この湿気、何とかならないものか。
ただでさえやさぐれているのに。ねっとりと
まとわりつくようなベトベトな空気のなか、
原宿まで取材に向かうのでした。
今日は二人の若手声優さんの取材。
仕事への誠実なアプローチに感銘を受ける。
「てやんでえ」と悪態をつくだけで、
自分でなんも解決しようともしない
やさぐれた輩(自分、だ)に
聞かせてあげたい。聞いてるか。
取材が終わり、原宿駅まで歩いて戻る途中、
湿気のベトベト感を
さらに増幅させるような雨が降ってきた。
まるで神代監督の「赫い髪の女」のような、
劇中ずっと降ってる
湿り気と諦めがない混ぜになった雨がじとじと。
いかんいかん。
やさぐれてばかりではいけない。
んもお。この雨め。とすべてを雨のせいにする。