検察官意見書に対して、これまで何回かの批判を書いてきた。余りにもひどい内容だと、その記載を読んだ人は思うかもしれないので、まあ褒めるわけではないが、それなりに説得力のある部分があることを、今回は書いておきたい。
俺は、あのとき、早瀬四郎の現場見取り図を使った誘導で「自白」を作った。その調書を見ながら聞いてくる早瀬とともに「自白テープ」の録音を行ったのだ。
それが、今度の再審で開示してきた10月17日付け自白テープでは、録音を再生して聞いた後「何か訂正は無いか?」と聞く早瀬に対して「実は助かりたいと思ったので言えなかったが」として「私が首を絞めました」と、その状況などを話したことになっている。これを捉えて「録音時に自ら話したことで、誘導のない証拠だ」と言う。
これ、なかなか鋭い指摘だ。検察官は、やはり優秀な頭脳を持っている。
この指摘を読んで、俺は警察が自白テープを改ざんした理由を理解した。まさにここにある。「自ら自白した、誘導してない」と証明しようとして行った細工なのだ。
既に書いたが、このテープには三回目の録音を示す痕跡がある。俺は新品テープを器械に装着した深沢の動作を記憶している。目の前で箱のセロハンを切って取りだした姿を覚えている。何で三回の痕跡があるの?使いまわしなの?
俺の録音の記憶は、このテープとは違っている。
先ず、10月17日では無い。19日に行った。もちろん、録音には「10月17日」と語られているし、内容も17日である根拠(19日には消えている登場人物がいるように語られている。従って、19日では無い)もある。では、なぜ俺の記憶が19日で強く印象されているのかだ。
この17日付けテープの前半部分、聞きなおして「何か訂正は無いか?」と早瀬が聞いてくるまでの内容は、間違いなく17日のもの。そして「言えなかった」として訂正する部分は19日のもの。これも間違いない。
正しいのはどちらだろう、検察官?俺?
このテープを鑑定した中田氏はテープの切断痕も指摘する。まだまだ隠されたものがテープには存在する。
なかなか鋭い検察官の指摘ではあったが、その結論的部分はまずかった。こうある「強制、誘導、誤導、偽計、長時間の取り調べなど不当な取り調べが無かったことは、取り調べに当たった警察官が供述しているほか、強制や誘導もないのに供述する録音テープや留置房の出房入房時刻回答などで明らかである」と。
残念!(ギター侍、いたね)
その警察官たち、偽証が明らかになったよ、17日付け録音を「やってません」と証言してる。
録音テープ、改ざんされてるんだよ!
出房入房回答書って、捜査報告書にある取り調べ時間と食い違ってるんだよ?
検察官が信用性の根拠とする部分は、総てが嘘、偽計と論破されている。せっかくの鋭い指摘も嘘を根拠にしては説得力は無いね。惜しい!
裁判員である皆さん、あなたは検察官の指摘に軍配を上げますか?
それとも俺の指摘に軍配を上げますか?
14日、門野さんはどうしますか。ご注目ください。
俺は、あのとき、早瀬四郎の現場見取り図を使った誘導で「自白」を作った。その調書を見ながら聞いてくる早瀬とともに「自白テープ」の録音を行ったのだ。
それが、今度の再審で開示してきた10月17日付け自白テープでは、録音を再生して聞いた後「何か訂正は無いか?」と聞く早瀬に対して「実は助かりたいと思ったので言えなかったが」として「私が首を絞めました」と、その状況などを話したことになっている。これを捉えて「録音時に自ら話したことで、誘導のない証拠だ」と言う。
これ、なかなか鋭い指摘だ。検察官は、やはり優秀な頭脳を持っている。
この指摘を読んで、俺は警察が自白テープを改ざんした理由を理解した。まさにここにある。「自ら自白した、誘導してない」と証明しようとして行った細工なのだ。
既に書いたが、このテープには三回目の録音を示す痕跡がある。俺は新品テープを器械に装着した深沢の動作を記憶している。目の前で箱のセロハンを切って取りだした姿を覚えている。何で三回の痕跡があるの?使いまわしなの?
俺の録音の記憶は、このテープとは違っている。
先ず、10月17日では無い。19日に行った。もちろん、録音には「10月17日」と語られているし、内容も17日である根拠(19日には消えている登場人物がいるように語られている。従って、19日では無い)もある。では、なぜ俺の記憶が19日で強く印象されているのかだ。
この17日付けテープの前半部分、聞きなおして「何か訂正は無いか?」と早瀬が聞いてくるまでの内容は、間違いなく17日のもの。そして「言えなかった」として訂正する部分は19日のもの。これも間違いない。
正しいのはどちらだろう、検察官?俺?
このテープを鑑定した中田氏はテープの切断痕も指摘する。まだまだ隠されたものがテープには存在する。
なかなか鋭い検察官の指摘ではあったが、その結論的部分はまずかった。こうある「強制、誘導、誤導、偽計、長時間の取り調べなど不当な取り調べが無かったことは、取り調べに当たった警察官が供述しているほか、強制や誘導もないのに供述する録音テープや留置房の出房入房時刻回答などで明らかである」と。
残念!(ギター侍、いたね)
その警察官たち、偽証が明らかになったよ、17日付け録音を「やってません」と証言してる。
録音テープ、改ざんされてるんだよ!
出房入房回答書って、捜査報告書にある取り調べ時間と食い違ってるんだよ?
検察官が信用性の根拠とする部分は、総てが嘘、偽計と論破されている。せっかくの鋭い指摘も嘘を根拠にしては説得力は無いね。惜しい!
裁判員である皆さん、あなたは検察官の指摘に軍配を上げますか?
それとも俺の指摘に軍配を上げますか?
14日、門野さんはどうしますか。ご注目ください。