泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

This is it に感動

2009-11-25 10:42:19 | 丹下一の泡盛日記
 火曜日の夜、かみさんとThis is itをみようとしたら満席。渋谷に行っても満席。
 で、しきり直して昨夜みた。
 素晴らしかった。愛と勇気をもらった。
 隣のかみさんは泣いていた。
 愛とか勇気ということばを真っすぐに言うことができるドキュメンタリーだった。
 50歳であれだけ動けるなんてと驚くと同時に、自分だってもっと体を動かそうという気持ちになる。

 小学校2年生の体育の時間でダンスがあった。大嫌いだった。というかからだを動かす事がとても苦手だった。
 自由に動いていいと言われても、どうしていいのかわからず、音楽にからだをあわせて、と言われてもなにがなんだかさっぱりわからなかった。
 自由にからだを動かせる人がうらやましかった。

 演劇の世界に入ってからも「自由に動いて」と言われて動くと次ぎにくるのは大抵が否定の言葉で、大抵の演出家は自分が描いている絵の中に役者をはめて行きたいだけなのだった。
 プレイバックシアターの世界ではじめて「自由に動く」快感を知った。
 昨年フランスで舞台の上で自由に動く小さな時間を持った。
 今回の天女神楽では、はじめて自分のソロの場面をつくり紫帆さんのピアノとジョイントした。
 香港でそれを発展させたもののセッションをしようと考えている。
 それは自分の中では「ダンス」ではないし「舞踏」でもない。
 ただのmovement(動き)としか言えないものだ。

 そんな視点からもマイケルの動きは面白かった。
 事前にかみさんと落ち合って野菜鍋の晩ご飯。自分はお湯割り4杯♪
 もちろんこんなすごい映画の後はキックの強いお酒が欲しい。
 二人してショット・バーでウイスキー。
 自分はダブルのロックを2杯。
 心の深いところに大きなエネルギーをもらったのですいすいと入ってしまうのだ。

 今朝は冷たい雨。
 娘2を叩き起こし、弁当を作り朝食に具沢山のうどん。
 事務仕事がたまっているのだが、なんか気持ちがのらない。稽古場でからだを動かしたい気分。
コメント
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