桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

2008-07-06 | Weblog
昨日は、読売新聞の取材があった。決定前の心境などを聞かれたが、話すというのは自分の中にあるものを確認することかも知れない。社会に帰っての月日を含めて、自分自身の歳月を確認するような思いだった。勿論、勝つ確信の深まる時間でもあった。質問する記者が「抗告をした検察が、殆ど何もしなかったことについてどう思うか」と言う。誰もが検察の酷さを判っているのだ。まあ裁判所は馬鹿息子検察のバカ親的存在だから、何をどう救いの手を出すか判らないけど。午後は茨城守る会の作業日だった。予定では4名ほどでやるつもりだったが、倍の参加で、5時前に終わった。
その後、川上家の6名、花山家の4名を含めて、総勢12名で、連れ合いの実家へ蛍を見に行った。
今年は蛍が多いとの話で行ったが、考えていた以上の蛍が見られた。子供たち5名も喜んでいたが、大人たちも満足した。
暗闇に飛びかう沢山の小さな光、心が優しくなると、思わず言ってしまったほどで、初めて見る美しさだった。
もうすぐ決定。確信と余裕を持って、穏やかな気持ちで迎えられそうだ。