たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

拍手について

2007-04-24 20:59:08 | Weblog
 417さんと龍羅さんが、せっかく来てくれてますから、少しくらいは、関連した話でもしよっかな。まあ、あんま、書いてる時間無いんですが。

 
 今日はプレゼンがありました。去年のキャンパスでも実験のプレゼンがあったんですが、そのときの実験のプレゼンよりか緊張せず、何とか終える事ができました。ふぅ。δ関数ってムズイのね。
 んで、今日のプレゼンは、プレゼンする人が終わると、拍手がありました。担当の先生は、拍手なんて起こるつもりは無かったらしく、ビックリして慌てて先生も拍手してました。

 去年のキャンパスでのプレゼンでも、こんな風に拍手があったのですが、その時の担当の先生は、みんなが拍手をすると、怒りました。理由は、この発表会は義務だからだそうです。みんなが、そのプレゼンを好きで見にきてるならわかるけど、これは義務だから拍手はしてはいけないんだそうです。

 俺、個人の意見だけど、後者の考えはオカシイと思う。俺は、発表するとか前にでてプレゼンするとか意見を主張することって、勇気がいるし難しいことだと、思う。
 プレゼンしたり、意見を言ってる時って、どっかに穴がないか、どっか見落としたんじゃないかって気にしながらやってるはずで、それを乗り越えてるんだから、とても勇気がある行為なんだと思う。まあ、あれだよ、「PKをはずすことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」ってやつ、コナンにでてた(笑)。
 前にでてプレゼンをしてる勇気だけで賞賛されて良いはずで、みんながそれを賞賛し拍手したなら、それは全然間違っていないし、そもそも大学行くことは義務なんかじゃないから、はっきり言って、「義務だから拍手するな」ってのはアホだと思う。率直に言えばね。

 だけど、俺は、ホントにスゴイとも思わずに、拍手なんかしたりしない。みんながしてるから、拍手したりはしません。拍手する人をひとりぼっちにさせないための拍手や、なんで拍手してないの?的なことを言われないための拍手は、くだらないと思ってるから。
 確かに、そんなくだらない拍手ならしないほうがマシだ。だから、あの時のあの場で、拍手するなってのは、結論的には正しいと思うよ。そういう空気だったし、俺はあの時あの場で、拍手してないし(笑)。

 人を中傷する拍手だってある。そこまで残酷にもできる。ホント、使い方や考え方によって、拍手は素晴らしくも悲しくもなる。
 今日、新しいキャンパスの人達が、そりゃ心からじゃなくても、流されちゃったからだとしても、自然に拍手がでて、新しい先生も焦って拍手して、本当に良かったと思った。ホントに大切に、ホントに本気で、みんながみんな、そーいう空気なら、誰かが空気に流されても、誰かが勇気が無くて意見を主張できなくても、それでいいのかもしれない、っと初めて思った。そんな空気なら、いくらでも、修正が効くから。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする