つくづく思うんだが、農業用機械ってほんと凄い!どれもこれも安くて長持ち高機能だ。軽トラックなんて、見ろよ。あのちっぽな体で積載オーバー平気の平左、4WDで山道、林道どこでもござれ。おまけに丈夫で長持ちと来たぜ。我が家の、戦力外から移籍の20年選手も、どこもまったく問題なし、強いて言えばドアの一部が腐食してガムテープ張ってあるってことくらいだ。
使用頻度トップクラスの草刈りだって、故障知らずの働き者だ。面倒くせぇ!除草剤で枯らしちまえ!って効率優先、環境汚染糞くらえ!派ならいざ知らず、真っ当に田畑と向き合う者なら、週に一度はお世話になってる。ただ、こっちは、刃は消耗品。昔は研いで使ったが、今じゃ刃先にチップが付いた特製品を使い捨て、でも、本体はこれまた購入年を忘れるくらいの古株だ。
も一つ、忘れちゃならない万能選手!管理機。ただし、こっちは家庭菜園、自給畑向けの強力助っ人だ。ちょっとしした耕耘、畝立て、土寄せ、植え溝掘りにオールマイティだぜ。こいつも故障はしない、メンテナンスの手間もほとんど不要。わずかなガソリンで、文句も言わず働き続けてくれている。とは言っても、使用開始から20年超!土をかき回す刃はさすがに減る。耕したつもりが、ただ、引っ掻いてただけって状態になってきた。
こりゃ刃を交換せにゃならんよなぁ。機械屋さんに頼むか?でも、高いよなぁ。部品も工費もバカにならない。そうだ、トラクターの刃だって自分で交換できたんだしな、管理機なんてミニトラクターみたいなもんだぜ。手前でやれぬわけがないっ!ただ、前進、後進両用なんで、ちょっと特殊な刃だ。果たしてネットで手に入るか?
なぁんて、ネット時代はじゃんじゃか進んでるんだぜ。即座に、ってわけにゃいかなかったが、根気よく探していたら、ほれほれあった。なるほど木の葉型刃って言うんだ。適用機種を何度もチェックして、間違いなし、この刃で行ける。
2日で届いた替え刃、よっしゃ、とっかえてやっちゃおうじゃねえか!
まずは、洗浄機でロータリー部をよく洗い、取り付けのボルトナットに油を噴霧する。不安は錆び付きだ。20年以上手つかずでこき使われてきたんだ、ボルトナットだって、サビたり腐食したりしてるに違いない。新たに買い出しはしたくない。できれば使われているものを丁寧に外して使いたい。って言うより、まず外さんことにゃ変えられない。
使用器具はレンチとモンキースパナ、もしやのために押さえ用のプライヤーと叩き用ハンマー。管理機の尻を持ち上げて作業開始。ナットをモンキーで押さえ、レンチ12番でボルトを回す。ありゃ、どっち回しだっけ?トラクタの時は反対にぎりぎり回しちまって、要らぬ苦労をしたんだった。よぉく、考えろ。ボルトは時計回りで締まるんだぞ。ってことは外しなら、反対向き。そりゃわかってるんだが、横向きとなると、えっ、こっちか?反対か?おっかなびっくり力を入れるから、まるで動かない。さらに、油を噴霧。再度試みるも、ピクリとも動かない。ならば、最終手段、レンチの端をハンマーで叩く。これは機械屋さんのやり方を学んだものだが、これが結構効果的で、やさしくトントンと叩き続けると、おっ!回った。あとはレンチで何度もはめ直しながら回して行く。ラチェットないからなぁ、はめたまま連続で作業ってわけにいかないのが、苛立ちの素。って言っても仕方ない。時間はかかっても根気よく半回転、半回転ずつ回す。2か所を外して、よしっ、取れた。
なんと、この違い!とても同じものとは思えんな。これじゃ耕せないわけだぜ。
替え刃はすべてで12枚。取り付け方向を間違えたり、錆び付きひどく、たった1本に20分もかかったりしながらもすべて交換終わって3時間。俺も気が長く根気強くなったもんだ。ふー、やったぜ!どれどれ効力のほどはどうじゃ?培土板を取り付けて、ネギの土寄せ。おおーっ!なんと楽々と掘れること!あっという間に土寄せ完了だぜ。
それじゃ明日は、大豆・小豆畑の最終土寄せを済ませちまうとするか。
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