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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

『追いかけぇて!追いかけぇて!』台本完成!!

2017-03-07 09:23:38 | シニア演劇

 書けた!印刷まで終わった!!それも締め切りの前日!!!凄い!ってやたらびっくりマーク付けて一人で大喜び。ほれほれ、表紙も乙女チック、うん?この言葉もう死語か?にフレーム付けちゃったりして。ゆとりだね、って、問題は中身だろうが。

 とは言っても、書けたのは書けたんで、やはり嬉しい。大いに御目出度い。これまで、いつだってぎりぎりいっぱい、台本渡しの当日午前にどうにか書き上げ、それから印刷に掛かって、夕飯立ち食いしながら家庭用プリンタでジーコジーコ印刷を続行して、それでも間に合わず、1時間遅れで稽古場に持ち込む、そんな綱渡り、いや、ほぼ綱に縋りつきつつ間に合わせていたのが、今回は、なんと前日に印刷まですべて終わった。どうしたことだい?

 順調にすいすい書けた、なんてこたぁない。途中、何度も袋小路に突っ込んで、悩み、惑い、手探りし、後ずさりしながらの執筆だった。

 難渋の原因は、シニア役者たちの持ち芸を存分に発揮してもらおうって親心、または魂胆だね。歌の上手い人には歌うシーンを、楽器ができる人にゃ演奏の機会を、ダンスやエアロを得意とする人たちにはたっぷりと踊ってもらって、さらに手品の時間まで組み込んでしまったからねぇ。こりゃもう複雑極まりないパズルを解くようなもんだった。

 どこまで笑いを持ち込むかってところでも迷いがあった。アイディア段階じゃ、シリアスな部分が多い芝居にするつもりだったんだが、シニアの芝居はやっぱり楽しくなくっちゃ、って思いに引きずられて、次から次とギャグを打ち込み、コントの連作のようなものになってしまった。面白くしたい!って衝動が強すぎるんだなぁ、つくづくと。裏を返せば、人生を深い部分で描けない、底の浅さってことでもある。

 でも、まっ、全国大会だし、お祭りだし、大いに笑って、歌や踊りを堪能してもらおうじゃないか。地元、博多ネタもふんだんに仕込んだしね。ただ、心配は、シニア演劇の愛好者?には、まじ社会派とか生真面目好きもけっこういるんだなぁ。かつての文学少女とか?そういった硬派の方たちから、福岡まで来てなにバカやってんだ、ってお叱り受けるかもしれない。でも、そんなこたぁ構っちゃいられないよ。大枚はたいて自腹切っての九州公演、思う存分楽しまなくっちゃね。お客さん、笑っていただきやしょうか!

 そう、狙いは、シニアの元気!シニアのやる気!シニアの陽気!これだよ。

 

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シニア演劇学校5期生修了公演

2017-03-05 09:14:14 | シニア演劇

 フレンドリープラザ付属演劇学校シニア演劇コース、正しくはこう呼ぶ。が、まっ、普通はシニア演劇学校だよな。で、その5期生が、1年間の講習を終えて、卒業する。これまで同様、かなりハードルの高い作品『生前葬につき』を11月に仕上げて、5期生全員、見習い演劇人としての船出に向かって、出発準備中だ。

 修了公演での課題は例年通り。2チームに分かれてコントを上演。3人で『神頼み』、4人で『バトルinケアハウス』、どっちも面白い作品だよ。そう、書いた人間が言うんだから、嘘じゃない。タガを外したはじけ方も身についてきてるしねえ、これがたった1年演劇かじった人たち、とはとても思えない。仕上がりが楽しみってもんだ。

 各自の持ち芸を披露するコーナーもある。例年、これが好評でねぇ、コントより面白い、なんてことを僕の面前で言い放つ輩も多々あったくらいだ。今年のメンバーは、昔話の語り、落語、朗読、ドジョウ掬い、一人コント、紙芝居、語学教室?となかなかの芸達者そろいだ。大受けすること間違いなし!

 これまた例年通り、舞台上に舞台と客席を設ける特設ステージでの公演だ。客席前列と役者の距離はわずかに1m、5期生たちの唾を浴び、皺を数えて楽しんでいただきたい。

 期日は3月27日(日)午後2時開演だ。盛りだくさんの内容で、入場無料、さっ、しっかり笑い貯めして、春に向かってダッシュしようじゃないか。

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シニア演劇学校6期生募集開始だぁぁぁ!

2017-02-14 09:33:36 | シニア演劇

 今年もやりますぞ、シニア演劇学校。いよいよ、折り返し点を過ぎて、6回目。うん?折り返し?てことは10回目指してるってこと?それ、無謀!そろそろ希望者、底ついてきてるって。

 そうだよな、よくここまで続いたもんだ。3期生の3人、なんて消滅の危機にさらされたこともあったけど、その後また立ち直って、常に6,7人の受講生を集めて乗り切ってきた。1期1年、再履修なし完全入れ替え制、毎年真っ新な人たち集めて開校なわけだから、シニアの演劇熱ってなかなかのもんだってことだ。

 簡単に前言翻しちまうけど、潜在的な希望者はまだまだ数多くいると思う。退職してまだまだ元気、これからさらに一花咲かせたいって人たち、常にトコロテンで押し出されてくるわけだし、演劇てのは、ハードルの高さがかえって征服欲をそそるんじゃないか。

