たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

飲みに来ないか

2013-02-18 01:46:16 | Weblog
 一緒に何かをしようとする時は、殆どの場合で、能力なんてどうでもイイ。
 もちろん表面上では、こういう力がもっともっと必要だ、とか、この部分の理解が足りなすぎる、とか意見を出していても、心の奥底では、そんなこと以上に、お互いがお互いを優しくしようとする気持ちこそが一番大事だと想っている。

 しかし、優しくするためには能力が必要だ。だから、俺は能力を高めなきゃいけない。
 ただ、それが最終的に達せられなかったとしても、お互いに、想いやりの気持ちで溢れているなら、能力の向上度合いに依ることなく、一緒にやっていける。
 どんなに言葉で汚しあっていたとしても、言葉の節々がトゲだらけだとしても、行動(言動)によって優しくできることが優しさであるし、その優しい気持ちを無駄にさせないように受け入れることも、また、優しさだ。

 いつもムカつくことを言ってくるくせに裏で優しい行動をとってくれていたり、こちらの能力不足のせいで実質的な改善に達することができなかったのにも拘らず「ありがとう」と言いながら無理矢理にこちらの提供を採用していてくれたり。そういう行為の一つひとつを感じ取っているからこそ、険悪になったときに、たとえ不条理であっても、こちらが悪くなかったとしても、『ごめんなさい』と、癪だけど、先に引き下がれる。
 それを一切無視して、ただ、ボスが言ってることだから、とか、立場が上の人に逆らわないようにすべきだから、従っている方がラクだから、とかやっていれば、信頼関係は一切生まれない。

 大切なのはくだらないこのプライドなんかじゃない。っと思えるためには、能力を考慮しない信頼関係とその土台になる想いやりや優しさがあってこそであって、どんなに輝かしい成果や業績なんかよりも、そういう関係性にこそ、価値がある。
 これは、俺が気持ちや感情を一番大切にするから、ってことだけではなく、未来を見つめたときに、実質的にも価値があるんだということを、本当の意味で冷徹な人にも理解してもらいたい。

 遠回りしたとしても、結果にかなり落ち込んだとしても、安心感の高い信頼関係の中で、生活していたいと願っている。

Sukima Switch - 飲みに来ないか(PV)
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