泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

広州から「天使の歌声」

2012-12-20 16:37:21 | 丹下一の泡盛日記
昨日、寒いのでラーメン。


にんにく、しょうが、ねぎといくつかの野菜でスープをとり、味噌と豆板醤を溶いた。
唐辛子をみじんに刻んでふりかけて。

夜はこもれびの稽古。
作・演出の井村昂さん、保高史子さん(演出助手+歌唱指導)に加えて石丸だいこさん(ダンス振付け)と花柳輔礼乃さん(日本舞踊振付け)も。
5年続いているこの市民ミュージカルは年末年始に本番が設定されるので、その年の最後の仕事になることが多い。
その回ごとに思い出の歌やダンス、曲がある。
それらの楽曲に絡んで、ふと思いだされることも。
終了後、先に帰った石丸さん以外の「いつもの4人」で食事+酒。(いつもは酒+食事だが井村さんが風邪気味で)
珍しく突っ込んだ話題になった。
まあ、自分が振ったんだけど。
で、結論は、花柳さんが真面目な顔して「女は怖いのよ」。

昨年秋、南京で一緒に舞台に立ち、今春広州にワークショップで招いてくれたPTカンパニーの若手のCとDから素敵なバースデー・プレゼントが。
二人が歌う“Happy Birthday"と「お誕生日おめでとう!(ここだけ日本語で)」とメッセージ♪
こういうのが携帯アプリで送れちゃうんだもんなあ。しかも無料で。
「ありがとう!」と返信したら「広州タワーの最上階で夜景を見ながら録音したの。天国からの歌声よ~~♪」と夜景と彼らの写真も送られて来た。
天使の歌声だったのか(^o^)

南京での深く厳しい時間を共にした後、毎夜大学の池のほとりで彼女たちと過ごした。
彼女たちは自分がたくさんの中華曲を知っていることに驚き、いくつかを歌ってくれた。
大好きな「北京一夜」を「南京」に置き換えて一緒に歌ったのも忘れられない。
来年8月に再会できるかも。楽しみだ。

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そして今夜はこもれびの稽古♪

2012-12-19 14:23:12 | 丹下一の泡盛日記
昨夜は真夜中までまったりと「もの思ふ」。
先日見たドキュメンタリーである劇作家・演出家が「まだ”これだ!”という作品を創れていない」と語っていた。
彼はNHKのドラマも書き、舞台でも代表作といわれる作品を書いている。

もちろん彼の言うところはよくわかる。
そして、自分はその逆の気持ちになる。
今年は金沢のオペラと「天女神楽その9」の2本を上演することができたからだ。
どちらも自分にとって新しい地平に足を踏み入れることができたと納得できる作品だ。
オペラは大きな空間でたくさんの人と一緒に2年かけて造り上げることができた。
「天女神楽」は小さな空間で少人数だけど、10年の時間が大きく花開いたもの。
自分の世界は小さいものかもしれないが、この2本は自分のキャリアの中で特別なものになるだろう。

もちろんプレイバックでも朗読でも幸せで特別な時空間を仲間たちと共有した。
そして気がつけば、それらは全て今年の後半。
前半、4月の幸せな香港でのワークショップや神宮外宮の舞台などはもう「去年」のことのような気持ちだ。
幸せな1年を走り抜けて来たことに感謝の気持ちがわいている。
自分の力などはたかが知れている。誰かに支えられての1年だ、と。

昨日は誕生日だったのでフェイスブックに世界各地からメッセージをいただいた。
遠いところではボツワナやチリ、ブラジル、スエーデンからも。
一人一人の顔が浮かび波動も蘇る。
みんな、また会いたいなあ。

今年もあと2週間をきった。
仕事の本番も稽古も残っている。来年に向けての事務仕事もたくさん。
それでも何かが静かに閉じていく気持ちになるのは日本人だからだろうか。
で、今夜はこもれびの稽古。
楽しみだ♪

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今年最後のパフォーマンス

2012-12-19 01:31:25 | 丹下一の泡盛日記


東洋大学でのパフォーマンス~打ち上げから終電で帰宅。
自分にとってもプレイバッカーズにとっても今年最後のパフォーマンス。(仕事はまだ続く♪)
あきちゃん(小森亜紀)のコンダクティングはますます冴えている。
そのおかげか、いきなりめちゃくちゃ深い、そして「命と死」にまつわるストーリーが続く。
普通ならそのどれもが90分のパフォーマンスの最後に飛び出してくるようなストーリーばかり。
それが5本続いた。
まあよく乗り切ったもんだ。

