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ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

装置建て込み!ミュージカル『泣いた赤おに』

2019-01-31 08:53:45 | 地域文化

 本番の4日も前だけど、建て込みさせてくれるって!素晴らしい、太っ腹!高畠町文化ホールまほら。共催してくれてるってところからして、偉い!子供たちの合唱指導20年、地域への貢献度、きわめて大。Kさんご夫婦で育てて来た音楽の広場、巣だって行った子供たち、町の大きな財産だもの。そのくらいはしてくれて当然だよな。菜の花座も20年なんだけどぉぉぉ、なぁんてことは言わない。旗揚げ10年とか公演50回とか、区切って振り返るのとかって好みじゃないんでね。必死で目の前の公演にぶつかって行く、それだけで精いっぱいだ。

 おっと、話しがずれた。4日も前から装置仕込ませてくれたってこと。それも、そのまま本番まで据え置きでいいってんだから、これはもう、感謝、喝采、雨あられ、だな。

 6時からの稽古ってことで、こっちも同時刻に入って建て込み準備。まず、可動型の民家を建てる。そう、簡単に移動できる形ね。今回の舞台で大変なのは、最初は合唱のみのステージ、後半の舞台でミュージカルって2部構成になってることだ。途中休憩の20分で反響板を上げ、装置を建て込むって、こりゃかなりの荒業だ。だってな、反響板とばすだけで、15分かかるってんだから。残り5分!?ってことは極力、事前に組み込んでおくしかないってこと。ってことだから、青おにがぶち壊す民家は、6尺×6尺の平台の台車の上に事前に組み立てておく。赤おにと青おにの家は、壁面パネルにしてバトン吊り。これで出し入れ上げ下ろしは短時間で可能になる。あとは、平台と開き足を組んで山道とか小山とかを作る。これだけの作業を、あらかじめさせてもらえたわけだ。

 6時半を回って、他の菜の花座メンバーもおいおい集まって来たので、装置組み立て、吊りパネル作製組と、平台、開き足設置組に分かれて作業。どちらも、ささっと!ってわけにゃ行かなかった。パネルは以前作った材料の再利用なので、強度の保全など現場での手入れがかなりある。台組みのほうは、1段、1段高くなっていく構造を全員が理解するのに時間がかかったり、吊りもの位置との調整に戸惑った。

 予定では、7時半過ぎには完成して、実際に装置を使って稽古してもらう予定だったが、なんとか終了したのが、9時前、子供たちに見て歩いてもらうだけしかできなかった。

 まず装置類は手の込んだ作りで、窓は開く戸は動く、民家には自在鉤まで吊ってあって、まあ、ここまで作れれば申し分ない。ちょっと赤おにの家が大き過ぎたかな?山道、小山の方は、うーん、横は布で覆ったが、蹴込の無いのと平台の表面、剝き出しなのがねぇ、これが気にかかる。ただ、これ以上、手数を増やすと、5分間の建て込み時間を大幅に超過しちまうのは目に見えてるしなぁ、どうするか?

 前日仕込みには照明さんが入って、色を作る。そうなれば、もう少し剥き出し感は減ってくることだろう。ともかく、本番前のゲネプロまでこのまま設置しておいていいってのが、何よりだ。当日午前中は、後半部分のミュージカルをやってから、撤去して合唱のリハ。その後で1度、装置出しの稽古をさせてもらわにゃいかんだろうな。まさか、休憩を30分も延長させるわけにはいかないだろうから。

 

 

 

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高畠町少年少女合唱団『泣いた赤おに』装置搬入!

2019-01-28 10:12:48 | 地域文化

 菜の花座が舞台サポートする高畠町少年少女合唱団ミュージカル、『泣いた赤おに』本番まで1週間、完成した装置を搬入だ。

 って、言っても作ったのは菜の花座の装置屋さんだけどね。ここまで、一人こつこつと作り続けてくれた。自宅の車庫、車を外に出して作業場に転用、きっと家族からのブーイング凄かったろうな。米沢の住宅街、臨時作業場に軽トラック乗りつけて、装置、道具の積み込み。装置屋さんと手伝いのHさんと3人、必要最小限の人数だ。

