泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

匂い2

2007-04-04 11:24:28 | 丹下一の泡盛日記
 仕事に出かけるかみさんを駅までおくり、軽く犬散歩。昨夜の雨で土の上はパス。わんこたちは公園で走れるものと思って飛び出してくるのだが、今日は君たちの足を風呂場で洗う暇は無いのよ。ごめんね。
 ドラ(正式名はドラゴンスカイマスターという)は、散歩には来なかった。

 巨大とも言っていい腫瘍が全身に20箇所以上もできて、それがつながりものすごいことになっている。むごいものだ。昨夜は、横になってはあはあ言っている彼をずっとなでていた。
 癌は彼がとても長生きした証拠のようなもの。もちろん彼にはなんら責任が無い。いつなんどき、自分やかみさんが同じ状態になる可能性は否定できない。
 かみさんによると血と膿の匂いがすごいらしい。服を脱がせた瞬間吐き気がしたそうだ。あきいこ先生にもらった消毒薬を塗って体を拭く。

 こんなとき匂いがわからないのはとてもラッキー。そんな恐ろしいほどの匂いもまったくわからず、ビール飲みながらドラの頭をなでていた。
 ドラは昨夜リビングの床に大量のオシッコをしてしまったのだが、抗がん剤が入っているので手に触れないよう気は使うが匂いがわからないので、こぼれたジュースを拭くのとなんら変わりはない。
 ま、匂いがわからないのもときには便利なもんである♪
コメント
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