲労が重なって、もういいはぁ、ってことになんだからさ、なんて心の中で葛藤しつつ、今日は終了。
で、終わらねぇ、田植え!


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奇跡!田植え機トラブルなし

2023-05-23 17:52:08 | 米つくり
代掻きでトラブル、まっ、あるだろうな、我が家の機械だもの。
おいおい、声上げられぬ機械のせいにするなよ。気づかいしつつ使えば、あんな初歩的トラブル起きてないんだからな。
そうです、悪うござんした。30年以上も頑張ってるトラクター、すまん。
田植え機の方はどうだ?
2年前にかなり大幅に手入れしてもらったから、これも上手く行かなけりゃ俺の落ち度だよ、うん、分かってる。
だからさぁ、追肥は市販の液肥使ってしっかり根張りさせるとか、底からはみ出した根っこ切りように寒冷紗敷いたりとか、前日朝にはプールから上げて水切りしておくとか、様々手立てはしてきたさ。機械の試運転も良好だったしな、頼むぜ共立ポット苗田植え機!
新人小作人さんの田植えにお付き合いばかりもしてられん、合間を見つけてヒトメボレ2畝と1反部のコシヒカリ、機械植えでやっつけた。
おぅおぅ、いいんじねぇ?苗が途切れたりとか倒れたまんま置き去りとか1か所に大量に苗落とすとか、えっ、なんのこと?知らない人聞いてもわからんようなトラブル、今年はほとんどない。よく頑張った共立!

が、俺だって、上達したんだよ、って言うか、こいつの癖を飲みこめたんだ。今さら?
ほんとほんと、今頃何さ!だぜ。
それもこれも、自己流に固執する偏屈のせいだ。失敗しつつ学んでいく、って言やぁご立派だが、なぁに最初から先達に教えを乞うておけばいいのに、意地張るからって話しさ。
恥ずかしながら、田んぼにゃ少しくらい水があった方が植わり易いってことが判ったのが去年。機械のUターンはハンドルを下から持ち上げた方が楽だってこととか、土の重い個所じゃ機械をこまめに上げて通った方がいいとか、まず、一つ一つコツを掴んで、どうにか今年はトラブルさらばの田植えができた。
あっ、こんな歩行用の田植え機のノウハウ、しかもポット苗用に精通してる百姓なんてまずいないんだけどな。
苗の列も真っ直ぐだろ?

えっ、曲がってる?
そりゃ乗用4輪田植え機と比較すんのなしだぜ。左右のハンドルに付属したクラッチを握りしめつつ一直線に走らせるって、なかなかの技量がいるんだぜ。まして、軽量、非力のジジイがよ。
やった!終わった!って喜ぶのはまだ早い。
欠株はそこそこあるし、四隅は植わっていない。あっ、四隅が手付かずなのは、俺じゃじゃ持て余しの手植え機でバックはおっかねえからそのまんまにしてあるんだ。
補植という膝屈伸運動が待っている。補植用苗だって、たっぷり、

ってあり過ぎだろ。まっ、これも順調に進んだって証しだぜ。
我が家の田植えでトラブルなし、って喜ぶ俺って、アホ?



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田植え初体験!

2023-05-22 21:42:32 | 米つくり
やってきました、いよいよ田植え!
人生初の田植えだぜぇ!
新小作人さんたち、覚悟はいいか?
耕耘、代掻き、準備は万端抜かりはないぜ、あとは、皆さんのお楽しみ?お苦しみ?の番だぜ。
田植え機?なんて使うわけないだろ、天皇の御田植同様、手づから苗を植えてもらおうか。
おっと、勝手気楽に植えていいわけにゃいかんのよ。まずは、植える個所を決める線引きをしなくっちゃ。

昔は大型の線引きで一気に1間半分引いてたんだが、今は女性にも気軽に?引けるコンパクト機種にしたから、楽だろ?
ええーっ、そんなぁ!足が抜けないっ!靴が脱げそう!線が曲がってしまうぅぅ!それなら、選手交代。
おお、見事なもんじゃないか、Nさん。
結局、線引き作業は得意なNさんの専業ってことになった。Nさん、腰を屈めての手植え作業が大の苦手、なんて暴露しちゃいかんよ。
7寸角の升目の線が引けたら、いよいよ手植えだ。
我が家の苗はポット苗なので、こんな風に苗箱ごと持ち込んで植えて行く。この腰を屈めた姿勢、これが現代人にはとてつもなく辛いんだよな。
「うわぁっ、こんな苦行させられたら、村から若いもん出て行きくはずだ」なんてわけないだ。この程度の作業、ジジイの俺だって2日も3日も続けられるぜ。鍛え方だょ、なんて言葉はぐっと飲み込んだ。
小さな1枚がどうやら済んだが、まだその下のやや大きめの田には水たまりがある。水が引かないと線が見えない。たまり水が地中に浸透して消えるまでの間、お隣りIさんの助っ人に入ってもらった。
なんか、昔懐かしの光景じゃないか!
その間、Nさんは特殊技能を発揮して、2枚目のやや大きな田んぼの線引きをする。
いつまでも付きっ切りになってるわけにもいかんので、こっちは、機械植えのヒトメボレをちゃっちゃと済ませた。
ここまでで、午前中の作業終了。
遅っせぇ!なんて言わないよ。楽しくやってくれ。時間はたっぷりあるからね。
昼食後、再開。もう、自分たちですべてできるよな。3 aの田は同じ作業の繰り返し、植え方終わったら畔波シートを張り巡らせばすべて終了だから、と、俺の方だって進めにゃならんので、1反部の機械植えに掛かり、珍しくトラブルなし、1時間半弱で植え方終わった。補植の方は明日以降ってことにして、新人さんたちの田植え拝見。
おぉ、終わってるじゃないか。植え方は済んで、畔波シートを差し込んでいる。
あっ、いかん!水尻りをふさがず生かしてもらうよう伝えるのを忘れてた。せっかく差し込んだ1角、やり直し!って、酷い、鬼!って思ったろうな。皆さん、ほぼ余力を使い果たしてたもの。
でも、とにかく終わった人生最初の田植え体験!
目一杯の疲労が達成感をいや増したことだろうぜ。
お疲れさん!