この日が自分の誕生日であることを観客の誰も知らない。
なのに、ある女性が出産のストーリーを語り、子どもの役に自分を選んでくれた。
赤ちゃんがお腹から生まれてくる場面を、誕生日に演じるとは思わなかった。
母親役のりかちゃん(川島理果)に後ろから抱きかかえられて、本当に赤ん坊の気持ちになったようだった。
まあこういうことはよくあるとはいえ、やはりスペシャルなことだ。
そして震災の話も。

終わるとさすがにぐったり。
クロージングも椅子にもたれかかったまま。そのまま眠りたいくらい。(もちろん眠れはしない)
外に出ると雪が降りそうな寒さ。
その中を駅まで歩くうちに猛烈な空腹が襲ってくる。
本番前に、空腹ではなかったのだけど念のために軽く食べた。
そんなことはふっとんでしまっている。
すでになじみとなった店に入るなり勝手に熱燗とおにぎり頼む。
例によって座る場所が、などとみんながうろうろしているうちにささっと飲んでがつがつ食べる。
そうでもしないと悪酔いしてしまうこと必至な体調だ。

おかげでちょっと取り戻す。
このストーリーたちは何だったんだろう。
メンバーたちも同様に感じている。
何度も立ち会って下さっているS先生も「今日はなんかすごかった」と。
ばくばく食べて話すうちに身体のふしぶしが緩んでくる。
いいパフォーマンスの後の幸せな状態。
一年でこんな状態そうそうあるもんではない。
ああ、こんな時に一人でいたくない。
かといって誰とでも一緒でいいと言うわけではない。
こんな自分の横にいてくれる人はなかなかいない。。。
まあ仕方なかろう。
りかちゃんが電車の途中まで付き添ってくれる。(メンバーたちは「今夜こいつは危ない」とちゃんとわかっている)
帰宅して風呂。(これしないと本当に危ないもの)
そして今年を振り返りながら飲んでいる。
AMラジオのようなiPhoneから流れてくる音。
歌詞の一つひとつ、ピアノの一打一打の音が身にしみる時間。
渦を巻くようなこの数日のゴールはここだった。
両親に感謝。
僕をこの世に送り出してくれて本当にありがとうございます。



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来年も楽しみだ♪

2012-12-18 11:48:12 | 丹下一の泡盛日記
選挙の結果が確定。自分も朝新聞を買って読んだ。
民主は壊滅的な敗北だ。
まあ当たり前だろう。
そして大勝した自民党の得票そのものは低い。漁夫の利の勝利だ。
さてどうなるかなあ。

朝から出かけたのだが、ちょうど、その出かけようとする時に電話。
熊野を拠点に世界で活躍する原大樹くん。
天女神楽にも出演してくれた彼が東京にいて会いたいという。
もちろんOK。

午前中の2時間も刺激的な会話だった。
「出会い」というのは不思議で面白い。
そして、自分の中にもっともっとアイデアが湧いてこないもんかと思う。
演劇だけでなく、もっと大きなビジョンで。

夜は中野の稽古場に。その後、新宿で大樹くんと会う。
大好きなロシア料理屋にご招待。
久しぶりに来たけど相変わらず美味しい。
ポーランドの酒、ジュブルフカ(ズブロッカ)で乾杯。
彼のビジョンは大きい。
そして遠くをみつめている。
小学生の時にアメリカで舞台に立つことを夢見て、18歳で達成してしまった。
どころか最優秀の賞も撮り、ドキュメンタリー映画は北米で受賞。
今年は、BBCの特番からそれこそ世界中を駆け巡っている。
そして彼の相談の一つは、自分でも驚くようなビジョン。
さすが大樹だ!
もちろん強く勧めた。なんとしてもやるべし!
もう一つは嬉しいオファー。来年も楽しみだぞ♪

終電ぎりぎりまで話し込んで駅へ。
と、改札口に今まで二人で話していた人が立っている。
なんだろうね、これ!
お互いに「おお!」と騒ぎ、終電に駆け込む。
すごい流れが始まっているのかもしれない。
コメント (2)
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それでも投票しないよりはいい

