泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

しめ縄のある仕事場

2013-01-25 12:34:46 | 丹下一の泡盛日記
三輪山から降りて来た夜、寮さんのご紹介で奈良漆塗りの師匠のお宅にご挨拶に。
小さなお家の玄関にしめ縄が張ってある。
「ふうん、奈良ではそういうもんなんだ」なんて気軽に思っていた。
漆塗りに螺鈿の作品、息を飲む。すごい。
こんなところに積んであっていいんですか。。。。!?
そして気がつくと作業場にもしめ縄が張り巡らされている。


この師匠は春日大社など大きな神社からたくさんの注文を受けていて、作業の前に神官がやって来て場を清めしめ縄を張るのだそうな。
その神事の写真を見せてもらった。
話すうちに盛り上がり、仏手柑(ぶっしゅかん)という柑橘類をみせてもらった。
古い盆栽の本にも出てくる日本のもの。


その後、師匠に連れられて近所のスナックへ。
歌いまくる松永さんと寮さん♪

木曜日、お世話になったご夫妻に別れを告げて松阪へ。
本居宣長が「古事記」を奉納したという御厨神社。


松阪には何度も来ているのにここに来ることは無かった。
こういう時間がある時にきちんと向かい合っておかないといけない。


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三輪山に登る

2013-01-25 00:05:21 | 丹下一の泡盛日記
水曜日、三輪山に登った。
長い間「古事記」をテキストに舞台を創っていて奈良に来る機会があるので三輪山に登らなければと思っていた。
念願がついに叶った。
作家の寮さんと夫の松永さん、地元在住の画家Hさんとあかるちゃんの5人で。

三輪山駅で降りて懐かしい風情の小さな商店街を抜けてゆく。
八百屋の干し柿。


あいにくの雨続きで足下はぐちゃぐちゃ。
かつてこの近くに住まいして大神神社の氏子青年会員でもあり、数知れず登ったあかるちゃんに案内を頼んだのだが、彼女もこんなコンディションは初めてだとか。
そして1月中は「初詣」になるのだそうで、たくさんの人が登ってゆく。
あかるちゃん、山頂で参拝の順番を待つ列ができているのを初めて見たそうな。
ここからスタート。


山中は写真撮影禁止。
途中のお滝場からは裸足で登るあかるちゃんとHさん。


ぬかるみの中をゆっくりと降りてくる。
かつての山の思い出が蘇る山道。
時間はかかったが無事下山。


境内には「古事記」に登場する神々の社がいくつもある。
関東にいてはこの空気は決してわからなかった。
奈良に通い詰めてしまいそうだ。





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