8月6日(月)は、午前8時50分からの議会健康福祉委員会の長野保健福祉事務所等の現地調査の後、午後1時半から行われた第3回県立大学設立準備委員会を傍聴しました。
この準備委員会では、まず最近の大学の状況について、委員である徳永保国立教育政策研究所所長が「人口減少時代における大学の成長戦略」について、委員である中嶋嶺雄国際教養大学理事長兼学長が「国際教養大学での体験から」の報告、事務局から県立大学基本構想への各種団体等からの要望内容や薬学部等のニューズに関する資料説明、委員である上條宏之長野県短期大学学長が「県短期大学の学科の状況」等について提言及び説明しました。
その後、行われた意見交換では、少子化時代等の厳しい時代に対応し成功した秋田教養大学のように既存に求められる企業等の人材育成に貢献する大学の姿や、長野県の新たな産業育成を分析した上で大学の姿を描くべき、「教育県長野」の伝統を生かす時代に対応した新たな大学像を描くべき等々の意見が出されました。
最後に和田恭良委員長(県副知事)が、これまで審議して来たが、全く新しいものだけでなく、既存の短大を改組するなど様々な意見もあり、トータルな形で新しい大学像を考える必要がある。次回は、事務方でたたき台を出して論議して頂くことにしたい趣旨を述べました。
この準備委員会は既に3回目となります。
しかし、論議は堂々巡りで、前進しておらず、秋までの方向性が出されるとはとても思えません。
今日の会議でも委員から、本来は県として一定の姿を示した上で審議を求めるべきではとの意見が出されましたが、私も県が短期大学の四大化を決意した以上、当然、進むべき方向について考えがあって、しかるべきと思います。
その意味で今回の準備委員会の最後で委員長でもある和田副知事から、「次回は、事務方でたたき台を出して論議して頂くことにしたい」としたことは、「堂々巡り」でなく、真に本県にとって必要な大学の姿が描ける提案であることを期待します。
私としても、4大化が結論先にありきでなく、少子高齢化による人口減少社会の中で、どの様な姿か最善なのか勉強し具体的に提案していきたいと思います。
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