泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

6日は朝早くに目が覚めてしまう

2024-08-06 09:18:09 | 丹下一の泡盛日記
6日(火)、やっぱり朝7時には目が覚める。
もちろん8時15分を意識しているからで。
ちょっと遅れたけど、水などを備えて手を合わせて黙祷した。
79年目の夏。
敗戦から60年経った年、世界中で「死ぬ前に話したおきたい。あの時は。。」と語り出す人が多くいた。
そんな声に向き合う企画が広島でありプレイバッカーズで3年続けて伺った。
生き残った方たちのお話の生々しさ。そのストーリーに精一杯立ち向かった体験は、得難いものだった。
もちろん被災したのは一般市民であり非戦闘員だ。
朝、川下の市内まで船で仕事に出かけた村人たち。その一人一人の無言の帰宅を伝える声はテラーの声を通じて今も身の内に強く残っている。
原発もそうだけど核兵器は明らかに時代遅れだし、人類の手で完全にコントロールすることが不可能な危険極まりないものだ。
そして、持ってしまえば必ず使いたくなる。
人類がこれを自らの手で封印する日がいつか来てほしい。
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きゅうりのヨーグルトスープ

2024-08-06 09:05:46 | 丹下一の泡盛日記
月曜日、世間は株価の大暴落で大騒ぎ。
おかげさまで特に被害を受けるような環境にはいない。。。
そして、日銀の利上げ発表があれば日本の株は下がるだろうと思ってはいたけど、ここまでとは思わなんだ。
もちろん支配層には想定内だろう。
伊達で購入したきゅうりの残りでヨーグルトときゅうりのスープ。
フィンランドで買ったディルも散らす。
先日稽古場で江戸馨さんと話していて彼女が推奨。
20代で英語を武器にヨーロッパやエーゲ海周辺を旅して回っていた彼女ならではのご推薦。
もちろんフィンランド(ヘルシンキ)は仕事で通っていた。
今も当時からの翻訳者としてのペンネームを別に持つ。
バングラデシュの暴動がすごい。
きっかけは、政府につながる人たちへの「えこひいき」に学生たちが怒ったこと。
治安部隊が実弾を使い何人もの市民が撃ち殺された、とか、いきなり逮捕されて拷問を受けた人がいる、とか。全て報道されている。
死者がかなりの数になってもデモは収まらない。
そして、ついに首相が国外に脱出した。
まあ「普通の」国はこうなんだよな。
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ギャラはドルにしてもらえないかなあ

2024-08-05 13:23:41 | 丹下一の泡盛日記
日曜日はお仕事へ。
7月は新版「小栗判官・照手姫」から始まって3本も好きなことやる舞台が続いて。
その間に演劇講座なんかもあって、充実している。
もちろん世間の様子を見たり、自分の年齢のことも考えると、様々に備え、まあ心の準備みたいなもんだけだけど、も必要かもと。
お金持ちたちが「円安」というか「円弱」を想定していて、みんなの準備が整ったから「急激な」円安が起きているわけで。
150円超えているのに円高、とか、こないだまで急落で騒いでいた金額じゃん。
どうせ属国なんだからギャラも全部ドルで支払って貰えばいいのに。
今年も後4ヶ月。そして来年の話もちらほらと始まる。
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北海道の振り返り稽古

2024-08-04 07:15:46 | 丹下一の泡盛日記
土曜日は横浜の稽古場でプレイバッカーズの振り返り。
先日の北海道公演の映像はすでに配信されていて、その4本のストーリーと最後の「締め」の部分を深く検証。
もちろん稽古は朝9時から。だって学校での公演は8時半には入ることが多いくらいだもの。
ここまで掘る稽古はひさしぶりと思いつつ、演出チームにしっかりリードされて15時で終了。
ぐったりした、しているはずなんだけど、さまざまなポイントが明確になってスッキリした。
そしてメンバーで暑気払いの居酒屋飲み会へ。
いい稽古の後の酒のうまいこと。
飲み会を「早退」して、夜は中華街で新版「小栗判官・照手姫」の打ち上げで、またまたガッツリ飲む。
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オペラ「トゥーランドット」

