泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

徳島のご飯は美味しかった♪

2014-02-04 11:36:52 | 丹下一の泡盛日記
昨日、徳島で見かけていた資料の映像(アニメーション)を見る。
自分はこの中に出てくる亡霊を舞台で演じる予定。
このアニメではその役の声を尊敬する能役者が担当しているではないか。
あの、それほどの声なのにエフェクトまでかかっている。。。
自分はどんな「こえ」が出せるのかなあ。
エフェクトなんか掛けるわけがない。。。(-_-;;;

積まれている別件資料の本を片っ端から読んでいる。
明治初期、江戸から東京になったばかりの下町の風景が妙に懐かしい。
子供の頃、ちょこっと残っていたような景色が出てくるのだ。

徳島のご飯は美味しかった。
千円で食べられるランチを比べれば、東京都心で外食するくらいお金がもったいないことはないと思う。
もちろんお店の人たちは一生懸命やっている。
地代、諸経費がその努力を追い越しているのが悲しい。
だが大阪は旨いのはなぜだ?

東京=江戸は「入植地」だった。
開拓のための男たちが単身で移住してきた土地。
だから遊女が必要。
当時の男女比は10対1どころではなかったらしい。
遊女を含め女性はものすごく大切にされたそうな。
肉体労働の男たちのための食事は、味付けの濃い、そして「食べられりゃいいよ」。
出しをとるよりも醤油でしょっぱくしたものに。
その「舌」のまま今日まで来ている。

その「舌」を大きく「上回る」アメリカの食べ物が戦後、押し付けられて日本人の舌をめちゃくちゃにしてしまった。
戦後に大量の小麦粉を送りつけ、支援(無料)だと思い込んでいた日本政府に、後にきっちりと代金を請求。
おかげで小学校低学年の頃の給食はパンと脱脂粉乳が基本だった。
中学生の頃はすでに「米が余る」と大騒ぎだったが、まだ給食で米が出ることはなかった。
パンも粉もんも大好きだけどアメリカのファストフードを食べる気にはなれない。
別に贅沢がしたい訳ではない。
子供の頃のような和食。朝は、ご飯と納豆とみそ汁とお新香があれば満足なんだけどなあ。
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柴野さつきさんのサティライブ最高!

2014-02-04 01:39:04 | 丹下一の泡盛日記
徳島での幸せの余韻に浸りつつ、のそのそと起きだす。
洗濯機を2回まわしながら朝風呂。
ほんとにいい身分だぜ。
朝寝と朝風呂。
朝酒は好かんのだが。

発注してあった本たちが届いているのを読み出す。
井村昂さんの舞台のお手伝いで読み込んでおかないといけない。
若い頃にもっとたくさん読んでおけばよかったと思う。
もっと勉強しておけばよかった、と。
時間は戻らないので今、読むしかない。

夜、スパイラルカフェへ。
柴野さつき姉さんのサティのライブ。
尾島由郎さんの「音」とのコラボも。
ライブが昨年奈良での「少年少女」の冒頭で使わせていただいた「グノシエンヌ」1番から始まったので、不思議な嬉しい気分に。
そして本邦初演の「星の子供たち」。
サティらしいきりっとした孤高なおとが続く。
さつきさんの「おと」も切り立っている。
美しい、と聴き惚れる。
自分はピアノの残響音も好き。
そのためにさつきさんの真後ろに席を取った。
同じ音を共有したいという思いもあった。
遠くでは聞こえないであろうピアノの弦の響きにその前の音が加わったような気がして、なんかすごい、と思った次の瞬間、それが尾島さんがシンセサイザーで出している音だと気がついた。
こんな微妙な隙間に滑り込んでくるなんて、さすがとしか言いようがない。
この絶妙なコントラスト。
立ち会って本当によかった。
「星の子供たち」もピアノだからこその「おと」なのに、オーケストラのように聞こえたり。
さすがサティ、そしてさつき姉さんと尾島さんだ♪

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