2012-12-16 16:51:07 | 丹下一の泡盛日記
昨日からたまっていた映像をざくざく観ている。
東北の紅葉に日本って美しいと思ったり、シルクロードに心が飛んでいったりと忙しい。
羊の放牧からテントに戻って飲むコップ一杯の水の美味しそうなこと。
イランは以前演劇祭に参加したくて資料を送ったりしたが未だに訪れる機会が無い。
大学生の頃、父が出張で出かけてたくさんの土産を持ち帰ってくれた。
流行歌手のレコードやうさぎの毛皮のバッグ、アラジンが使ったんですか? というようなランプなど。
この辺の趣味は自分と似ているかもしれない。
そんなことを思いだすような映像。

昨夜から仕込んでおいた蕎麦の実を朝食に。


その後、投票に出かける。
自分の選挙区の候補者は3人だけ。
消去法で選ぶしかないのだが、それでも投票しないよりはいい。
たくさんの人が訪れていたが、ネットでは投票率が低くなりそうだという。
困ったもんだ。
「結局世の中は変わらない」という人もいるが、世の中は確実に変わった。
800円くらいだった健康保険料が30年で21000円を超えている。
民主主義は100人よりも101人がYESと言った方をとる。
だから投票率が低いと組織票を動員できる人たちが当選する。
政治家の仕事は税金の使い道を決めること。自分も払わされている世界的にも高額な税金の使い道を彼ら一握りの人たちが決めてしまうことになる。
向こうからは無視、というか意識もされていないだろうけど、少なくとも「ちゃんと見ている」ということだけは意思表示しておきたい。

野菜スープの残りで味噌ラーメン。
豆板醤がたっぷり入っている。


今日はごろごろしつつ、積んでおいた分厚い本に向かい合う。
大阪駅で衝動買いしてしまったやつだ。
そして明日からはまた走り出す。
仕事だけでなく今年はなぜか忘年会が多い。
再会が楽しみだ。
不義理をしている方にも連絡とってみようかな。




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リセットの日

2012-12-15 23:36:09 | 丹下一の泡盛日記
昨日のプレイバックのストーリーでとてもしょっぱい食べ物の話が出てきた。
なぜかそれが身体に残っていて、その時からしょっぱいものが食べたくて、お昼ご飯はこうなった。


生卵と納豆に紅ショウガをまぜてご飯にぶっかけて♪
しょっぱいものが欲しかったのだけど。寒いからかなあ。

休日と勝手に自分で決めているのだが、仕事の電話はかかってくる。
その対応以外はひたすら家のリセットに費やす。
夏のオペラの前あたりからぐちゃぐちゃになっていた部屋がすっきりとしていく。
書類の置き場になっていた二月堂ちゃんもすっきり。
この1年返事ができなかった手紙が出てくる。
申し訳ない。。。お会いする機会はあるだろうか。

テレビではスティーブ・ジョブズのスタンフォードでのスピーチを聞いた学生たちのその後のストーリー。
振り返れば明日は投票。
この3年の全ての責任を民主党に押しつけて自民党が政権に復帰するんだろうか。
憲法改正案の恐ろしさ。
「日本」じゃなくて「利権」をと取り戻し、そして福島だけでなく被災した東北は「水俣」のように見捨てられるんだろうか。
引き取り手のいないわんこたちが殺されてしまうように。
今現在確か、原発は2基しか動いていないはず。
来年にはどっと再稼働するんかなあ。
そして、福島の原発をどうするかなんて話題は消えていくのだろう。

かつて「水と安全はタダだと思っている日本人」ということばを聞いて「そのどこが悪い」と不思議に思った。
「安全が当たり前」の国を素晴らしいと思った。
国際情勢はともかく、日本人自身がその「安全」を裏切ってしまったのだ。
その下地をつくった政治家たちが権力のステージに復活するかと思うとぞっとする。



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休日前夜に見たテレビ

2012-12-15 13:30:01 | 丹下一の泡盛日記
金曜日、東洋大学へ。
先駆的にプレイバックシアターを授業に取り入れている大学の一つ。
プレイバッカーズは毎年授業を持たせていただいている。
もちろん数えきれないほど来ているのだけど、2年ぶりくらいじゃなかろうか来るのは。
震災後初。


それにしても今時の大学ってきれい。まるで新しく建った市民会館みたいだ。
この日は教室で学生を観客としての「公演」。


「コミュニケーション」をテーマにした授業なので(?)、どちらかというと「コミュニケーション」が得意ではない人が集まって来ているような気がする。。。
静かだったけどコンダクターあきちゃん(小森亜紀)のふんばりで最後には素敵なストーリーも出て無事終了。