 降るなよぉ!降るなよぉ!雪の中で作業なんてたまらんからな。菜の花座用に買ってあったブルーシート、見つからんし、荷台サイズのゴム付きシートしかない。高さのあるパネル立てたら、全体覆うなんて無理だからね。念力通じたか、日ごろの晴れ男の威力を発揮できたか、ここ数日の雪もよいを潜り抜けるように曇り空、良かった。

 舞台の設計したのはこっちだし、事前の打ち合わせで、パネルの枚数も大きさもわかっていたから、積み込む前から、どれをどの順で積み込んで、最終的にどうなるか、すべて想定済み。トラックにパネルを立てる時は、荷台の横幅一杯につけるか、隙間を椅子とか机なんかで埋めて、遊びが出ないようにするのがコツだ。今回はパネルが6枚プラスなんやかんやと長椅子と木の切り株と倒木があるから、それで床面はぴたりと埋まるはず。ただ、抑えの椅子や倒木は高さがないから、パネルを直立させるのは無理だ。そこは、斜めに倒してロープで頑丈に固定するしかないな、ってこれまた事前の想定通り、寸足らずのシートをてっぺんにのせかけて、さらにロープ固定。これで、高畠までの道のり30分、なんとか保ってくれるでしょ。

 万一、荷崩れした時が心配なので、幹線道路は避けて県道をそろそろと進む。怖い。斜めに倒したパネルの底部が滑って水平になるのが、唯一にして最大の不安だ。そろりそろりと進めば問題ない。気を付けるのはカープと道路のでこぼこだ。弾んだ拍子につっかえが外れるかもしれない。道路の凹凸は真剣避けつつの超安全運転。脇道選択は正解だった。

 無事、高畠町文化ホールまほらに到着。下ろし方の手伝いに来ていてくれた若手二人と主催者のKさんを含め6人と、手かたは十分、15分程度ですべて舞台袖に搬入できた。

 組み立てと建て込みは次の水曜日、いよいよ、そこから、本番に向けて追い込みが始まる。子供たちの稽古も進んでいることだろう。裏方の菜の花座も頑張る。一緒にいいもの作ろうぜ!

 搬入終わって、外に出れば横殴りの雪!ほらなっ、晴れ男健在なり!だぜ。

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全力サポート!『泣いた赤おに』高畠町少年少女合唱団

2019-01-14 10:11:25 | 地域文化

 高畠町少年少女合唱団の定期公演、『泣いた赤おに』、追い込みの練習を見せてもらった。装置や道具、衣装のアウトソース引き受けてるからね、菜の花座。装置担当のT、小道具のF、衣装のH、それとプラン引き受けたこちとらと、4人でお邪魔した。

 合唱団創設20周年!気合い入っる。町の文化ホールまほらも共催ってことで、この日もホールの舞台を使って稽古、いいなぁ!菜の花座も20年目なんだけど、どこも共催なんてしちゃくれんだろうなぁ。日ごろの行いの差ってことだ。いやいや、指導者の人柄の違いってことね。

 ともかく、熱心なんだ、指導のK先生ご夫妻。どちらも音楽の先生やりながらの20年だから、大したもんだ。数年前、シニア演劇学校3期生の舞台に出てもらった子たち、まだ居るのかな?って聞いてみたら、なんと、大学生と専門学校生だって!その頃のメンバーは二人しか残っていないって!そうやって、年々入れ替わる団員を指導しつつの年月だから、これはもうお見事!の称賛あるのみ、だな。

 13時から17時まで、ほぼぶっ通しの稽古!大人の菜の花座だって、2時間通してのはしんどいのに、小学生メインの子供たち、集中を持続させるって生半可なことじゃない。リードする技量も当然だが、なんと言っても指導者の情熱なんだろうな。

 装置の方は、着々と進んでいるようだが、持ち込むことはできない。手作り自慢の背負子や自在鉤を持ち込んで、

子供たちに披露の装置屋さん。小道具さんは鍋、釜、食器など、青おにがひっくり返す品物を作ってくれた。

 衣装さんも、引き受けた赤おに、青おに、木こりなんかの試作品を子供たちに一つ一つ、当ててみて寸法の具合などをチェックした。こっちとしちゃ、プランできたし、それぞれ担当が頑張ってくれてるから、搬入や建て込みの打ち合わせ程度。それと、舞台の構造なんか具体的に指摘して、この先歌や動きの練習に活かしてもらうようアドバイスをした。