 も一つ期待は、これまで5年間の実績だ。シニア公演に触れた人、けっこうな数になってるはずだ。11月の本公演、年々観客が増えて、昨年なんかついに400人を超えたからね。知名度も確実に上がってるって見ていいんじゃないの?まったくの初心者が2時間近い作品とかミュージカルとか仕上げてしまうんだから、評判はかなり浸透しつつあるって思うんだけど。

 でも、世の人の視界って意外と狭いから、そう、井の中の蛙ってやつ、へぇー、そんなのあったんだぁ!って人たちまだまだ多いと思う。だいたい、川西町民でもプラザに入ったことないって人がけっこういるくらいだから。どうやったら、そういう人たちに情報を届けられるか、そこが大きな課題だ。マスメディアが関心持ってくれるといいんだけど、あの世界って、1度取り上げると、2度目はないからなぁ。

 私なんかにできるだろうか?なんて悩みは一切無用。85歳の人まで、見事初舞台を飾ったんだし、メンバーの記憶力に合わせて?セリフ量も当て書きするから、大丈夫!それと、上のポスター、真ん中の写真をみてくれ。前列の8人が5期生、その後ろに立つのはすべてバックアップメンバー。菜の花座や演劇学校OB,OGがしっかり支える。ついでに、僕の書くものも、いつも面白い、本当かい?1年間、後悔はさせない自信はある。

 て、ことで、やろうよ演劇!シニア6期生、ただ今募集中!

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フレンドリープラザシニア演劇学校5期生公演『生前葬につき』舞台写真公開!

2016-12-11 09:27:25 | シニア演劇

シニア5期生の舞台写真をアップします。あの熱演がじかに伝わってきます。

フレンドリープラザシニア演劇学校5期生公演『生前葬につき』

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これでお終い!『生前葬につき』

2016-11-26 09:12:26 | シニア演劇

 またかよ!って言われるかもな。もう、お終い、これで最後だから。

 まだアンケートを読んでないので、成功とか、上出来とか言ってしまっていいか、ためらう部分はあるんだけど、まあ、カーテンコールダンスも満場の手拍子で応援してもらえたし、挨拶後の拍手も温かかったこと思えば、ほぼお客さんのあらかたは満足してもらえたのかな。平均年齢68歳、事務局Gを除けば、全員が演劇初体験、それだけだってかなり高いハードルなのに、たった8人で正味1時間40分の大長編、これ途方もないことだよ。まっ、そんじょそこらのシニア劇団じゃあり得ない冒険だろうね。

 そんな挑戦を見事やり通したわけだから、役者たちの頑張りは凄い。セリフの量だって半端じゃないのに、さらに、ダンスによさこいに白浪に歌だもの。必死の努力、横で見ていても十分にわかった。その精一杯の熱意が客席に伝わったのは間違いない。

 でも、作者や演出にもちょっぴり目を向けてもらうなら、適者適役がはまったってところも褒めてもらいたいな。なんだ、自画自賛ってことかよ。まあ、そうだ。

 生前葬を望む主人公銀之助役のKさんの年齢はもちろん85歳、これまで、これだと思えば何にでも突き進んできた人、まさに、適役。義妹のOさんは見かけも話し方も良家の奥様そのもの。女中さんのSさん、いかにも陰で仕切ってる姿が浮かび上がる。葬儀社アルバイトで弱小劇団座長の舞染さんをテンション高く演じてくれたFさん、軽やかな身ごなしと表現力の豊かさは持ち前のもの、お手の物。銀之助と舞染の間で右往左往する葬儀社正社員香田役のWさん、7月頃のエチュード稽古でも、本音と建て前を使い分ける女性をコミカルに演じていたことから、こんな人物設定にした。これは大正解。笑いのうちの3〰4割りは彼女が掻っ攫っていた。そして、お抱え看護師の薬師、美人できりりとしたAさんにぴったり。それだけじゃもったいないから、銀之助の陰では姐御風な口調になるなんてへんてこんな設定にしてみた。表向きのしっかり看護師はご当人の持ち味通り上手く行くはず、問題は姐御風だ、と思っていたら、なんと、極看の方はうまくできるのに、正統派看護師は本番直前まで嘘っぽかった。この点くらいかな、作・演出の思惑外れは。

 やっぱりねぇ、自分の持ってるもので勝負できれば、役者も本領発揮ってことなんだよ。そこんとこ上手く書けたし、上手く演出できた。ここらあたり、大いに満足してるね、僕としちゃ。

 そんじゃ、役者は自分を出せただけってことなのか、って問われれば、それはまったく違う。役と当人はやっぱり別物だ。ただ、役にふさわしいような傾向を持ち合わせているってだけだ。それも、当人はよく気づいていない。稽古は、夢中で自分の中を探り、役に向いた自分を引っ張り出し固定する作業だったと言える。それはやはり大変な仕事なのだ、努力なのだ、初めて舞台に上がった者にとっは。その努力をとことん突き詰め、とうとう自分の中に役を見いだせたから、この芝居は面白く生き生きとしたものになったってことなんだ。

 まず、当て書きされたセリフから始まり、段々と本人とはずれた人物を演じるようになっていく。それがアマチュア役者の役者修行ってものなんだ。さぁて、次は、どんな役になるのかなぁ?

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