Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

美男美女はお断り

2018年08月27日 | 日々、徒然に

ニール・サイモンが亡くなったという。

享年91。そうかそんな年だったのか、と。

 

アメリカのコメディ映画の面白さを最初に教えてくれたのは、

ビリー・ワイルダーでもウディ・アレンでもない。

もちろんルビッチとかスタージェスとか、

そんなシネフィルが喜ぶような人たちでもなく、

まぎれもなくニール・サイモンだった。

 

「おかしな二人」「名探偵登場」

「カリフォルニア・スイート」「第2章」「昔みたい」

「スイート・チャリティ」「サンシャイン・ボーイズ」

「わたしは女優志願」「泣かないで」

 

と、脚本を手掛けた作品を挙げれば出てくる出てくる。

日本人にもわかりやすい人情喜劇が多かったのも

親しみが持てたというか。

 

基本的には劇作家だし、

日本でもいろんな劇団がよく上演していたから、

何度か見にいったなあ。

特に、下北沢の駅前劇場で見た「裸足で散歩」。

キャパの小さい劇場で、役者の熱演が伝わってきて、

すごく印象に残っている。どこの劇団だったっけ?

覚えているか、Fよ。と、唐突にブログから

当時、一緒に見に行った友人に問いかけてみる。

 

 

映画ではやはり「グッバイガール」でしょう。

奥さん(当時)のマーシャ・メイスンが、

男運のないシングルマザーで、そこに変わり者の

リチャード・ドレイファスがひょんなことから同居することに。

価値観の違いからドタバタするけれど、

やがて惹かれ合っていくわけで、その過程の面白さに唸る。

美男美女のラブストーリーではないところも好感度アップ。

ドレイファスにとってもまさに代表作。

とても楽しい映画を残してくれたサイモン氏に合掌。

 

コメント
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