泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

パリ五輪開会式が素敵だ

2024-08-01 11:35:38 | 丹下一の泡盛日記
パリ・オリンピック開会式が素敵だ。
セーヌ川を中心に周辺の建物を使う壮大なイメージ。
パリという街はセーヌ川の中洲、シテ島の砦から始まったという話も思い出す。
「カルメン」の作曲者はフランス人だったよね、とか。「自由の女神」ってフランスが作って送ったんだよ、とか。映画ってフランス人が発明したんだよね、とか。
さまざまな自己主張もすんなりと受け入れられる。
アフリカ系の女性が国旗を纏って国歌を歌う演出も、見方を変えればあざといとも言えるけど、実現できることがまず素敵だと考える。
欧州のフランスだけが「フランス」では無い、という大きな自負。大英帝国を意識したのだろうか。下手をすると植民地主義の再来とも捉えかねられないが。
川(水)の中から女性たちの銅像が現れる演出も美しい。
文化のレベルの高さを国家が自覚して、こんな演出が実現できるのが羨ましい。
先日の東京五輪の開会式のしょぼさは、あまりにもひどい今の日本の現実の一部だ。
もちろん日本の文化だって深く大きい。ただ開会式を司った政治家や役人たちが伝統的な日本の文化に触れたことななく、理解もしていないのだろう。
個人的にはルーブルで見た「あの絵」の姉妹の顔だけが水上に出ていたのが、ちょっとエロくてフランスらしさを感じてしまう。
だって水面下でお姉ちゃんの乳首つまんでるんだよね。
夕方は雷雨。
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