たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

長野県短期大学の4年制化に向けて

2012年06月24日 | 長野県議会

長野県短期大学の4年制化に向けた
  懇談会(第4回)が開催されました。


 6月22日(金)、県議会の「県短期大学の4年制化に向けた懇談会」(第4回)が開催され出席しました。
 会議では、まず20日に行われた県立大学設立準備委員会の報告や先の懇談会で資料要求した管理栄養士の県内への就職や平均給与の状況等について県側から説明を受け、薬学部の設置を求めて活動している皆さんからの要望をお聴きしました。 その後行われた懇談では、県立大学設立準備委員会を傍聴した議員から次々と委員の発言からして検討の趣旨が理解されていないのではないか。今のままでは、秋までに方向性を出すのは無理ではないか等の心配する意見が出されました。
 私からは、県立大学設立準備委員会に県から出された新県立大学についての考え方(たたき台)のグローバル社会を生きる実践力の育成など大学の特徴を見ても、さっぱりどんな大学になるのかイメージがわかない。
 新たな大学は設立しても就職率が悪く応募が少ない大学であってはならない。
 県内の事業所や本県にとって将来必要とされる人材育成は「たたき台」からは見えてこない。
 また、設立準備委員会で出された主な委員の意見の中に「予算を考えると工学、薬学、理学はだめ。薬剤師は将来余る。」とあり、過去の発言でも管理栄養士は過剰となる趣旨の発言があったとされるが、薬学部も管理栄養士を養成する学科の設立も県民から要望が出されている課題であり、こうした要望については将来性の予想など具体的なデータを示した上で検討を行うべき趣旨を発言し、県側にそのことを求めました。
 なぜかと言えば、少子化の中で大学間の獲得競争が激しいことは誰もが認識していると思いますが、その競争に新たに参画しようとしている県立大学の姿は、将来的にも絶えうる本県にとって健全な大学であるべきであり、しかも、様々な要望があるなかでは、結論を導き出すためには客観的データに基づき将来展望を示し、丁寧に分析し方向性を出すことが最善な道と考えるからです。
 過去、市議時代に長野市への大学誘致を模索し市議会に特別委員会が設置され検討を行った時、設置すべき大学の学部や学科、教授等の確保について一覧表にし、そのメリット・デメリットについて検討した記憶があります。
 しかし、今現在行われている県での検討は、当然執行部では、そうした分析は行われている上での設立準備委員会での検討であると信じますが、私や多くの県民には、目指すべき姿がどこに行くのか描けないというのが現実ではないかと思います。
 私は、このことを踏まえ今後、本県にとって公的大学の必要性と、その内容は何か具体的な提案を模索して行きたいと思います。
 
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