2024-08-04 07:06:19 | 丹下一の泡盛日記
金曜日はカレーを食べてから歯医者へ。
北海道に着いた夜、懇親会で食事中に歯の詰め物が取れてしまった。
飛行機に乗った後は撮れることもあると聞いていたので、やはりと思いつつ。
この歯科がある病院で生まれたので、途中で産土のお宮にもお参り。
他の予定は何もないのだけどあまりの暑さに早々に帰宅。
南の国に出かけて、これくらいの気温でも勇んで街を散策していた気力はもうない。
それでも録画しておいたウイーンで上演された「トゥーランドット」を見てものすごく刺激を受ける。
映像の使い方が素敵で、そしてトゥーランドットは4体の「過去の亡霊」に取り囲まれた「引きこもり」。
新鮮だった。
もっとも東洋に新たな価値観を「教えてあげる」西洋、という構図には辟易させられるけど。
こういうオペラを日本で見たいけど、チケット代はとんでも無いことになるのだろうなあ。
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レバノンのバーで飲みたい

2024-08-02 07:40:35 | 丹下一の泡盛日記
オリンピックの開会式の選手団を次々に見ていて、行ったことのある国などが登場して、幸せそうに盛り上がっている若い選手たちを見ると胸に迫ってくるものがあったりするのは、「年」のせいか。行ったことがなくても何かしらの「ご縁」がある国も同様で。
15年以上前だけど、東京でウイスキーを使ったカクテルのコンクールがあった。優勝したのはレバノンのバーテンダーだった。
レバノン、特に首都のベイルートは以前「中東のパリ」と呼ばれたおしゃれな街だったそうだが、20世紀後半は国中が戦果に見舞われていて本当に悲惨だった。敵も味方も、国境も何もあったものではない状態。
21世紀に入ってからも難民キャンプが攻撃を受けたりしていた。
その戦果の中、南部を旅する劇団の話からヒントを得て、避難した防空壕で一夜を過ごす少女たちが演じる「サロメ」と言う台本を作って上演させてもらったこともある。
レバノン、ベイルートと聞いて「バーで飲める!? どんな環境で?」と考えたくらい。
「大丈夫。今は本当に平和になったんだ。中東のパリが戻ってきてる。ベイルートの僕のバーに来てよ」。
「必ず行く」と言ったからには、いつか必ず行く。
イスラエルからのミサイル攻撃を受けたレバノンの映像を見るたびに彼のことを思い出す。

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パリ五輪開会式が素敵だ

2024-08-01 11:35:38 | 丹下一の泡盛日記
パリ・オリンピック開会式が素敵だ。
セーヌ川を中心に周辺の建物を使う壮大なイメージ。
パリという街はセーヌ川の中洲、シテ島の砦から始まったという話も思い出す。
「カルメン」の作曲者はフランス人だったよね、とか。「自由の女神」ってフランスが作って送ったんだよ、とか。映画ってフランス人が発明したんだよね、とか。
さまざまな自己主張もすんなりと受け入れられる。
アフリカ系の女性が国旗を纏って国歌を歌う演出も、見方を変えればあざといとも言えるけど、実現できることがまず素敵だと考える。
欧州のフランスだけが「フランス」では無い、という大きな自負。大英帝国を意識したのだろうか。下手をすると植民地主義の再来とも捉えかねられないが。
川(水)の中から女性たちの銅像が現れる演出も美しい。
文化のレベルの高さを国家が自覚して、こんな演出が実現できるのが羨ましい。
先日の東京五輪の開会式のしょぼさは、あまりにもひどい今の日本の現実の一部だ。
もちろん日本の文化だって深く大きい。ただ開会式を司った政治家や役人たちが伝統的な日本の文化に触れたことななく、理解もしていないのだろう。
個人的にはルーブルで見た「あの絵」の姉妹の顔だけが水上に出ていたのが、ちょっとエロくてフランスらしさを感じてしまう。
だって水面下でお姉ちゃんの乳首つまんでるんだよね。
夕方は雷雨。
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