終了時間は22時近かったけど、オブザーバーで来て下さったS教授とみんなで飲み屋へ。
S先生がこの大学にプレイバックを導入して下さった。
以来、つながりが続いている。
エネルギッシュで飲み屋での「座りがいい」彼女は自分やこの大学出身のいのちゃん(猪瀬隆次)と同世代。
焼酎「百年の孤独」のロックで盛り上がる♪
終電で帰宅。

気がつくと土曜日に緊急の仕事が入っていない。
ので、土曜日はお休みとする。たまにはいいだろう。
というわけでお湯割りに天女神楽団の原美音さんお手製の梅干し入れてテレビなんぞつけてみた♪
いきなり始まったのはNYのアクターズスタジオの公開インタビュー授業。
ゲストはジェームズ・キャメロン。
彼は愛読するナショナルジェオグラフィック誌でもしばしば登場。
呆然とするつもりが真剣に見てしまう。
続けて俳優のコリン・ファース。
こちらも非常に興味深い。
有名無名に関わらずある地平に達した表現者の語り口は非常にシンプルになる。
わかりやすいが奥深くもある。
受け取る側の深度が要求される「コミュニケーション」。
ふむふむと同感することしきり。
気がついたら3時半。
休日前夜のとてもよい時間になった。
それにしても、めったに見ないテレビをつけたらこういう番組。
やっぱりこういうことが一番の「リセット」になるのかなあ。。。

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新宿でお買い物

2012-12-14 13:39:56 | 丹下一の泡盛日記
水曜日の舞台のおかげでスイッチは入ったまま。
起き出すと自然にストレッチしてしまう。体重もじわじわと落ち始めている。
たくさん飲み食いするシーズン前にしっかり落としておきたいなあ。

夕方の新宿に出る。


舞台の仕込みはもちろんデパートの催事の設営のバイトもしていた。大工さんのお手伝い。
なので大工道具は一式持っていた。
その手に馴染んだ道具のいくつかを森の中において来てしまった。
仕方なく新しいのを購入。

南口のビルが消えていて大工事中。
高校生の頃、JRがまだ国鉄だった時代、ここに貨物の新宿駅があり、休みになると貨車からの荷下ろしに汗を流していた。
時折、旅客の新宿駅(一般に新宿駅と呼ばれているビル)の国鉄職員食堂でお昼を食べた。
たくさんの人が歩いているビルの通路に面したある扉を開けると、もうそこが食堂。
ちょっと見ただけでは誰もそこに食堂があるとは思えないような場所で、自分たちだけが秘密を知っているような、ちょっと得意な気分だった。

時間に余裕ができたので軽く食べようかな、温かいものがいいな、と足は自然に西口に向かう。
どうしてここに来ちゃうのかなあ。


小さな椅子に座りコートでふくれあがった男たちと肩をくっつけあって熱いたぬきそばをすする。
新宿のスタンド蕎麦の中でダントツで旨くて安い。
女性と来るような店ではない。「店」というか吹きさらし。
大好きな「場所」だ。
お腹が温かくなって中野へ向かう。
来週末の舞台監督の仕事で、ダンスの場面の稽古。
思いのほか早く終了。さっさと帰宅。事務仕事の続き。
夜はtama+(たま プラス)の3人でスカイプ会議。

来年早々に旅が続きそうだ。
お金も無いのにどうするんだろう、という気持ちよりも行きたかった場所、もしかすると今行くべき/出会うべき場所、に立てることが嬉しい。
高校生の頃、新宿の貨物駅でバイトして、九州や東北、中部地方をぐるりとまわる旅などに出た。
あの頃より体力は無いかもしれないが気力は勝っている。
旅先では真の美食や素晴らしい空間との出会いが待っているに違いない。
今年の国東半島の旅で1時間かけて登った山頂のストーンサークルや森の中の誰もいない不思議な神社。
古事記冒頭に登場する姫島。その灰色の黒曜石が露出している小さな入り江を見下ろす岬で案内してくれたあかるちゃんと二人で食べたおにぎりと酒の味。
国東半島の干潟に沈む夕陽(後で調べたらとても有名だそうな)の美しさに驚きつつ、飲んだ酒の。。。あ、酒ばかりだ。。。
その体験は夏のオペラや天女神楽の演出の栄養分となった。これからも何かの時に思いだすだろう。
年末の仕事をきっちりこなして来年を迎えたい。
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寒雲コンサート「生きる」、無事終了♪