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やっぱりトラブル!

2023-05-19 14:13:56 | 米つくり
まっ、すんなりとは終わらんのさ、代掻き作業。
大きな田んぼはどうにか済ませて、今日は朝から堰の用水利用の小さな田8枚。昨夜から水は出してあったから、よしよし、溜まってるな、と次々確認。えっ、どうして?一番上2aの一枚、水止まってるよ。
しばらく作ってなかったからなぁ、用水路から引き込みの塩ビ管、詰まってるんだ、やっぱりな。地中に埋め込まれた配管の直角部分を掘り起こしたら、なんと、取水の塩ビ管とその先の配管の寸法が違ってて大量に漏れていた。しかも、ここに長年の堆積物!これじゃあな。通水作業の方は神さんに任せて、こっちは残り3枚の代掻きに専念!っとトラクター乗り入れた途端に嫌な音が。
あっちゃぁぁ、代掻きロータリーの3点支持のうち、中央の牽引バーが外れてるぜ。一瞬、部品を田んぼに落としたか?と冷や汗流れたが、バーの中央のねじ込み部分が緩み切って外れてたんだ。ほっと、一息、だが、これどうやって戻すよ?ロータリー尻持ち状態だぜ。田んぼの中だしな、とてもじゃないが、持ち上げられっこない。
考えろ、なんとか、この窮地を脱する方法を考えろ!
牽引バーをトラクターに結束させないことにゃどうにもならん。
どうする?どうやったら元に戻せる?
トラクターの結束部位と牽引バーが離れすぎてる、ってことはここに繋ぎの部品を入れてやるしかないぞ。畑作用ロータリーに付いてる接続部品を外してこの間に入れる、これしかない。
ちょっと言葉で説明は難しい。
写真の真ん中の棒が外れ、それを右側の三角形の留め具を装着することでなんとか3点支持が復活した。
ふー、やれやれだ。
ただ、途中に余計な部品が入ったせいで、ロータリーを目一杯持ち上げられず、引きずる形になって、バックすると田の土を押してしまう。うんもう、厄介、田の四隅耕せないぜ。
贅沢言うな、なんとか前には進むわけだ。代掻きはできる。ともかく、残りの田を済ませてしまおう。
なっ、一筋縄にゃいかんだろ、我が家の農作業は。
この調子じゃ、3日後の田植えも一波乱あるぞ、って、重々心構えしておこうか。
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代掻き始まっちゃったよ!!

2023-05-17 17:13:01 | 米つくり
苗は、市販の有機液肥の効果あり、で、どうやら緑色も上がって来たが、丈が低くいよなぁ、田植えはあと10日ほど先にしたい。
だが、そうも言ってられない今年の事情。2枚の田んぼ、小作人さんに作ってもらうことにしたからねぇ、現役勤め人の都合に合わせなきゃならんのさ。
ってことで、田植えは次の日曜日、5日後だ。
そうか、ついそこだぜ、迫ってる。田んぼに水も入れておかにゃならんか。まずは家の前の1反部、何故かここ溜まらないのよ。ポンプ、丸2日動かしっぱなしにして、なんとか半分。そこを強引に代掻きしながら、水口から離れた部分に水を引っ張ってさらに1日。3日かかりでどうにか代掻き終わるって厄介な田んぼなんだ。
週の後半は小作人さんたちの田の代掻きやらなきゃならんから、早めに取り掛かっておくか。ほんじゃまず、水出そう。どうせ、溜まりゃしないんだし。
ところが、おっとぉ!
翌日にゃかなり溜まってるじゃないか!なんとしたことだ。この田を作り始めて30年以上、初めての事態だぜ。
2日間雨が降ったからか?違うなぁ、あんなしょぼくれたお湿り、田んぼに軽く吸われて終わりさ。
秋うないの効果じゃねえか?
稲刈り後にざっと耕耘しておいたせいで、土の粒子が細かく粉砕されたまま冬を越した。それが水の浸透性をよくしてんじゃないか、ってのが俺の想像なんだが、正しいかどうかはわからんさ。
理由はどうあれ、溜まってくれたんなら、代掻きせにゃ。よし、明日は全面一気に終わらせるぜ。

と、気合を入れてアタッチメントの交換。ほらなぁ、やる気満々だと機械も言うこと聞くんだぜ。
さっ、田んぼに入るか。
えっ、溜まってた水が消えてる!
な、なんだよ、どうしたのよ!
しょうがねぇなぁ、結局、予期したとおりだ。今日は半分代掻いて、残りは明日だな。
原因は、水が足りない!夜通し出したのに全然溜まってないぞ。水の出がわるんだよ。
ポンプの動力を伝えるVベルトのテンションが緩んじまってたことだった。モーターが必至に回転しても滑ってしまって、駆動力がポンプに伝わらなかったんだ、もう。
水が足りない田んぼを無理やり走り回って、どうにか端まで水を引っ張った、が、これじゃ十分代掻きできやしない。

ってことで、結局、この田の代掻き完了は明日に持ち越し、ってことで、あ~ぁ。

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