マリリン・モンロー最後の告白

昨日、ドキュメンタリーを３本ばかり観た。
始皇帝のものはとても勉強になった。
２００２年に「じょふくさん」を書いた時にそれなりに調べたのだが、１０年経つと新しい「事実」がたくさん。
非常に興味深かった。
１０年前には弩（ど／矢を射るための武器）の映像が見つからず海外の博物館で実物を見つけた時には興奮した。
そんなことも今では昔話になった。
なんたって映画「レッド クリフ」にも普通に出てくるんだもん。

最後に「マリリン・モンロー最後の告白」を観た。
大好きな女優だ。
そしてせつない。
彼女も典型的な「境界線人格障害」。
このドキュメンタリーにもそれがよく出ている。
「愛されたい」という気持ちが常に全速力で空回りしている。
それは「無限の虚空」のようなもので、一人の人間では太刀打ちできるものではない。

夜は酒を抜いて就寝したので例によって眠れない。
が、かまわない。
一人暮らしの気ままさがありがたい。

今日の午後も事務仕事しながらドキュメンタリーみる。
知らんかった。グリーンランドでイヌイットとして生きてきた日本人がいるなんて。
そしてこの人の顔とエネルギーが知人のテント劇団役者に似ている。
日本を出てグリーンランドに居つき、家族も持ち舟や犬ぞりで狩猟をして４０年生きてきた男。
その息子は別の敬愛する演劇人にそっくり。
二人ともめちゃくちゃかっこいい。
そしてこの頃の日本の若い演劇人には見かけなくなった顔だ。
都会育ちの自分はどうもこういう面構えにあこがれる。
そこで暮らしたら３日で逃げ出すだろうに。