Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

駄目な僕

2016年04月16日 | 日々、徒然に

渾身のアルバム「ペット・サウンズ」が発表当時、世間に認められず、

ブライアン・ウィルソンは、さらに精神を病み、ドラッグに溺れ、

引退同然の状況に。その様子はジム・フジーリが著した

「ペット・サウンズ」(訳・村上春樹)に詳しい。

 

そんなブライアンだったが、

再婚し、ドラッグをやめ、セラピストにかかり、

見事に復活を果たし、ツアーに出るようになる。

その経緯は、ジョン・キューザックがブライアンを演じた

伝記映画「ラブ&マーシー」に詳しい。

 

ブライアン、そしてビーチ・ボーイズの音楽は

ただの能天気なサーフィンミュージックではなく、

もっとスケールが大きくて、しかも深く進化した音楽になっていく。

そうした評価は、たとえば、村上春樹の音楽エッセイ

「意味がなければスイングはない」に詳しい。

 

と、こうした小説や映画から得た知識を蓄えながら、

何年ものあいだ、ふとしたことで思い出しては

「ペット・サウンズ」を聞いていた。

そんな日々を過ごしていたところに、

今回のブライアンの来日公演があったのです。

 

 

 

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