よく「偶然だね」と、たまたま街のどこかで
知り合いに会ったりすると言うこの言葉、果たして「偶然」だろうか。
場所は有楽町。
すっかりキレイになったこの界隈。
打ち合わせのため待ち合わせたのが、
JRの改札口の近くにある吉野屋の前。
キレイになったとはいえ、まだこの吉野屋のあたりは、
そこはかとないやさぐれ感が漂っていて、有楽町で待ち合わせるなら
やはりここだろう。そう思って人を待つ。
やってきた人も自分に負けず劣らずやさぐれた人物なので、
有楽町駅前の吉野屋はうってつけの場所だった。
案の定、彼は一瞬でこの待ち合わせ場所がわかったらしく
良かった良かったと話していたら、向こうからやって来た人が
我々の共通の知り合いの人だった。驚愕である。
「偶然だね」とは行ったけど、果たしてそうだろうか。
有楽町のキレイな街並みに恐れをなして、
みんなついつい数少ないやさぐれた場所に足が向いてしまったのではないか。
だとしたら「偶然」ではない。「必然」である。
と、やさぐれtacoは熟考するのでした。
そうなる運命だったんですね~うひょひょひょひょ。