2012-12-13 13:47:43 | 丹下一の泡盛日記
台湾出身・石川県在住の歌手寒雲さんと初めてご一緒したのは、多分1999年。
(もうこの辺の資料が手元には無くなってしまった。。。)
石川県(旧)野々市町のFM局主催の年に一度の音楽祭で3年ばかりご一緒。
その後しばらくして週刊誌でみかけてびっくり。
病気に感染した台湾人医師が宿泊したことで閑古鳥が鳴いて困っている旅館に、貯金をはたいて200人を連れて泊まりにいった、と。
コメントに「売名行為と噂されるのが悲しい」とあった。
その頃から彼女自身も大きく変化していったのだと言う。
久しぶりに会う機会があり「人のためにつくすことが結局自分のところに還ってくる」と熱く語っていて、意気投合。
それから高雄の國楽団とのツアーや二胡のフランキー林とのツアー、台湾の伝統歌劇コアヒの東京公演など日本と台湾をつなぐお仕事をご一緒させていただいている。
それぞれのツアーに忘れられない素晴らしい思い出がたくさん。
思い出の数以上に台湾の北にも南にも友人がたくさん。

まあぶっ飛んだ人で、スタッフは大変だと思うが、基本的に一生懸命、善のエネルギーでばく進するので、周囲をマイナスのエネルギーに巻き込まないと生きていけないタイプとは真逆。苦しい時にも笑顔を忘れない人だ。
だからこそたくさんの大きな仕事、それははっきり言って事務的には穴だらけなんだけど、に人が賛同してついてくる。

今回は横浜のみの公演。横浜は初めてでどうしてもやりたかったのだそうな。
楽屋で。


今回は金沢在住のギタリストnaoさんこと松原菜緒さんを中心に奥様のmegさん(わし3オクターブ以上のピアニカ初めて見ました。しかもハモンド社製)、バイオリンの石井泉さん、チェロの高橋さんにピアノの川久保さんを加えたバンドがバックに。
当日初顔合わせのメンバーもいてリハーサルには時間がかかったが、逆に言うとそれだけの余裕をつくってあった舞監もエラい♪
リハーサルから。


本番はやわらかくて引き締まった素敵な音で、寒雲さんののびやかな高音にぴったりだった。
自分はMCと寒雲さんが谷村新司さんから預からせていただいている歌の場面に役者で登場して絡んだ。
男女の様々な関係が登場する4曲から3曲をつなげて構成演出してほしいと頼まれ、リサイタルの中で初演したのは10年くらい前だったか。
自分も出演し、ちょこっと絡んだのだけど、「寒雲に男ができた!」と地元では大騒ぎになったそうな(^o^)
ま、もちろんそんなことはない。地元だからこその熱いファンが大勢いるのだろう♪

今回は着替えが忙しかったが、無事終了。
楽しい打ち上げでうかがった話からまた自分の中に大きな夢ができた。
寒雲さんを通じての新しい出会いが続くなあ。
さ来年のスケジュールの打ち合わせも始まってるし、こりゃあ年末にしっかり飲んで遊んで、そして夢を語りあって栄養つけとかないといかんばい♪
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Mac復活♪

2012-12-12 08:32:34 | 丹下一の泡盛日記
昨日、5時間以上待ってサポートセンターに再び電話。
忘れられていたらしい。
どうも「忘れられる」ことが多いんだよなあ。
「世の中に必要ない人」と言われているような気になる。

サポートセンターのお兄さんは、Macちゃんの症状を話だけでは理解できず、リモートにして画面をみて「絶句」。
「初めてみた状態です」。調べて「前例が見当たりません」。
そこから90分、奮闘してくれた。
状態はかなり改善された。
ありがとうございます。

ようやく買い物に出ることができ、帰宅して仕事の続きをやる前にMacの快気祝い♪


やっぱりMacの方が使い勝手がいい。
以前の仕事で長らく使って来たWindowsだけど、そもそもMacから入ったのだからして。

本番を前にしてスイッチが入っている。
ご飯食べたくない。一応、食べる。

今朝、目が覚めると身体が冷えていたので、生姜を沢山いれた野菜ベースのもやしのスープ。


これから関内ホールへ。
寒雲コンサート「生きる」に出演します。


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