たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

小学校の読書感想文は意味無し!

2016-09-01 01:19:08 | Weblog
 さて、9月ですか。小中高生のみなさんは、夏休みが終わりました。まぁ、とっくに終わってるところが多いとは思いますが。
 この夏休み期間で思い出すのは、読書感想文の宿題です。今じゃ考えられないですが、俺、小中学校と本読むのも読書感想文書くのも、どっちもめちゃくちゃ大嫌いでした。まぁ文章の上手い下手は別にしてさ、俺、この歳で誰かに強制されているわけでもないのに、こんなに定期的に文章書いてるわけだし、一時期なんか一日一記事書いてたときだってあるわけで(それのなかで10000pv以上達成の記事とかもあるわけで)、本もまぁ、どんなに少ない時でも月3冊以上は絶対読んでるし、(中学はともかく)小学校の読書感想文って、要るか?、って言われたら、要らないと思うのが本音なのよね笑。(いや、ほんとは中学も要らないと思ってるんだけど)

 そもそも、他人の文章読んで、それについて文章書かせるって、かなり高度だと思うんですよ。インプットしたものを、自分のなかに落とし込んで、そこからアウトプットする。そんな高度なこと、その辺の大人だってマトモにできてんの、なかなか見ないっすよ。そら、小学校中学年までの子だったら、「おもしろかった」しか書けないって、普通。
 んでさ、「その理由を書きましょう」とか言われて(このセリフ何度言われたか分からない)、「○○くんが、こういうときに、こうなったら、△△っていったから、おもしろかったです」。いや、一文で終わりやん!!って何回も思ったわ。
 すると、「あらすじを書きましょう」とか言われて、あらすじを書いてると、「感想は?」って言われる。

 その本を読んでいない人にも原理的にわかるであろう「あらすじ」をそれなりの分量(6割くらい?)で書いて、その上で、自分が思った事(4割くらい?)を書けばイイ。
 これを最初に言ってくれ!!そしたら、「むりっ!」って、当時の俺が言うから!笑

 小学校1年生のとき、やたらめったら文章書かされた覚えがあるんですが、「運動会の感想を書きましょう」みたいなことがあったんですね。自分が体感してるので、読書感想文よりはまだ書きやすいと思うんですが。そんときに、俺、自分で言った事、マジで賢い子だったなぁと思ってるんですが、「勝っちゃったから感想書けない。負けたんだったら、来年は頑張ろう、ってことを書けるのに」。つまりですね、俺はもうこのときに、「書ける科学」やってたわけです。だいたいね、君ら(研究界隈の人)、大学院まで来て、研究者までやって、「(論文に)書ける!(申請書に)書ける!!うひひひひ!!!」って研究してるフリしてるの、幼稚すぎるし、遅すぎるんですよ。そんなん、ふつー、小学校のときに卒業するだろうと笑。
 ちなみに、神様は不条理で、俺、小学校1年から5年まで全勝だったんです、運動会。だから、マジ、文章力鍛えられましたよ笑。いや、たいしてマトモに書いてないから、やっぱり、あーゆーの意味ないと思うんだよね。

 ただの感想書けっていうのでもキツいのに、読書感想文はさらにマジでキツいよなぁ。低学年は無理だよ。
 むしろ、そこで親とかでてきて、教育格差でるし、本来的に無理な事をどう誤魔化すか?みたいな術ばっかり身に付いて、読書感想文って、本当に良くないと思うんだよね。

 だいたい、俺も本の感想書く時とかって、何冊か読んだ中の1冊だし、まずそんな習慣がない小学生は無理でしょ。だから、最初はとにかく、本を読むことって面白いんだ、って思えればいいと思うのよね。(実は俺はそれさえ要らないと思うけど)
 小学校1年生とかだったらさ、自分の好きな食べ物いくつかと、どう美味しいか?の一文を書かせる、くらいでいいんじゃないの?これならできるでしょ。

 めんたいこ・・・つぶつぶしてて、からくて、おいしい
 ステーキ・・・にんにくがおいしくて、たべごたえがあって、おいしい
 ポテトチップスのりしお・・・ぱりっとしてて、かみつづけるとじゃがいもで、おいしい

 こんなんのほうが、読書感想文なんかよりも遥かに自力で文章書く練習にもなるし、感覚を伝える練習って大事なのでイイと思うのですが、どうでしょう?小学校教員の皆さん??
コメント
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