 合唱団関係、例えば指揮者、ビアノ伴奏、補助者、保護者なんかとは違って、見ず知らずの大人たちが顔出して、魅力的な小物や衣装を広げて見せて、さぞかし、「あっ、みんな応援してくれてるんだぁ!」って快く思ってくれたなら、行った甲斐、やった甲斐があるってものだ。自分たちの生活の多くを削って子供たちの合唱に賭けてる指導者やそのサポーター、そんな大人たちに支えられて、地域の文化は静かに育まれて行くってことなんだよ。

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認知症サポートコント、今年度終演!そして、警察表彰!!

2018-12-07 09:55:08 | 地域文化

 認知症サポートコント、今年の出前もすべて終わった。たしか、最後は、犬川小学校?違ったか?ご、ごめん、出演者の皆さん申し訳ない。もう、ついついお任せしたっきりだった。実は、今年何回公演したかもわかってない。座長失格!でも、出演メンバーは強力だから、つつがなく町内すべての小中高校でコントを披露してくれた。

 認知症の人たちへの理解を深め、自然なふるまいで接することができるように、との講座。その前座を菜の花座のコントチームが担って来た。今年で3年、通算公演回数は間違いなく40回を超える。中心メンバーは昼の時間が自由になるシニアだが、時には若手も手を貸して、劇団上げての活動だった。

 作った作品は2本、認知症ジイサンの誇りとせつない失敗を描いた『リスペクト爺さん』と、寄り添いロボットが認知症者の心の大切さを教える『記憶呆けても、心は達者』。

 どちらも、子ども扱いしたり、馬鹿にしたりせず、敬意をもって接することの重要性を伝えたつもりだ。コントだから、面白可笑しく進めねばならないが、笑いが認知症者へのあざけりにならないよう工夫をしなければならない。このバランスが一番難しいところだ。綱渡りのような台本をシニア役者たちの大らかな人柄が見事に演じ通してくれた。主催の町役場健康福祉課も喜んでくれていたから、こちらの意図はしっかり伝わったってことだろう。

 その3年間の地道なお手伝いが、警察署が認められ、表彰していただくことになった。詳しい名称はわからない。地域の高齢者見守り運動への貢献ってことなんだろう。あるいは、どちらの作品でも地元の駐在さんに特別出演してもらったから、警察を身近なもにしてくれた、って感謝かな?それはないか。

 12月28日米沢警察署で授与される。その後、町役場に回って町長に報告してくれってこも伝えられた。テレビや新聞記者呼んで、宣伝したいのかな。川西町の名も上がり、菜の花座の知名度が上がればそれに越したことは無い。

 式と報告には、中心になって担ってくれた役者たち数人が出席する。本当に、ご苦労さんでした。彼らの頑張りで、地域に生きる菜の花座、知ってもらえたな。

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自分たちの公演ビデオ、買えってかい!?

2018-11-20 09:50:49 | 地域文化

 菜の花座前回公演『予兆 女たちの昭和序奏』団員配布用ビデオ、ようやくできた。苦難の海を漕ぎ渡り、逆境の山巓を乗り越えて、ついに完成!って、まっ、大げさだが、神経細胞100個程度はすり減らしたな。

 ことの起こりは、自前のビデオ撮影に失敗したこと。こりゃ単純にアホなだけだったが、幸い地元ケーブルテレビが録画中継してくれるってんで、その気の緩みってやつだろう。放映されたら、それ録画してダビングすりゃいいさ、ってね。

 ところが、ここも迂闊、放映された映像は、ダビング禁止だった。まっ、考えてみりゃそりゃそうだ。テレビ番組、勝手に録って次々焼き増しされちゃかなわんものな。それも分からず悪戦苦闘にまる2日、録画形式のせいじゃないかと変換ソフトを買い、さんざん試すも効果なし、ようやくコピー禁に気付き、それじゃコピー禁解除のフリーソフト入れてなんとかと、さらにも無駄骨何本も折って、すべては徒労の数日間が過ぎた。その間、PCにコーヒーをぶちまけて書き込みドライブぱぁ!外付けドライブを急遽購入してしのぐなんて、要らぬおまけまで付いた。

