泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

娘2、出陣の朝

2010-02-02 08:29:39 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜、結局かみさんの帰宅を待って4人で晩ご飯。
 雨がみぞれに変わりついに雪になった。
 三浦半島は海流のせいか東京よりも暖かい。都内や横浜市内が雪でも逗子では雨のことが多い。
 都内は大変なことになってるのだろうと想像し、受験生たちは気が気じゃないだろうな、とも。

 4人の晩ご飯は楽しかった。
 娘1が一緒に暮らしていた頃(もう4年も前になってしまった)、受験の準備で塾に通っていた彼女と一緒に晩ご飯を食べる事は滅多に無かった。
 彼女曰く「家の食事ってたまお(自分の事)がつくってくれるお弁当がメインだった」。
 その前はたくさんの高校生たちが出入りしていたので、晩ご飯の食卓には誰かが一緒だった。
 だから4人だけの夕食は珍しいのだ。
 そして4人で旅行した事もないかもしれない、という話になった。
 さんざん一緒に旅行してるが4人だけで、というのは無いかも。
 受験が終わったら娘1の大学卒業前に箱根の温泉にでも行こうかな。

 朝、目覚ましで起きる。
 真っ先に外を見て、雪が大したことになっていないのを確認してほっとする。
 とんかつを揚げてゆで卵をつくり、2種類のサンドイッチ。それにキットカット・チョコレートが今日のお弁当。
 朝食は彼女が好きな水餃子と生姜湯、卵サンド半分。オレンジ。結構食べた。
 駅まで車でおくる。
 娘2「今日は甘いじゃん♪」。
 「受けに行くんじゃない。受かりに行くんだからね」「おうよ!」

 遠い昔(35年前だ)、15歳で受験して以来、こういうのと無縁だった。
 それでもかすかにあの日の事は覚えている。答案用紙の白さと母親がつくってくれた弁当。
 うちの中学校は給食があったので、久しぶりに母親の弁当を食べた。
 試験問題よりもそっちの方が残っているんだから立派なマザコンだ。
コメント
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