泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

ミーソン遺跡、刺激に満ちていた

2017-04-14 09:19:05 | 丹下一の泡盛日記
同行者が「遺跡の夜明けを見たい」というので現地ツアーに参加した。
朝4時に宿が用意してくれたお弁当を持って出かける。
4時半にバスに乗り込みジャングルの中のミーソン遺跡へ。
到着していたらすっかり夜は明けていて同行者の意図とは違っていたのだけど、気持ちのいい時間になった。
この遺跡の名前は記憶の底にあった。
10年前に研究者が「久しぶりに来たら観光客がいて驚いた」とレポートしていた。
その観光客となってガイドに連れられて歩く。

この遺跡はヒンズー教の人々が暮らした跡。
彼らは今も多民族国家ベトナムの1%を占める少数民族として(かつヒンズー教徒として)別の場所で生きている。
様々なことが未だに不明。

インドシナ半島最古のヒンズー系の文字だそうな。
以前タイのアユタヤの遺跡を訪れた。
あそこは仏教なんだけど、なんか雰囲気が似ている。
(専門の方、スミマセン)
インドシナ半島全体、またはかつてのクメール王国の幻が頭の中に立ち上がってくる。
ガイドの方が寺院の構造を説明して下さったのもありがたかった。
幾つか残る「寺院」は代々の王が建てたもので、一つ一つの規模の違いがそのままその王の権勢の大きさにつながっている、そうな。
また、3つ並んだ建造物の再奥、中心にリンガが据えられた祈りの場には「施主」の王族は入れず、司祭のみが入った、というのも興味深い。
山と水、南北の方向の意味、など実に刺激に満ちた小トリップとなった。

バス乗り場に戻る途中、こんな出会いも。
カメレオン、野生の、初めて見た:)
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ホイアンの「静かな」茶館

2017-04-14 09:10:04 | 丹下一の泡盛日記

今回の旅ですっかりホイアン好きになってしまった。
車の乗り入れが禁止されている中心部の静けさの中にある通りに、さらに静かな場所がこの茶館。
中華文化圏で茶館で茶を飲むのが楽しみの一つ。
横浜の中華街にも一軒有りしばしば外部とは別の時間を楽しむ。

素敵な言葉が掲げられている。
実はここは聴覚障害者の方たちに運営されている茶館。
まあベトナムなので茶館というより茶店、なのだけど。

このブロックを使ったり、筆談の用意があるが、メニューを指差したり、身振り手振りで問題ない。
ここのトイレも簡素だけどセンスのいい空間。
トイレが美しい店は間違いない。
お茶のお代わりを楽しみながら静かな時間に浸った。
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ベトナムご飯は本当に美味しい

2017-04-14 00:18:12 | 丹下一の泡盛日記
「ベトナムのご飯は美味しいよ」とさんざん聞かされていたし読んでもいた。
今回、早朝ついたサイゴン空港のラウンジで乗り換え待ち。
本場のフォーがあって一口食べて「!」。
美味しくて炒飯やらお粥やら全部味見した。
とても美味しかった。
ヌク(ニョク)マムもパクチーも大好きなので: )
身体喜ぶ。
その後も旅の最中に様々食べた。
もちろん観光客が食べられる範囲だけど。
本当に美味しかった。
ベトナム米も初めて食べたけど、これはこれでおいしい穀物と認識。
ご飯と空芯菜の炒め物だけの組み合わせが美味しくて食べ過ぎたくらい。
ベトナムの人は美味しいものを知っている。
舌のレベルが高い。
そして、1000年中国に支配されたこの地域/国のオリジナルは何だろうと考え続けるようになった。
一つには生野菜をふんだんに使うこと。
漬けだれが店によってそれぞれで、これがかなりなポイントに思える。
また生の唐辛子が添えられるのだけど「本体」はスパイシーなことは無い。
で、帰国して、試してみた♪


バインセオは卵が多すぎてオムレツになっちまった。
左にあるのは海老の蒸し餃子。
この中身の調合はこれからの研究課題だ。

買い物は大抵がこういうところでしている。
調味料も仕入れてきたので今度使ってみるべし!
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