 そうか、だったら、最初からテレビ会社にもらえばよかったのよ、コピー禁かかってない録画ビデオ。さっそく、テレビ局に電話した。

 「菜の花座の公演ビデオ、欲しいんだけど、・・・」

 「わかりました。有料でお分けします。」

 「えっ!?ちょ、ちょっ、ちょっと待て!有料?なんで、自分たちの公演だぜ。」

 「社内規定なので、6000円いただきます。」

 「待てよ、待てって。3時間もの大作、放映料とかいっさいもらわずに提供してあげたよね。」

 「ビデオは放送局の著作物ですから。販売いたします、6000円。」

 「こっちの著作権はどうなるの?」

 「社内規定なので。6000円」

 「そりゃそっちも撮影したり編集したりと手間はかけてるだろうけど、こっちは3か月以上、20人の人間が心血注いで作り上げたんだぜ。いや、台本書きから言ったら半年の時間が詰め込まれてるんだ。」

 「6000円でお分けします。」

 「菜の花座の作品なけりゃできなかった番組なわけだろ?金、よこせとは言わない。せめてダビングビデオの1本くらいくれたっていいでしょ。」

 「上役とも相談いたしまして、6000円で。」

 「そっちも創作に携わってるわけだろ、作品の著作権へのリスペクトはどこにあるの!!」

 「どちらの団体様にも6000円、頂戴しています。」

 「他団体のことは知らないよ。その人たちは、自分たちの創造物の価値、わかってないんじないの?文化、芸術団体の貴重な創作活動あってのテレビ放映だろうが。」

 「それでは、上司と相談いたしまして、後日お返事差し上げます。」

 数日後の会話。上記の繰り返し。さらに、数日後。

 「上司と相談いたしまして、今回に限り無料で差し上げます。」

 「おいおい、なんかそれ、クレーマー対応じゃないか。もう、うるせえから、今度だけってことで話しつけよう、って。」

 「いえ、事前の話し合いが不十分だったとの理由からです。」

 「て、ことは?」

 「次回からは、規定に従い6000円いただきます。」

 「それねぇ、違うでしょ。こちらの著作権を尊重してくれって言ってんのよ。なんも6000円出すのが惜しくて食い下がってんじゃないの。6000円払えないほど貧乏じゃないよ、菜の花座、いや、貧乏だけど。ビデオ1本の提供にも値しないってことなのか、あの作品は?せめてね、お陰で良い放映ソフトいただきました、これつまらないものですが、菓子折り代わりにビデオです、って、それが常識なんじゃないの?以前は、そうしてたでしょ?」

 「社の方針が変わりましたので。」

 「だったらねぇ、上役の人に伝えてよ。その社内規定、見直しが必要だって。今の時代、著作権は重要なんだって。地元の文化、芸術育てるためにも、創作者にリスペクトが必要なんだって。撮ってやる、放映してやるって態度、もう古いから。」

 「今回に限り、無料で。」

 「わかったよ、もらうよ、ただで。」

 6000円叩きつけてやろうか、と、ムラっと思ったが、無意味な怒りだとすぐに撤回。よしっ、いいさ、次に録画中継する時にゃ、こっちもビデオしっかり録って、弱み失くして、また一悶着してやろうじゃないの。

 「いいかい、上司に伝えてよ。その社内規定の見直しね。それと、あんたが出世したら、なんかクレーマージジイが騒いでたな、なんて思い出さずに、作り手の労苦に心する上役になってね。」

 「は、はい。それでは、準備できましたら、お電話いたします。」

 「何日も、長い時間、ご苦労さん。」

 と、数々の苦難を乗り越えて、出来上がったビデオだ。2枚組、菜の花座として記念すべき公演だものね。

 それにしても、地元の芸術団体、弱気過ぎるぜ。もっと、自分たちの活動に自信持たなくっちゃ。放映してくれて嬉しい!はいはい、テレビ局様の仰せのままにいたします。そんな揉み手すり寄りしてってから、足元見られるんだって。舞台も演奏も、作り手が主体!そこんとこ、しっかり腹に据えようぜ!

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