取材の段取りとか、原稿の修正とか、
構成案の組み替えとか、なんか慌ただしい。
締切が迫れば迫るほど、早くやらねばという強迫観念が。
あまりいい感じじゃないなあと思いつつ、
桂枝雀師匠の本をちょっと読む。
「いらち」でなければはなし家はやっていけないと思うのでございます。「いらつく」ということは、いわば他人さんより先にダレるということであります。フツーのテンポではしんぼうできない、とりあえず次のことをせずにはおられないんですね。(中略)他人さんのダレる一歩手前にダレが予測できて先に何かおもしろいことをしなければいけないわけですね。
(桂枝雀のらくご案内/ちくま文庫より)
ダレを心配するから、先回りして
面白いことをたたみかけていく師匠。まさに芸人だと思う。
ただ、しんどいだろうなあ、とも思う。
今でも、師匠の高座をCDで聞くと、
ものすごいパワーと密度に圧倒されて爆笑させられるわけで。
その「いらち」パワーをうまく使いたいなあと思いつつ、
今日はこんなところで勘弁してあげてよろしくてよ。
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