長崎の原爆投下で思い出すのは、
村上春樹の翻訳で有名な
ジェイ・ルービンが書いた「日々の光」という小説。
第二次大戦時、米国で捕虜となった日本人女性と
アメリカ人将校のあいだに生まれた青年が
戦後、離ればなれになった
母親を探しに長崎に向かう物語。
最後の最後にこの母子は対面するのだけど、
その描写の直前に、突如、母親の長崎での
被爆体験がフィードバックされるのだ。
そのときの描写の恐ろしさといったらなかった。
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今日は8月9日だし、読み返すべきだろうと
家の本棚を探すもなぜか見当たらない。
いつもそうだ。聞きたいと思ったCDが
見つからないのと同じく、
意中の本が見つからない哀しさ。
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