職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

大きな鎚起銅器

2019年10月17日 | ヤスさん日記
急なキャンセルがあり
ぽっと空いた時間。
今は
90センチで3ミリの厚み
18キロにもなる銅板と向き合っています。
普段なら
大きくても1キロの重さ。
この経験が
私の職人人生にどんな影響を与えるのか
と考えつつ
静かに自分を整える1日。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

もう一人居れば。

改めて
大きな銅板を前に思ったりします。
昔の鎚起銅器では
大きな火鉢なんかもよく作られていて
そんな大きな器は
梃子と二人で
呼吸を合わせながらつくられていた
なんて話も聞きます。

梃子は
打ち手のリズムが心地よく
居眠りした
なんて長閑な話も。

もうひとり居たら
作れる世界は広がる
と思いながら
まだまだ
自分一人の限界と挑戦を
感じる日々なのだろうな
と思う今日この頃。

自分を整えつつ
風フェスに向けての準備を
ひとつひとつと進んでいます。
コメント
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