トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ
「ヒプノティック・アイ」を聞く。
前作「MOJO」から4年ぶりの新作。
この人たちのアルバムジャケットは、
いつも残念なデザインが多いのだけど、
今回のこのニューウェイブ的な感じ。
何を訴えたいのだろう、と思ったりもするけれど、
強度のあるロックナンバーが続く充実作。
この楽器を鳴らさないと、この歌を歌わないといけないという
確信に満ちた曲の数々に圧倒される。ながらで聞くのではなく、
じっくり歌詞カードを見ながら味わいたくなるアルバムというか。
曲数は11で、45分ほどで終わる短さも、いい。
04 RED RIVER
08 SINS OF MY YOUTH
あたりの、ごつくて哀感漂うナンバーがいかにもTPらしい。
特筆すべきはラストナンバーの
09 SHADOW PEOPLE
この粘っこくて組曲っぽい構成がひどくカッコいい。
アメリカを憂えている歌詞も意味深というか。
この新譜、なんとビルボードでナンバーワンになったらしい。
デビューが76年だから、38年目にして初のトップ。
平均年齢60歳をとうに過ぎた人たちだけど、ますますお盛んというか。
まあディランやポール、
ストーンズと比べるとまだまだひよっこなのだろうけど。
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