Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

腰とロックよ永遠に

2009年03月29日 | たまには音楽でも
幕張メッセ国際展示場にてオアシスのライブ。
オアシスのライブは初で、しかもオールスタンディングというのも初。
特に腰がアレな自分にとって、
果たして耐えられるだろうか、
と戦々恐々ながらも、幕張メッセに向かう。
整理番号が若かったので、幸い鉄柵に寄りかかることができた。
この柵に寄りかかっていれば平気だろう、と。

が、甘かった。
ライブでいわゆる「タテノリ」というものは、こういうものかと。
バンドが登場した途端、うおー、といううなり声と共に、
ものすごい圧力が自分の身体を襲った。
圧死というのはこういうものかもしれない、と。

幸い、圧死には至らなかったが(当たり前だ)、
ファンにとっては大満足のライブになったと思う。

以下、セットリスト。

01 ROCK&ROLL STAR
02 LYLA
03 SHOCK OF THE LIGHTNING
04 CIGARETTES AND ALCOHOL
05 TO BE WHRER THERE'S LIFE
06 MASTERPLAN
07 SONGBIRD
08 SLIDE AWAY
09 MORNING GLORY
10 AIN'T GOT NOTHING
11 WHATEVER
12 IMPORTANCE OF BEING IDEL
13 I'M OUTTA TIME
14 WONDERWALL
15 SUPERSONIC

ENCORE
16 DON'T LOOK BACK IN ANGER
17 FALLIN' DOWN
18 CHAMPAGNE SUPERNOVA
19 I AM THE WALRUS

01から04までいきなり飛ばすオアシス。
てっきり新譜『Dig out your soul』の曲から始まると思ったら、
トナァ~~イ アマ ロックンロールスタ~
とエンジン全開のリアム・ギャラガー。
01が終わって02のイントロが始まったときは、鳥肌が立つ。

ライブ映像で見る限り、帽子やサングラスをかけて歌っていたリアムだが、
今夜は素顔をさらして熱唱。ちょっとハゲてるぞ、リアム。

オーディエンスのノリの凄さ。みんなジャンプしながら歌っている。
オアシスのライブはみんな歌うと聞いていたが、まさにそう。
それだけ親しみやすいメロディで、
早口だけど、歌いやすい歌詞だということだろう。

新譜からの曲は控えめで、
ヒットパレード的なセットリストは、
ファン歴の浅い人でも充分楽しめる内容だと思う。

あらためて名曲だと思う06と08。
この2曲は正式アルバムに未収録というのも驚きで、
そういえばノエル・ギャラガーの
アコギ弾き語りで演奏された11もシングルのみの発表。
隠れた曲に名曲が多いのもこのバンドの凄いところだ。

必殺の14と15を聞く幸せ。
とくに15のサビの部分にあらためて感激する。

アンコールでは代表曲の16をアコギで歌うノエル。
オアシスファンにはおなじみ。オーディエンスの大合唱が響く。
ラストは言わずとしれた19。
思い切りイカれたジョン・レノンの曲を大事にしている
オアシスというバンドは、筋金入りのロックバンドだな、と。

それにしても、
そこら辺のチンピラ外人にしか見えないリアムの、
観客に媚びを売らない、ぶっきらぼうなソングスタイル。
ただ突っ立っているだけで絵になるところ。

猫背で黙々と歌いギターを弾く、
およそロックスター的なビジュアルとはほど遠い
ノエルの天才的なソングライティング。

きらびやかでノイジー。
サイケでメロディアス。
しかも観客全員で歌える歌詞とリズムの良さ。

オアシスの来日公演はこれまでに何度もあったのだが、
あまりいい評判を聞かなかった。
リアムのやる気のなさとか、気合いの入っていない演奏とか。

以前のライブと比べられないが、
今回は非常に良かったのではと。

鉄柵にしがみつきながら、
しっかり歌わせてもらいました。
おかげで僕の腰は瀕死状態ですが。
ロックと腰よ、永遠に。




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