おお。
何だ、コレは。
こんなモノが目の前に置かれているとは、
一体全体、どういう了見なのだ。
こっち側にとどまるか。
それともあっち側に行ってしまうのか。
まさにそうした岐路に立っているわけで。
しかも、ちゃんとしっかり大瓶ではないか。
以前、滅多に行かないのだけど、
こじゃれた、いけ好かないバーに行ったとき、
ビールの小瓶が出されて、殺意を覚えたことがある。
世界平和のために、ビールは大瓶であるべきだろう。
世間の常識である。大瓶こそわが人生じゃ。
と叫んだかどうかはともかく、
果てしなくチンボツしていく新宿の夜でした。